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アトリエ日記

2017年8月20日 (日)

祭りの後

 それっ シャンしゃんシャン♪

 鳥取市の夏の風物詩「しゃんしゃん祭り」

 14日の一斉傘踊りは、雨の中からスタートした。
 市長挨拶で「雨乞い踊りの祈りが通じて雨になり云々・。」は想定通り。。。。
 アトリエ群団を撮影しにBOSSは今年も怪しいカメラマンスタイルで出かけた。
 毎年記録を更新している踊り手の数。
 若い人のはじける美しさに、傘が廻り、鈴の音も鳴り響く。
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 発見!
   月曜クラスのナナミちゃん。初参加。
 顔をシャンと上げて懸命に傘を廻す。
 雨は小降りからやがて曇りと変わった。
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 またまた発見!
    少年剣士のような水曜クラスのユミちゃん。
 キリリと力強い傘さばき。。。
 この二人の居た「城北連」は、そのシャキッとしたピュアな懸命さで今年の賞をいただいたそうな。
 「リポビタンなんとか賞」なんかいろんな賞があるらしく、たくさんの協賛スポンサーさんからの元気の出そうな名前の賞だった。
 よくやった。おめでとう。
 他にも何人か「出ますっ。」と言っていたのだけれど、何しろ誰がどこやら多勢の踊り手でそれぞれの揃いの衣装の中から、この二人を見つけただけでも奇跡だ。
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 15日は、しばらく滞在された仏様達をお見送り。
 トトロの家の近くの「六地蔵さま」は天然の岩陰の祠で、はるか昔から子ども達を守っていらっしゃる。
 地域内あちこちに点在されるお地蔵さまのよだれかけは、長年近所のお婆さんが手縫いでアップリケなども施してこさえ続けてくださっていたが、昨年98歳の大往生を遂げられ今年は初盆だった。
 お嫁さんが遺志を引き継がれ、新しいよだれかけがこさえてあった。
 
なんとアトリエの小学生スタッフユイちゃんは、その大往生されたお婆さんのひ孫にあたるということが判明。
 お地蔵様がご縁を繋げて下さったに違いなく、不思議であたたかなミラクルだった。
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 家族で仏様のお供え物を蓮の葉に乗せて、川に送り燃えるものは送り火にしてみんなで「来年もおいで下さい。」と手をあわせた。
 
 その夜は花火大会。
 盆の間降り続いていた雨がようやく上がり、会場の河原にはこんなに人がいたっけ?と思うほどの市民と里帰り中の皆さんが花火の夜空を見上げて酔いしれる。
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1708195 今年は子ども達が応募した「因幡のしろうさぎ」なんていう変わり花火も盛り沢山で、「なかなか良かった。」とBOSS。
 
 傘踊りの会場でバッタリBOSSを見つけたアトリエの生徒のお母さんが「トトロ先生は?」と尋ねたらしいけれど、トトロはもう体力的に人混みを長時間歩くことはNGなのだ。皆さんがアトリエの姿を見て健常な身体だと思われることは有り難いけれども。
 花火もアトリエ裏の公園から座って観ていた。
 それでも写真を撮って来てもらって、満足しながら感謝した。
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 16日の水曜日には、盆の帰省中の陸君がアトリエにやって来た。
 彼の最愛のお祖母さんの初盆があったので、いつもより少し長い帰省だったけれど「明日の夜行バスで帰ります。」と。 
 「誰か呼ぼうか?」と連絡したけど、なかなかみんな行方不明で近所のサローラだけが駆けつけてくれた。
 「何でもつくるよ。」とトトロメニューを言うと、「盆のごちそう食べて来たからトトロサンドが食べたいです。」とリクエスト。
 サローラに教えつつ、トトロ特製「元気の出るサンドイッチ」をつくった。
 ハムとチーズとキュウリとトマト。。そして手製のマヨネーズ入り。
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 今4回生の彼は、あと一年「特別支援教育」の専門を学んで専門の資格を取ってから社会に出るとのこと。アトリエでのソラ君との日々が彼の人生を動かした。
 「特別って言えば、それぞれみんな色々と特別なんだけどね。」とトトロ。
 それから、ついにガマン出来ずみんなで絵を描いた。
 「アトリエに来ると、自然に描けますねぇ。」と陸君。
 
 なんだか3人とも傑作が完成していた。
 「味噌蔵と同じで、絵が描ける菌がひしめいてるんだよ。。きっと。」と言うと
 「先生、ここずっとこのままで居て下さいね。」と、マジ顔の彼。
 「わかりました。またおいで下さい。いつでもアトリエだからね。」と約束。
 
 楽しい4時間がたちまち過ぎて、解散のときサローラの方が泣くので驚くと「陸先輩のキモチが伝わって来てしまって・・。」と。
 感性の高い弟子達ばかりだ。元気でいなくちゃトトロがすたる。
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 そして19日の土曜クラス。盆明け再開のアトリエ。
 みんな早めにやって来て、思い思いの満足アート。またいつものアトリエ。
 
 りょうなちゃんの妹ちゃんが「おねいちゃんが入賞しました。」と言うから聞いてみれば、県東部小学生造型コンクールで賞をいただき、次の水曜まで県民会館のロビーに展示中とのこと。おめでとう。
 本人じゃなくて妹がトトロに報告って。。。いいね。
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 高校生画伯コンピ。いつもの空気。見事な作品になって来ている。
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 後半クラスのときは、このコンビ。
 静かなるアーティスト魂を燃やす二人。チャーリーさんとS君。
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 工作完成のS君と、花火完成のエミちゃん。
 みんなの満足スマイル。宿題が残っていることも忘れそうなアトリエ。^^:
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 コンクールも無事終わり、受験生の日々をアトリエスタッフでまぎらわせつつ
きちんと業務をこなすサローラ。
 
 「少しだけ風が涼しいね。また楽しくやっていこうね。」
 「はい。みんなうれしそうでしたね。」
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 あんなに暑過ぎた夏も、名残り惜しそうにだんだんに秋。
 みんなが元気でまた会えることが本当にありがたいと思えた晩夏のアトリエ。

2017年8月13日 (日)

お盆のアトリエ

 台風が迫って来た8月7日、月曜クラスのアトリエは夕方5時からで、トトロは天気図と窓の外を気にしつつアトリエを休みにするべきか。。。やっちゃうべきか本当に迷っていた。

 この日はお母さんのご実家の広島に行っているカノちゃんがお休みで、あとのみんなとナナミちゃんのお姉ちゃんのアヤカちゃんが代替えで来ることになっていた。この前入ったばかりのココナちゃんも楽しみにしているだろうし・・・でも風雨が激しくなったら人命第一でお休みにするつもりだった。
 ところが、みんなが来る時間のあたりに、ピタリと風が止んだ。
 雨もいきなり小降りになった。
 「こんにちは~~~~~~♪」
 この前のときに旅行でお休みしていたカノンちゃん、ココナちゃんが傘をたたみながらニコニコと飛び込んで来た。
 いつもは歩いて来るマオちゃんも、すぐ近くに住むナナミちゃん姉妹もお母さん達が車で送って下さった。
 「ココナちゃんがアトリエあるかなぁ。。と心配して電話をしてきたんだよ。」とマオちゃん。
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 さっそく続きの海底を創りあげて満足そうなカノンちゃん。
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 ココナちゃんはオヤツの時「カニパン」をザリガニに替えて楽しそうだし。。
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 その向かい側で、台風の気圧の変化の影響でいつもの調子が出にくかったマオちゃんもゆっくりくつろいでいたし。。。
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 みんなの作品は夏休みの宿題に出したいらしく、アドバイスし合いっこしながら一生懸命に取り組んでいる。
 最後まであきらめないココナちゃん。
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 ちゃんと5人のアトリエフレンドを特徴をつかんで描いて、あと一息で時間切れになったナナミちゃんは「家で仕上げます。」と大きなビニール袋に入れて大切そうにお持ち帰り。
 
 みんなが帰る頃には予報通り突風大雨になっていて、ご家族がお迎えに来て下さって車に乗るまでにも傘をひっくりかえされながらキャーキャーと帰って行った。
 
 「せんせい アトリエに来れてよかったよ。」「楽しかったね」「うん」
 台風は夜半まで荒れていて、ゆっくりと東の方へと去って行った。
 みんなは平常心で絵を描いた。ちょっぴりはしゃぎながらね。
 2017年の夏の思い出。アトリエに台風が来た日のこと。
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 10日木曜夜クラス。残暑厳しい一日だった。
 絵を描いていたカイキ君が「あ、セミ。」と天井を指した。
 「はーい、みなさん。今夜のゲストはセミ君です。」とトトロ先生。
 地中で7年、地上で数日の一生のうちの一晩をアトリエに来てくれたかと歓迎した。
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 ロマンあふれる絵を描く二人の中学生。カイキ君はゴムで前髪をしばっていたのよね。。。。
 
 サローラは家族旅行で珍しくお休み。この前の吹奏楽コンクールは金賞だったとのこと。本人は居ないけどみんなで拍手をした。
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 みんなの時間が終了する頃、新聞社の盆前体制で残業のマサヒロ記者が滑り込んでトトロディナーを召し上がった。。
 
 のり子さんとカナちゃんも居たんだけれど、夜10時前の年代バラバライケメン勢揃いを記念にパチり。
 ムッチー先生の勤務する中学にショウマ君が通う面白さ。
 「ここではクラスメイトですからね。」とトトロ。
 
 マサヒロ君とシュウヘイ君は25歳になって、トトロ先生と子ども向けではない人生の話もできるから楽しい。本音本心をお互いに語り合ううちに色々な糸口が見えて来るから何かが解決したりしてありがたい。
 中学生たちはその会話を聴きながら育っている。
 「外側についた知識や背伸びした考えじゃなくて、自分の中心にある考えや発見や感動や疑問を話し合うのは、年齢経験あまり関係なくてね。小さい子は見栄やはったりや卑下や余計なものがないから、内側をちゃんと育てるとブレない人間になると思うんだよ。」とトトロ。
 「だから、先生との関係がずーーーーっと変わらないんですね。」と青年たち。
 トトロは誰とでも、本音で正直に優しく語り合おうと思うからいつもどこでも大体おんなじトトロなのだ。
 
 人によって態度を変えたりはしなくて、基本子ども達にでも敬語のやりとりが多い。言霊は大切だと伝えている。
 絵も描くけれど、アトリエの会話も味わい深いものがある。
 ひとつの場面。一言の会話で、人は元気づけられるものだから。
 他人を自然に元気づける言葉のストックを増やしてね・・と伝えている。
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 12日の土曜日はアトリエの盆休み。替わりの日は7月最後の土曜日にやった。
 アトリエ近くの千代川(せんだいがわ)に、15日の花火大会の準備が進められていた。
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 駅前のアーケードには、13日から3日間繰り広げられる「しゃんしゃん祭り」の大傘が出番を待つ。
 アトリエキッズたちの中にも、「傘踊りに出ますっ!!」と張り切って報告する子が何人も居た。毎晩グループ連ごとに汗だくで練習しているらしい。
 傘踊りの盆が終われば鳥取は秋。
 日照りの猛暑をみんなで乗り越え、夏休みもあと少し。
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 トトロは10月のいつもの「ちいさな童画展in米子」の作品を描き始めている。
 
 夜、福岡の陸君から「12日に帰ります。お会いしたいです。」のメールが来た。
 さて、アトリエに花でも生けておこうかな。
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 皆様、良いお盆をお過し下さい。

2017年8月 6日 (日)

月は東に

 まだまだ 暑中お見舞いシーズンが続いている。

 残暑もジリジリ気配の 熱帯ジャングルの鳥取。

 8月2日の水曜クラスは、それでも元気に全員集合。
 色画用紙にダイナミックな花火を打ち上げるミサキちゃん。ドドーーーン★
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 時々ソロンゴちゃんのフォローをしてくれながら、自分のこともサクサクこなす。なんだか成長を感じる夏休みの子ども達。
 だぁれも「暑い」なんて口に出さないところは見習いたいもんです。
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 窓越しに合図をするので出てみると、一輪車とボードに乗ってナナミちゃんとアヤカちゃん姉妹が通りすがりの「せんせいこんにちは~~~~~。」
 寄るところがあるっていいね。見せたい人が居るっていいね。^^
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 ヒメちゃんは、「うさぎの村」を夏休みの宿題作品にするらしい。
 のどかないい絵です。
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 上の前歯2本がめでたく抜けたソロンゴちゃんは 大きな月の中にウサギの家族が住んでいると信じている。
 「だって影がみえました。」
 「そうよ。餅つきをしているのよね。」とトトロ先生。
 信じていることは全部本当なのだから。
 周りの先輩達もニコニコとうなずいてくれているし。
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 この日はウサギの多いこと。ユミ画伯のデザインもニンジンだらけの元気なアート。「ビタミンいっぱいですっ。」
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 5日の土曜日はさらに気温が上がり、アトリエタイムには36度を記録した。
 夏の花はBOSSが家の畑からいただいて来たお盆用の元気なヒマワリやダリア。
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 健やかなグラジオラスのすき間から、絵本のように素敵な描きかけはアヤカ画伯。前回の自分のクラスは納涼祭でお休みしたので代替えにやって来た。
 スゴイことに夏休みの宿題の殆どを終えたとか。
 コツコツと絵を描くのと同様、何でも真摯に取り組む子だ。
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 前半クラスが終わる頃、気温がどんどん上昇していてクーラーもあまり効かず、みんなで梅干しと麦茶を補給して熱中症に備えていたら、この日にアトリエ校区の小学校で行われていた納涼祭方面に向かうピーポーの救急車が通って行った。
 「誰かが倒れてなきゃいいね。。」と心配しながら撮った一枚。
 「とにかく元気でいましょうね。」「はーい。先生もだよっ。」「わかった。」
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 後半クラスの一番に張り切ってやって来た「テンテン君」こと中朴君。
 お父さんも単身赴任先からいらしていて、ご両親お揃いでお目見え。
 いつも感じることは、中国もモンゴルも日本に住まわれていらっしゃる方々の子育ての哲学に、一本芯が通っていて、何よりご両親の連携と協力体制がしっかりしているということだ。
 幼いうちにしっかりと躾をされ、自己責任と自立の芽を育まれる。
 その点は、いつまでも干渉や指図をしがちな日本の親ごさんたちが見習うべきところだと感じている。
 さっそく目的を持って描き進めるテンテン画伯。
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 高校の演劇部の仲間と海に行っていたユキノちゃんは、自転車で汗みずくで駆けつけた。演劇のコンクールの予選を突破したとか。
 おめでとう。
 前半のスタッフ~~を一人でこなしたユイちゃんは、絵を描いてから「サザエさん」の第一巻に夢中。
 アトリエの本棚にはたくさんお宝の本がある。
 みんなは発見して、借りて行く。本はジャンル問わず老子からサザエさんまで幅広くトトロ先生のコレクションの一部だ。
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 ↑ライア画伯は段ボールアート、お試し中。
 ↓ヒロト画伯はいつものように丁寧で楽しい動物の世界とカッパの物語を。
 「トトロ先生の故郷の岩手には河童が住んでる淵があるのよ。」
 「へぇーーーっ。ボクもホントの河童に会いたいな。」
 そんなことを会話しながら描き上げた作品。
 彼の想像力はピカイチだ。
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 所属する吹奏楽部のコンクールを翌日に控えていても、たんねんに水やりをしてくれたサローラは中学最後のコンクールに向かう。
 「三年生としての決意は?」と聞くと
 「後輩達を安心させるよう、声をかけて挑みます。」との返事。
 「そうね。ゆっくり深呼吸して、手を握ってあげるのよ。」「はい。」
 「自分がパニクっちゃわないように、トトロ トトロと唱えなさいよ。」
 「えへへ。いつもそうしてます。^^」
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 そんな会話をしていると、小さいカエル君がピョコっとお出まししてくれたので
 「ほら、サローラがんばれーって、出て来たんだよ。」とトトロ。
 「先生 ありがとうございます。ガンバって来ます。」
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 月は東に
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 夕日は西に・・・それぞれの青春を包みながら燃えたぎっていた一日が暮れようとしていた。
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 アトリエにみんなが来なかったら、トトロはとっくに目をまわしていたと思える湿度と高温の日々。
 子ども達の方は「どこにも行かない夏やすみだけど、アトリエに来るからいいんだよ。」なんて言う子もいたりするし、お互いに内側の方で支え合っているような厳しい夏だ。
 
 合い言葉は「元気でまた会いましょう。」
 弱音を吐かない子ども達にトトロは伝える。
 「病気やケガをしなければ100点だからね。お水を飲んで梅干しかじってお昼寝しなさいよ。」
 
 「わかった。また来まーす。」
 
 一回ごとに、いつまでも手を振る小さな別れ。
 
 みんなが秋色の絵を描く日が待ち遠しい残暑のアトリエ。
 

2017年7月30日 (日)

夏色のアトリエ

 ほぼ一週間毎に更新しているトトロブログ。

 この暑い夏休みの中、そうそう毎日にドラマチックなことがあるとは限らないと思ったら大マチガイだった。
 
 23日の日曜にマオちゃんのお母さんから「マオのお友達がアトリエに入りたいらしいのですが・・。」と電話がかかって来た。
 ひとまずその子供のお母さんから直接アトリエに連絡されるように伝えていただくことにして、お電話を待っていたら夕方にかかって来た。
 「明日の月曜クラスのときに30分早く親子でいらしてみて下さい。面接をさせていただきます。」と トトロ。
 翌24日の月曜クラスの前にやって来た女の子は、大きな声で「こんにちは。」と挨拶をすると「めんせつって何をするんですか?」と目がキラキラ         
 「絵が好きですか?」「はいっ。大好きです。」「アトリエはどこで知ったの?」
 「友達のマオさんが話していたから、自分も行きたいなと思いました。」
 「違う学校のお友達も居るけど、仲良くなれますか?」
 「はいっ。」
 とにかく嬉しそうで、明るく弾けていて、礼儀正しい子だ。
 好きな動物はウサギだと言うので、アトリエに一番多く住んで(?)いるウサギさんたちを並べて「よろしくって言ってるよ。」と言うと、ニッコリしながら絵を描き始めた。
 「ああ、来てよかった。」とウサギのようなリボンがピョコピョコ揺れた。
 「はい。合格。100点満点。」と、お母さんに伝えて手続きをしていただいた。
 夏色の少女の名前は「ココナ」ちゃん。ココナッツ色の輝きを放つ笑顔が印象的だった。
 こんなに毎日の暑い日射しの中からやって来た夏の精かと思ってしまった。
 
 トトロはさっそく「ココナッツちゃん。今日はおしまいまで描いていいよ。オヤツも一緒に召し上がれ。」と席を決めた。
 「わーい。」3年生の夏。きっと忘れないだろうな、と思った。
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 みんなは新しい仲間が居たので大喜び。
 カノちゃんは、次の教室はお母さんのご実家の広島に行くので、時を惜しんで額縁つきの作品をきれいに仕上げた。
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 ナナミちゃんは、このクラスの4人の仲間を描いていたけれど「よかったぁ、もうひとり描けるスペースがありました。」と、ココナちゃんを描きたしている。
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 この日はあいにくカノンちゃんが家族旅行でお休みだったけれど、新しい仲間を迎えてこの笑顔。
 ますます明るくなった月曜クラス。
 みんなは、ちゃんとそれぞれの作品が出来ているからステキだ。
 
うれしさって広がるのね。
 ココナちゃんは、初めての習い事。
 帰りはおばあちゃんが迎えにいらした。お母さんはお仕事へ。
 「先生、うれしいです。うち、夢みたい。」
 「あのさ、先生はホントはトトロだよ。」と言うと「うん、わかる。」って。
 なるほどね。みんなわかるのね。^^
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   29日土曜日は、今月5回目の土曜日だけど8月のお盆の週の代わりにオープン。
 34度の蒸し暑さの中、前半クラスは全員出席。
 「よく来たね。。」。。。遠い子も自転車の高校生もみんな来た。
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 エリック・カールの「はらぺこ あおむし」を、カール先生のやり方で紙に彩色して切って、貼ることをして見ているりょうな画伯。
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 中高生トリオの熱気。3人とも素晴らしい作品だ。
 完成が楽しみ。
 トトロはタカユキ画伯に廃墟色のパステルを買っておいたのを手渡した。
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 小学生トリオの真剣さ。
 双子の二人は、さっきまで水泳に行っていてシャワーで膨らんだヘアスタイルががんばりの証拠。
 「ここに来たらだんだん元気がもどってきました。」って。。。。スゴイね。
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 この日の健闘はケント画伯。
 梱包材のビニール袋をしばって魚にして、マスキングして目をつけ、箱を海底にした。底の砂はスポンジをちぎった。珊瑚や昆布もゆらめく夏休みの工作完成。
 キリリと。。。こっそり達成のVサイン。やったね。
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 さらに背が伸びたセラ君とトトロ。
「セラ君、アトリエに来始めた頃はトトロ先生のひじくらいだったのにさ。。」
「アハハ。。。」
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 後半クラスは一人だけ納涼祭でお休みだったけど、代替えのユシンちゃんも入れて6人クラス。
 チャーリーさんのお向かいの席で、幸せそうに粘土を創るS君。
 工作が好きだというので、「材料もやり方も自分で考えるのよ。失敗してもいいからね。」とトトロ。
 トトロはあらかじめ創ってあるキットでこさえるのはアートじゃないと思うから、むしろ身近にあるもので工夫するところが面白いと伝えている。
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 このアトリエこんがり大賞の健康少女は岡山から来ているハルカちゃん。
 どうしてこんなにローストカラーかというと、チームで紅一点のソフトボールチームの選手なのだ。日々気合いの声を張り、炎天下での練習に励んでいるそうな。絵はとてもやさしい絵だ。
 この子が居ると。周りも自然に笑顔になる。
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 エミ画伯の「南極ペンギンのかき氷」
 今年の暑さを吹き飛ばす名作完成。「値段はタダですよ。材料はあるから。」って。。。
 いいなぁ南極。・・・みんながそう思った。
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 こちらS君の完成作品。
 かわいいネコたちと、ヘビたち。
 「白蛇は神様なんだよ。」と言うと、大切そうにお持ち帰りした。
 そして、またチャーリーさんと並んで帰って行った。
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 中学最後の吹奏楽コンクールの練習で、少しお疲れのサローラとアトリエ記録を書きながら「いやぁ。。みんな、よくうれしそうに来てくれるよね。」と言うと、「そりゃ来ますよ。つらいときは尚更アトリエに来たいんですよ。」って。
 新しくたて続けに3人も増えて、しかもステキな子ばかりで。。トトロはもちろん、迎えるみんなも活気づいたし、やっぱりアトリエミラクル年中無休。
 きっとみんなが助けてくれるから、もう少しがんばってみようかな。
 会いに来るみんなが居てくれるって、ありがたいことだと思う。
 夏色の子どもたち、宿題はお早めにね。
 まだまだ盛夏。皆様もどうかご自愛下さい。
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     「咲きのぼる グラジオラスに夢ひらく」by トトロ

2017年7月23日 (日)

夏休みの始まり

 19日の水曜クラス。

 外は気温35度。
 午前中にアトリエ応援団の元新聞記者のホンゴーさんが自作のスイカを届けて下さった。
 まん丸じゃない楽しいカタチ。子ども達が喜びそうと思ってのこと。
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 たっぷりと重たい大きな贈り物。
 ミサキちゃんとソロンゴちゃんが抱えてニッコリ。
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 もちろんオヤツのメインはスイカ食べ放題。
 切り口のカタチはミッキーだったので、さっそくアーティストたちは種で目鼻をつけた。
 「これがスイカの皮じゃなくてミッキーに見えるみんなは芸術家なんだよ。」
 とトトロ先生。
 「先生は何に見えるの?」「切る前からミッキーが見えたよ。」^^
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   アトリエ中にスイカの甘い香りが広がって、みんなは見事な作品を仕上げた。
 「ホンゴーさん ありがとう。」ユミちゃんが代表で絵手紙を書いて、トトロはすぐに切手を貼って投函した。
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 パステルアートを進化させて完成し、サインを書き込むソロンゴちゃん。
 一年生らしからぬ傑作だ。
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 彼女にはもう一つステキな贈り物が待っていた。
 
 BOSSの音楽仲間から世界童話文学全集、昭和35年出版の全巻をいただいたのだ。ルビはあるし挿絵はいわさきちひろ先生をはじめ素晴らしい画家の皆さんによる講談社の幻の名作だった。
 サローラとソロンゴ姉妹の家のTVが壊れて久しく、二人はアトリエから本を借りて行ってはものすごい読書量だったので、この全集をもらってほしいと言われた時に二人のお母さんに相談すると「是非読ませて下さい。」とのこと。
 この日届けていただいた全巻を、木曜にお引き渡しすることが出来た。
 トトロも子ども時分に愛読した名作だから、きっと心が豊かになるよとお渡しすると、お礼におっとっとやカルビスウォーターを下さって「サローラがアトリエにはこれと言うものですから・・。」と。何よりのものだ。
 
 こんなに暑い毎日に、重たいスイカや本をアトリエまで持って来て下さる方々が居てくれる有り難さを子ども達に伝えて、「ありがとうだよ。ありがたいんだよ。」と話した。感謝。
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 その木曜夜のクラスは、シュウヘイ君がついにダウンで初めての欠席。
 久しぶりの順子さんは、ご実家のお母様が他界されて、みんなで「御愁傷さまでした。」とお悔やみを言うと、なんとその10日後にご主人のお父様も亡くなられたのだとか。。。ご主人は数年前に亡くなっておられた順子さんは成人した息子さん達や高校生の娘さんとダブルのお葬式に奔走されていらした。
 それなのに、この日猛暑の中アトリエにいらしてこの笑顔。
 トトロをはじめみんなで「順子さんを見習わないとね。」と姿勢を正した。
 
 マサヒロ記者が写してくれたので彼は写っていないけれど、カイキ君の持つニンジンの絵は彼の絵。
 前列のカナちゃんの結婚のプランが決まり、いよいよこうしてアトリエに通う日も残り僅かになった。
 人は巡り会い、それぞれの人生の悲喜こもごもを分かち合い、励まし励まされて生きている。
 お悔やみもお祝いも心から手渡しあって、一人じゃない人生の波を乗り越える。
 「アトリエはいろいろ分け合うところだからね。みんな元気出しましょうね。」と、暑さに弱いトトロは元気そうに言う。そうするうちになんだかチカラが沸いて来る。
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 そんな猛暑の日々の中、先日お問い合わせのあった男の子に連絡して土曜日の後半クラスに来てもらった。
 22日の土曜日は実質夏休みの始まりで、ちょうど中学総体やら部活の特訓でいつものときより忙しい中学生たちがチラホラ欠席して、前半クラスはスタッフユイちゃんも入れて3人だけという涼やかさ。(写真を撮るのも忘れてくつろぎました)
 男の子は後半の時間がつごうがいいということで、お母さんと来てもらい面接も兼ねて実際に体験してもらうことにしようと、みんなに相談して決めた。
 少し話しをしてから入ってもらい、絵を描いてみようということにした。
 本名は「王 中朴(おう ちゅうぼく)君」そうまたもや中国の少年。
 2年生のときに北九州から転校して来て、これからはずっと鳥取に住むとのこと。お母さんもとても感じのいい方で、彼は一人っ子だった。
 「こんにちわーーーーーっ!!」みんなは元気に迎えに出た。
 「こんにちわ。。。」うれしそうな王君。 
 
 「君は何になりたいの?」とトトロがこっそり聞くと
 「恥ずかしいけど、医者になりたいです。」と。
 「恥ずかしくないのよ。夢を叶えましょうね。トトロ先生はたくさんのお医者さまに助けてもらっているんだよ。」「はい。」
 なんてヒソヒソ話しながら絵をチョイと教えると、うれしそうに描き始めた。
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 ユイちゃんは絵のほかに、針と糸で器用にピンチを包む猫を縫った。
 見本を見せたら、ひと針ずつていねいに仕上げて
 「これ夏休みの工作にします。」
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 アオイ君は試合で欠席だったけれど、ライア君とヒロト君が王君とようこそのカンパイ。「よろしくっ。」「よろしくっ。」
 お試しのつもりだったけど、彼の雰囲気がこのクラスに合うと思ったトトロは
 「このクラスに決めますか?」とみんなに聞くと「はいっ。」と全員一致。
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 まるで、ずっと前からアトリエに居たような王君に
 「なんて呼べばいいかしら?」と聞くと「テンテンと呼ばれてました。」と。
 きっと中国では可愛らしい愛称なんだと思い
 「じゃあテンテン君、アトリエの約束を言うよ。みんなも分かってますね。一人残らずハッピーに。。ですよ。」
 「はい。」
 「その為には お互いの思いやりや心配りもつかうからね。」「はい。」
 「ヒロト君は目が不自由だから、ちゃんと気をつけて助けるのよ。」
 「トトロ先生もいろいろ不自由で出来ないこともあるから、みんなで助けてくれているのよ。」
 
 「どう?アトリエ気に入った?」 「はい。すごく。」
 
 みんなは大きな拍手をした。「ようこそ。テンテン君。」
 この日も気温35度。前日は全国二位の37度を記録した。
 
 あたらしい仲間を迎えて、アトリエの熱気はさらにヒートアップ。
 クーラーフル稼働でもジワっと暑い。
 
  また世界が広がった。
 「地球の子ども達がうれしいと、世界は平和になるんだよ。」「はーい。」
 
  夏休みの始まりの日のこと。みんな元気にまたおいで。
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2017年7月16日 (日)

深呼吸

 暑中お見舞い申し上げます。

 北海道まで34度なんて、連日の猛暑は息苦しいほどに日本中をサウナのように包みこんでいる。
 まだ梅雨の明けない鳥取地方も35度超えの毎日の中で時折の土砂降りがアトリエのコニファーをこんなに膨らませてしまった。
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 看板が見えなくなったので、昔手描きした丸い木の天板の看板を玄関前に出してみた。しばらくはこれでみんなを迎えよう。
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 「まるいかんばんあったねぇ。」と喜びながら10日の月曜クラスが全員やって来て、思い切り夏の絵を描いていた。
 「スイカはお母さんが好きなんです。」と親思いのカノちゃん。
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 好奇心旺盛なマオちゃんには、石鹸水で絵の具を融いて水分のある下地の色をパーッと散らして花火を描く方法を手ほどきすると、たちまちステキな作品完成。 
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 この前描いたパステルアートもお菓子の箱を額縁に仕立てて、リボンはカノンちゃんが創ってくれて、はい出来上がり。
 
 みんなの帰る夕方7時過ぎでも、まだ気温は30度超え。
 そんな中をものともせず持参の麦茶を飲み干しながら、アリンコにも気をつけながら、みんなはいさましくニッコリとする。
 
 ガンバレ子ども達。
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 13日の木曜日に、ようやく時間の空いた友人のクマだっちと市場へ行って、あちこちのトトロフレンドや実家や親戚にお魚を発送して、アトリエのオヤツも物色していたら、鳥取名産スイカコーナーに巨大スイカ発見。
 クマだっちが小さくなったんじゃなくて。。。。スイカがデカいの。
 今年も甘くて美味しいらしい。
 これは鳥取県中部の砂地の名品です。
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 15日土曜日、前半クラスのタカユキ画伯はまたもや新作に取りかかる。
 「いっぱい描いておくのよ。あなたの絵はスゴイからね。いつか個展するんだからね。」トトロは彼の背中にエールを送り続ける。彼は背中で答えている。
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 こちらもプロのようなアヤカ画伯。
 「とりたててデッサンの勉強をしなくても、始めからバランスをつかめる人はいるのよね。アヤカちゃんもそうだよ。その感覚は大事にしましょうね。」
 「はいっ。」
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 満足するまで粘土のアートをして、さわやかに手を振るりょうなちゃん。
 片道40分の親子のドライブ。何を話して帰るのかな。。
 先日、りょうなちゃんが新聞にデカデカと書道パフォーマンスの記事に写真付きで載っていたから「見ましたよ。」と言うと。うれしそうだった。
 みんなは時々それぞれの活躍で新聞に載っていて、トトロは全部の記事を大切にしている。「読みましたよ。」と言うためにね。
 本人達は決して自慢をしないから。
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 後半クラスはレギュラーメンバーの欠席が多くて、この二人だけがレギュラーコンビ。
 優しい水彩のタッチが少し似ているな、と思った。
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 ミカちゃんは姉の元生徒ハルカちゃんの誕生祝いのイラストを描いたので額を手渡した。「いつももらうばっかりだから。。。」と姉の為に一生懸命描いていた。
 ユシンちゃんはイスタンブールのモスクを描いている途中。
 教室の途中に入会希望のお電話があって、また後日面接をすることにした。
 男の子のお母さんからだったので、みんなと相談してこのクラスにしようと思った。
 暑いさなかなのに・・・なんだかアトリエは生きているね。
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 みんなそれぞれ思い思いに楽しんで、ちょっと駐車場まで歩くチャーリーさんとS君の後ろ姿は、やっぱり仲間。
 人が見たら、この二人が今しがたまで同じアトリエで絵を描く仲間ってわからないだろな。。。^^>
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 この日はその後に、ミラクルなことが待っていた。
 5月1日に終了したトトロ展のときに、ご注文を受けていた作品がこのほど完成して額装が出来たので、お客様と連絡をとり配達に出向いたのだ。
 あのとき会場にあった「光の弓」という作品をご覧になって「どこかに木漏れ日を描いて下さい。」と。さらに別な絵から子ども達が枝に腰掛けて歌うような雰囲気もご希望だった。
 トトロは個展後、約一ヶ月で期限のあった絵から順番に描いて、小さめの絵などは郵送して、受け取りに来られた方にもお渡しし終えてから、この作品にとりかかっていた。
 土曜日クラスのみんなにだけは、これを観ていただくことが出来たのでよかったと思った。
 「よろこんでいただけるかしらね。」「大丈夫ですよ。いい絵です。」
 みんなの言葉を信じる事にしてアトリエ終了後の7時過ぎに配達に向かった。
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 なんと到着したお宅は「鍼灸・療術 はる治療院」という全身と気持ちを安らぎに導く新しい治療院で、若いご夫婦がいろいろな自然の治癒力を促しつつ、動きにくい方には出張治療もしておられる優しいコンセプトに満ちた場所だった。
 さらに案内されて中へ入ってみると、そこここにトトロ童画がニコニコと治療のお手伝いをしていたではないか。
 
 ↓この子は 不妊治療のお手伝いにがんばっていたし、この他にも絵はがきも入れると3カ所に・・・。
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 そして、この日この絵が玄関に架けられた。
 一年前に新築をされ、奥様のご両親と小さな坊やが一緒のあたたかいファミリーだった。また絵の中に、その坊やそっくりの子が一人居た。
 数年前に、まだ旧姓だったこの奥様がトトロ個展に来られて涙を流してずっと絵を見つめておられたのを思い出した。
 「なにか人の苦痛を受けておられるのですか?」と感じたままにお聞きした記憶がある。それからトトロはこの人の手をずっと握っていた。
 配達に出向いてトトロ童画と再会し、絵の中のこびと達がどんな役目をしているのか実際に見ることが出来たおかげで、こんなに暑い毎日でも描き続けようと思うことが出来た。
 題名は「緑の深呼吸」
 絵は「本当に想像通りです。緑っぽいものにして下さいとお電話しようと思ったんです。」とのこと。・・・・よかった。
 ありがとうございました。
 
 きっと、この治療院でたくさんの方がお元気になられることだろう。
 このお届けで、トトロの春の個展の全てが終了。
 やっぱり最後まで、ご縁のミラクルは続いていた。
 感謝が暑さを上回って、また元気をいただきました。
 (↓この写真・・・☆額縁と時計の色 ☆絵のまわりのマットと壁の色 ☆三人の服の色・・・・全てが一致していました。)
 (☆絵を下げるレールとライトが新築の時に設置されていました。)
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 数日前に、5月で卒業したシュンアキ君から暑中見舞いが届いた。
 時間をかけた丁寧な文字だった。
 
 読んでいるうちに夏バテの気持ちに元気が戻って、すぐに絵手紙を返信した。
 本当に人は心の深呼吸で生きている。
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2017年7月 9日 (日)

宇宙の中で

 大きな大きな宇宙の中の一つの星、地球。その中の小さな日本の国。

 地球に住まわせてもらう人間の毎日のささやかないとなみ。
 
 そんな懸命な日々に天災が襲い、また九州北部で大変な犠牲が出てしまった。
 
 心よりお見舞い申し上げます。
 トトロの故郷の東日本大震災の未だ傷の癒えぬ津波の記憶とも重なり、毎日の痛々しいニュースに愕然とする。
 「いつ、どんなことがどこで起こるか分からないのだから、ここに来て絵の描けることの幸せを大事にしたいね。」子どもたちに話した。みんなはコックリする。
 
 アトリエガーデンに10年くらい前に挿し木したミニバラが咲き切った雨上がりの日。

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 5日の水曜クラスは、全員出席。
 真っ先にヒメちゃんが、スケボーに乗った男の子と女の子と一緒に歩いてやって来た。「お友達?」「はい。こんにちは。」「送ってくれてありがとうね。気をつけて帰るのよ。」「はーい。さよーならー。」
 
 その時アトリエに電話。ヒメちゃんのお母さんからだった。
 「仕事で送れなくて、一人で行かせましたが・・。」
 「たった今、仲間と到着しましたよ。」「えーっ。^^: よかったです。」
 子ども達は親の心配をよそにたくましい。
 ソロンゴちゃんもお母さんが一週間も出張中で、姉のサローラが送って来た。
 ポッケから何やら小さいものを出して描いている。
 描きたいモチーフ持参なんてアッパレアーティストだ。
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 「いいことがありますように」はヒメちゃん。
 「いつも しやはせに・・くらせますように。。。^^」はソロンゴちゃん。
 いいね。まさに的を得たお願い事だ。シンプル イズ ベスト。。
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 芯を針金で創って、ブドウをこさえるヒメちゃん。だんだん進化しているし。
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 たわわに下がる七夕飾りの前で。
 ちいさいゲストは、お迎えに来たヒメちゃんの弟のソージン君。
 「一年生になったらアトリエにはいりたいです。」「はい、待ってますよ。」
 ミサキちゃんはお飾りをいっぱい創ってくれた。
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 翌6日、木曜夜クラス。
 本当に日中は連日32度やら33度やらの猛暑と湿度で、いいかげんグッタリしそうな中、みんなは生き生きとした顔で来てくれるものだから
 「スゴいねぇ。よく一日中学校や職場でがんばってから夜のアトリエに来るね。」
 と感心すると「ここに着いたとたんに元気になるんです。」と。
 
 ショウマ君とカイキ君の制作途中の作品。ミニトマトと。。海の道。
 二人とも別々の中学で弓道部だ。
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 窓の外で涼みながら、中を撮ってみた。楽しそうなアトリエだった。
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 シュウヘイ先生はトトロにいつものお供え物のカルピスを抱えて来るし、マサヒロ記者は仕事で一時間遅れても駆けつけてトトロカレースペシャルをおかわりしてたし。。。
 カナちゃんは秋に結婚されるうれしい報告があったし。。。
 サローラはお母さんの代わりの家事で疲れ気味だったのでトトロカレーとご飯を3人分お持たせした。「わぁ。。。明日の夕食にします。」
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 ピーマンをあしらった世界はマサヒロ記者の遊び心。
 「明日の仕事や学校をさぼりたい人・・・」と言うと「はーい^^」と全員が手を挙げた。
 「トトロ先生でもがんばってんだから、みんなもファイトッ!」とエールを送る。
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 7月8日土曜日クラス。
 前半のミカ画伯のクルミインク作品。
 何も見ずにサラサラと。。。。。。。
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 前回お母さんのご都合で欠席したライア君ヒロト君の兄弟は、前半・後半続けて5時間、たっぷりとアトリエに根をはやして満足そうに描いていた。
 「疲れたら休むのよ。。」と言うと「ぜーんぜん。」とのこと。
 
 夢中なヒロト画伯。
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 幸せそうなライア画伯。
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 クーラーもあまり効かない真夏日の時間があったので、ついに出ました。
 アトリエの夏の名物「りんごジュースアイスキャンデー・・トトロ特製」
 全員でゆきのちゃんの読み聞かせを味わいながらシャクシャクと。
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 みんなそれぞれ部活や試験に頑張り中らしい。
 「トトロ先生の福岡フレンドはみんな無事だったからね。」「よかったぁ。」
 アトリエではみんなのオヤツを減らして、寄付をはじめることにした。
 「みんな、本当におっとっとだけでいいのね。」
 「はいっ。ボク麦茶だけでもいいです。」みんなは「うん。」と言った。
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 何人かが「九州負けるな。」と追加の短冊に書いて下げていた。
 今年の願い事もいっぱいになってしまった。やさしい願いが多かった。
 
 大きな宇宙の中の、ちっぽけな人の心は宇宙のくらい広々としている。
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2017年7月 2日 (日)

7月のはじまり

 雨は夜中や明け方にドシャッと降っては、昼になると薄くグレーに晴れて来てなかなか降り続かず、歩いてやって来るアトリエのみんなにはありがたいのだけれどジメジメと蒸し暑くて気温30度前後が続く中、今年の梅雨には少し疲れる。

 あちこち日本列島大雨地方の皆様、お見舞い申し上げます。

 6月の最終週、26日の月曜クラス。この日も少しだけ降って雨は上がった。
 真夏のようなファッションで汗をかきかきみんなは元気。
 小学校に持って行った水筒の麦茶の残りを「先生いかが?」とついでくれたりする。ランドセルは山登りのリュックみたいに重たい。スゴいね子どもたち。
 ひとしきり絵を描いてからのティータイムでは、おなじみのカルピスウォーターに氷を入れてカンパイしながら絵本にオヤツ。
 手際良くみんなの準備をする姿が可愛く楽しく美しい。
 
 手分けしてみんなのことを準備する。。アトリエの伝統。このことは、いつか絶対に役に立つとトトロは内心思っているのよね。
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 アトリエタイムの終わりそうな頃、道具をしまって飽きることなくシャボン玉。 空気が湿っていて重いからデッカいシャボン玉はいつまでもフワフワ飛んでみんなと遊んでくれる。
 マオちゃんとカノンちゃん・・・「先生 見て見て~~~~~。」
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 お迎えの時を惜しむように、みんなは寄り添って一日の終わりを楽しむ。
 先輩たちもみんなこうしていたんだよ。
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 4人の書いた短冊。スケールでかっ!!! ホントに平和を祈ろうね。
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 ついに7月になった。1日の土曜日も朝方の雨は上がり、スタッフユイちゃんのお父さんがアトリエ用の笹竹を採って来て下さった。感謝。
 ユイちゃん得意そう。「せんせーい、持って来ましたぁ。」
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 前半クラスの中学・高校生組は二週間ぶりに見ると、なんだかみんな背が伸びていて手足もスルリと長くなっていた。
 神秘的な成長を目の当たりにしていつもトトロは感動する。大きくなったね。
 毎日会うご家族は案外気づかないのかも知れない。
 心も身体も健やかにね。
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 みんなの短冊や飾りがどんどん出来て、それを椅子に乗って吊るしてくれたコータ君は、ついに少年野球などとの日にちが合わなくなって、6年間のアトリエをこの日で卒業した。
 「また来たくなったらおいでね。」とトトロ。「はい。」と彼はうなずいた。
 あんまり欠席が続いたので、展覧会に出した絵もサンタのプレゼントも今迄の作品と共にようやく手渡すことが出来た。せっかくの展覧会にも来ていなかった。
 いつも当日になってお母さんからのFAXで欠席が告げられたので、いろいろな理由はあったにせよ、トトロが一番気にかけていた子だった。
 本当はとても寂しかったにちがいなく、それでも最後まで絵を描いて小さな声でみんなに「さよなら。」と言って帰って行った。
 「ずっと続けて来られるって幸せなんだよね。」
 トトロは誰に言うともなく、みんなに言うと、あちこちでコックリ首を頷かせながら全員静かに絵を描いていた。
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 最近、市内の小学校が「山の学校」と称して日本の原風景が豊かな「佐治」というところで民泊をしながら合宿体験をしているが、その佐治という村落から来ているりょうなちゃん。性格温厚、明るく積極的、親切でみんなの人気者の少女だ。
 「先生、このごろいろんなバスがうちの村に来ますよ。」と言うから、「その中にアトリエのみんながいっぱいいるよ。」と言うとニッコリした。
 ずっと以前、そこが鳥取市と合併する前にイベントやいろいろな公共仕事を依頼されたり、絵手紙教室を頼まれたりしてよく出向いていたトトロたち。
 いつも仕事を終えて帰るとき、山の山菜の漬け物やら、ワサビやら、ジャムやらいろいろな清流に育まれた山の幸をお土産にいただいていた。
 ギスギスしたところのひとつもないりょうなちゃんを見ていると、人は本来そんな自然と共にある穏やかな暮らしをしてこそ心が健康に平穏に生きられるんだなぁ、と思わずにはいられない。
 
 りょうなちゃんと妹ちゃん。「今日は暑いので、雪の絵本を描きました。」
 彼女はまた車で40分かけて涼しい清流の里に帰って行った。
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 益々増えて行く短冊。
 ポニーテールコンビのヤチルちゃんとアヤカちゃんがこよりで吊るしてくれた。
 こよりもユイちゃんがこさえた。全て昔流のアトリエ。とてもいい。
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 この日から新しく後半クラスに仲間入りしたのは、あの四国高知へ行ったMちゃんの弟のS君。
 しばらくお姉ちゃんロスで不登校になっていたけれど、がんばって立ち直り、かねてからの夢だったアトリエの生徒を志願したらしい。
 お母さんが少し前に訪ねて来られて、そのことをお話されて手続きして行かれたのだ。
 「またお母さんと繋がりましたね。」とトトロ。「よろしくお願いします。」とご自分が働いておられるところの美味しいお菓子を下さった。
 みんないろいろ乗り越えて生きているんだな、と「待っていると伝えて下さい。」と引き受けた。
 
 S君は自転車でやって来て、とてもうれしそうに絵を描いた。優し気な絵だった。
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 一人卒業すると、またすぐに一人入って来てくれる不思議なアトリエ。
 だからいつも人数はあまり変わらない。空から誰かが調節しているのかな?
 S君歓迎の記念の一枚。シュンアキ君やユウマ君が居なくなって男子が一人になっていたチャーリーさんも嬉しそう。
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↓S君の書いた願い事。すぐに叶いますよ。きっとね。
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 ↓こ これは・・りょうなちゃん。
 彼女の村には日本有数の天文台、「佐治アストロパーク」がある。
 星の美しさでもランキングしている村だ。
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 そろそろ紫陽花も終わり頃。
 みんなの願いを下げた笹竹のある窓辺と、トトロの家の畑からもらってきた白ゆりの香りに満ちたアトリエの暦は、一斉に七月の始まりを告げていた。
 
 みんな元気に蒸し暑い梅雨をのりきりましょう。
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2017年6月25日 (日)

みんなの願い

 豪華なトワイライト・エクスプレス「瑞風」(みずかぜ)という銀河鉄道のような夢の列車が中国地方を巡り、何泊かのホテルのような車中泊やらご当地ごとのグルメや観光を組み込んだコースを走り始めたというニュースが鳥取を駆け抜けた。

 鳥取駅やジオパークに認定されている山陰海岸沿いの小さな無人駅にも停車するために、駅が建て直されていたのを新聞で知り18日の日曜日に行ってみた。
 その日はいつもの普通列車がのどかに通過。
 以前のレトロな感じの駅舎はすっかり無くなっていて、トトロが一番心配していた駅のお手洗いも最新のものに変わっていた。だって、つい2年前に立ち寄ったときは二世代前の和式で、足の悪いトトロには無理だったのだ。^^:
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 待合室はメタル製。ここだけは木製がよかったかも。冬はお尻が冷たそうよ。
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  何故ここの駅に豪華列車が停まるかというと・・・。
  降りてレトロな番屋などを観つつ1分ほど歩くと・・。
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 ジャーーーーーン。。。。↓この海岸に到着します。
 山陰海岸ジオパーク。岩美町の東浜海岸に沈む夕日スポット。本当に綺麗。
 (BOSS撮影)
 トトロたちの行った前日に、全国の優雅なお客様を乗せた瑞風号が初めてここに停車して地元の熱烈歓迎を受け、乗客の皆さんは素敵な夕日色に染まりながら近隣のオシャレなレストランで海の幸のフランス料理を満喫されとか。
 近隣の漁業の町の人々は手に手に歓迎の小旗を振り、歌や踊りも披露して、この日の為に家の庭を美しくしたり道を清めたりと、素朴な盛り上がりを見せていた。
 「地域振興」の振という文字は心から手を振る「振」だな・・と感じて、新聞のトップコラムに瑞風号来県のあれこれについて健筆をふるっておられた米子のSデスクに「行ってみましたよ」と便りを出した。
 
みなさんも是非 ようこそようこそ。・。・。・山陰海岸へ。
 「瑞風」をググってご覧下さいね。鉄道マニア必見です。
 
 アトリエからここの海岸までは車で20分ほどかな。
 トトロはたまに疲れたときに海を見に行きます。とても癒されます。
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 さてアトリエのこと。
 カラ梅雨の中、21日の水曜日にようやく少しだけ雨が降ったけれど降水量はまだまだ足りず、それでもみんなは久しぶりに傘をさして走って来た。
 傘をさしても走ると濡れるのよね。 みんなの頭は濡れていたし。( ´艸`)プププ
 あの「パステルアート」の極意をこちらのクラスでもちょいと教えて、それぞれ自由にとりかかった。
 ユミちゃんが自主的にソロンゴちゃんを手助けしてくれていて感謝。
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 ミサキちゃんもパステルを粉にしてワクワクと取りかかる。
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 ヒメちゃんは絵の具も使い、パステルも使い、オマケに残った粉の色で粘土にも着色。みんな真剣に夢中。そして満足そう。

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 ショウコ画伯は自作の水彩画にパステルも乗せて、より色彩を深くしている。それぞれいろんなことがひらめくものだ。アートは発明とひらめき。
 ようやく全員元気で揃った水曜クラス。一人ずつ病気をしていたからこの日はみんなの全快祝いでカンパイ。
 
 元気ってありがたいね。「アトリエに来れてよかった。。」みんなの声。
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 アトリエ全体の中でも最年少、6歳のソロンゴ画伯作「バラ」
 パステルの粉を自分で切った型に一生懸命こすりつけて完成の満足スマイル。拍手☆ よくがんばりました。
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 翌22日木曜夜クラス。
 オフィスのスペースに特設したアトリエ食堂で、腹ぺこのマサヒロ記者とシュウヘイ先生がセルフサービスでパクパクと。トトロ先生の新作ミニ童画を眺めつつ。
 この日のメニューはサプライズだった。
 前日にアトリエの近所のおじさんが、いきなりハマチを二匹持って来られて
「今日釣った知り合いからもらったんだけども、食べきれんからもらってくれんかなーーー?」と。 
 スタッフにさばいてもらったのを、血抜きしてから唐揚げにして新鮮な野菜とマリネにして大量にふるまったのだ。
 「かくかくしかじかのハマチよ。ハウマッチ?」なんて言いながら。。(*^m^)
 「美味いですっ。。」と二人の大皿はたちまち空っぽ。よかった。
 持つべきは新米社会人のハングリー生徒たち。
 「トトロ先生。。ごちそうさまでしたーーーー。」「なんのなんの、たくさん召し上がってくれてありがとね。」
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 俄然エネルギー満タン。。制作にとりかかる。
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 こちら中学生コンビ。時々勉強に関する事など先輩たちに聞いたりしているようだ。
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 さらにこの日のサプライズはハマチだけじゃなくて、新聞社が月二回の「うさ耳」というフリーペーバー的なものを出していて、その編集を担当修行中のマサヒロ記者が隊長として読者のお悩みに突撃体当たりで解決していく新企画が始まっていたのだ。
 もちろん彼がアトリエに来る前にみんなで回し読み。
 こうしてこの夜のアトリエもアハハ満載で楽しく盛り上がるのだった。
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 24日土曜日。
 蒸し暑くて少しずつ降ったりしているこのところの天候は、少し身体に負担が大きくて疲れやすいけれど、みんなあちこち遠方からもよくやって来ると感心し、姿勢を正すトトロ。
 バスケの試合で欠席だった日の代わりに来たセラ君は、どんどん世界を書き込み中。トトロは面白がっていろんな画材を手渡して見る。
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 完成したユシンちゃん。いい絵です。自分の好きなスイーツ満載。
 入り口に見えているのは帰り際のアイ子ちゃん。
17062415 
 実は前半クラスの始まる2時に、アトリエOGのヒロ子先輩がやって来てトトロ先生に相談したいことがあると。
 彼女は18年前に幼稚園生のときにアトリエに来た子。
 耳が少し不自由で、その為に何かと周りの子との関係性に不具合があったりでお母さんがお困りの末アトリエに連れて来たのだった。
 何年もアトリエに通ううちに、同じクラスのダウン症の女の子やいろいろな障害を持つ子たちの世話役みたいなことをしてくれるようになり、トトロはいつの間にか「ヒロ子ちゃん頼むね。」と信頼して任せるようになった。中学に入る頃までアトリエに居て部活の為卒業。惜しまれて去った子だった。
 耳も片方は大丈夫なので、その後普通の高校へ進みフェンシングで県代表になるなど活躍し福祉関係の大学へ進んだと聞いていた。
 今年10年振りにトトロと再会。春に大学を卒業して就活をはじめたときアトリエに挨拶に来てくれた。
 今は自分の夢の通りに 障害のある方達の施設に勤め出してその方達にアートの楽しみを指導していて、7月に発表会があるのだとか。
 指導の仕方が難しいとのことで、トトロのやり方からヒントを見つける為にやって来たのだが2時間すると
 「先生 わかりました。」と晴れ晴れしていたので「何が?」と聞くと
「指導しようと思っていた自分がまちがいでした。」とのこと。
 
 「それがわかれば大丈夫ね。」とトトロ。
 
 「アートする人がハッピーならば伝わる作品が生まれるから、側で感動しながら見守るだけでいいんだよ。仕上げるのが目的じゃなくて過程を楽しむのがアートだからね。。。」
 「はい。自分がここで昔どうして楽しかったか、今わかりました。先生から何も強制されなかったことがどんなに自由だったかって。」
 ヒロ子ちゃんは昨年神戸で耳の手術をして、随分聴こえるようになっていた。
 スタッフユイちゃんと七夕の飾りを創り、みんなのコップとお皿を洗ってから帰って行った。
「先生 また来ます。まだおっとっとがオヤツに出てるんですね^^」「そだよ」
 がんばれ がんばれ。
 夢を叶えて進む先輩たちを後輩のみんなはあこがれて見ている。
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 後半クラスもいっぱい笑って、なんだかとってもいつものアトリエ。
17062417 
 窓辺のアートを少し増やして、トトロポスターも色あせて来たから取りかえた。
 道行く人やワンコがのぞくアトリエの窓。
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 今年もみんなの願い事には、相変わらずお互いの元気がしたためられている。
 「せんせい 去年書いたうちの願い叶いましたよ。」
 「なんて書いたの?」
 
 「みんなが元気でアトリエがつづきますように。。。って」
17062419 また七夕の季節がやって来る。

2017年6月18日 (日)

カラフルな6月

 雨がなかなか降らない梅雨の日々。おかしな天候が続いている。

 それでも紫陽花はいよいよ新しい花をカラフルに咲かせて、アトリエの中にも色とりどりの6月を演出してくれている。
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 6月12日の月曜クラスでは、トトロ先生が「パステルアート」の扉を開いた。
 いつも使っているパステルやチョークを自由にアレンジして、形を切り抜きそれを組み合わせてこすりつけながら、アートして行く方法を説明すると、みんなはひらめきのままにワクワクしながら取りかかり始めた。
 「いい?大事なのはひらめきと工夫よ。失敗を恐れずたくさんやってみましょう。」「はーーーーい。」
 マオちゃんも初めての丸カッターで形を切り抜く。
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 こちらナナミちゃん。みんなちがってみんないい。
1706173 
 チカラを使って緊張しながらの初めてのカッター作業は、思いのほか疲れたらしいので休憩に外に出ると、大きなコリー君が散歩にやって来た。
 このあたりは犬を飼う方が多くて、皆さんアトリエの窓をチラとのぞきながらお散歩をされている夕方時間。
 4人の仲間は飼い主さんに挨拶してから、コリー君と遊ばせてもらった。
「いつか描こうね。」「うん。」「モフモフだね。」「おりこうだね。」
 (コリー君)「えっ!! モデルをさせてもらえるの? うれしいワン。。ワンダフル♪」
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 みんなそれぞれ出来上がって帰るとき、マオ画伯の絵本画のような初パステルアートをパチり。 いいよ いいよ。物語があって。
1706175 
 火曜から金曜までは、仕事のイラスト作品を多数仕上げたり、定期通院日の病院へ行ったりしつつも、寒かったり暑かったり、結構今の気候に疲れたりしていた。
 17日の土曜日のみんなの顔を見てホッとするトトロ。
 みんなもトトロの顔を見て一息ついている。
 コーセー君の「11ぴきのねこ」コーセーオリジナル作品完成。
 ハッとする元気な色使いだ。
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 相変わらずよくお手伝いをしてくれていたユイスタッフとりょうなちゃんが持つのは、この時間に届いた神戸のラクヨさんからの郵パックに入っていた「夕張メロン」のキャラメルとチョコレート。
 北海道旅行されていたらしく「みんなの数がなくてゴメンね」とメッセージ入り。
 土曜日クラスの全員が一粒ずついただいて、メロンの味がとても美味しかった。
 「ラクヨさんありがとう!!」
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 この日からこちらのクラスに移行したヤチルちゃん。
 チャーリーさんの向かいの、元シュンアキ君の居た席で丁寧に描いた。
1706178 
 エミちゃんはトトロ先生に相談事があって長い事話し、「あー心が晴れました。」って。話すところあってよかったね。
 イーゼルにある描きかけの絵は個展中の最後のご注文作品だ。
 「木漏れ日」を入れて下さいとのこと。只今制作途中です。
1706179 
 こちらも全員でカラフルなパステルアートにチャレンジ中。
 「先生 こうすればクリスマスカードがたくさん出来ますね。」
 みんなはもう病院へ贈るカードのことを考えていた。
 
 ユイちゃんスタッフはみんなの書く七夕の短冊をつくってくれているし。。。
 毎年続けているいろいろなアトリエ歳時記を、みんな心に留めてくれているらしいことに、胸があたたかくなるトトロだった。大切にしたい季節のこと。
17061710 
 こちら黙々とアート中のチャーリーさん。
 寡黙ながらゆったり楽しんでくれているらしいので、そっとしておくことにした。^^:
 何もしない「おもてなし」というものもある。
17061711 
 みんなが楽しんでワイワイと帰ったあとに、ラクヨさんが入れてくれていたラベンダーの香りのハンカチを、スタッフ二人に手渡した。
 よく働いてくれるので、こんないいこともあるのです。
17061712 
 暮れかかるアトリエの空。
 雲を見上げるサローラ。
 先週の吹奏楽の合同コンサートのとき、自分の中学があまり上手く行かなかったようで、それをトトロに報告しながら涙をこぼした彼女にトトロは言った。
 「そりゃよかったんじゃないの? 何故失敗したか仲間と一緒に語り合うところから次の成功が生まれるんだよ。」
 「はいっ。そうします。」
 カラ梅雨なのに、みんなは時々心の内を話しながらきれいな涙の雨を降らせる。
 それぞれの青春。明日からもまだまだ晴れそうな雲のかたちだった。
 
  7月からまた一人、男の子が仲間入りすることになった。
17061713 

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