フォト
2026年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

« 大雪のち春 | トップページ | 寒桜 »

2026年2月22日 (日)

ありがたいこと

三寒四温で揺らぎの二月。

 水曜日クラスは二人だけ。。。。

 2月18日水曜日。いつも元気印のミナミちゃんのお母さんから どうやら溶連菌らしく熱が高いとの連絡。

 この前歩道橋から転落のナナちゃんは復活してやって来たというのに 男子たちも試験やら何やらで姿を見せず・。・。

 2人も6人もトトロにはおんなじだし むしろ密度の濃い時間を過ごした。

 中学に上がるキイちゃんも この時間では難しく 色々悩み中のようで いつものように  いつまでも  という幻想が現実に変わる6年生。

 とりあえず 今日を大切に描こう と トトロ先生の後押しで 二人はちゃんと画用紙に向かった。

202260221-1

 平筆は広い海など描く時ね。こっちの筆は細くて小さいものを描く 面相筆。。日本画の筆だよ。。。

 こんな時 ゆっくり時間が過ぎるから トトロ先生は色々教える。一回聞くと忘れないからね。。

 こんな日もある。。。新人のネオちゃんまで体調崩して欠席だったし。二月はみんな色々崩れますからね。また元気で集合しようね。

202260221-2

2月20日の金曜の夕方 いきなりトトロの昔の主治医の櫻井先生がご夫婦でアトリエにいらっしゃった。

トトロの長い闘病時代に心身共に支えてくださり 叱咤激励と毎日病室に二回 顔を出してトトロが毎日病室で書いたエッセイを世に出してくださり その後そのやりとりはテレビでドキュメントにもなり 本になり トトロが画家になったきっかけも作ってくださったドクターだ。

最近お身体を壊されている先生の夢を毎日見るので気にかかりBOSSに話していた。「そう思って来ましたよ。」と奥様。

先生は弱っておられて食べられないとか。。。トトロはギュッと握手して「先生 大丈夫 大丈夫。。」と言った。不思議なこともあるものだ。毎日思うと会える。トトロには時々そういうことが起こる。ああ 生きていて欲しいなぁ。トトロも頑張るから。。。

ありがたい再会だった。とても会いたいと思っていたから。。奥様の運転で先生は窓から手を出していつまでも 振って帰られた。。。。

 

 2月21日は会社の創立記念日。30数年前にBOSSの音楽やイベント企画とトトロの画業と絵の教室を合体させて有限会社にした日。

 広い海に小雪が降り 白い船が現れたのは 土曜日クラスのユズキちゃんの まもなく完成の作品。会社もこんな感じでがんばって来た。

202260221-3

 こちらノノカちゃん。幻想的な鳥居。。。水墨画。6年生。

202260221-4

 新人 ナギサちゃん。3年生の犬が完成。入ったばかりで生徒展に間に合った。二回目のこの日 笑顔も出ました。

 この日はお父さんの送迎で。。やっぱりいいお父さんでしたね。宝木小学校。。。宝の木だよ。。と みんなに教えた。

202260221-5

 悩めるオトコ ユウタ君。一度に一つのことしか進めないので 試験とかあると 滞りがち。トトロはしばらくそっとしておく。。。

202260221-6

 ナギサちゃんが 粘土がしたいというので ちぎって分けているトトロ。

202260221-7

 一生懸命描いて 粘土もして 色々話して ご満悦のユイカちゃん。。満足そうな表情がわかりやすい一年生。笑

202260221-8

 後半クラス。

 あっちのミナト君にトトロは「市民美術展に出してみない?」と言ってみた。今までも5人くらいチャレンジして あろうことか みんなトトロを追い抜いて賞を取ったのよね。別に賞を取るためではなかったけれど。チャレンジの経験をさせたかっただけなのに みんなすごい弟子たち。

 カエデ君も中学になったら誘ってみよう。。。

202260221-9

 ネコ作家 カコ画伯にゃ。。。愛するコムギちゃんを描く時 絵は愛に溢れて温かい。

202260221-10

 後半にはドラマがあった。

 こちら ミオリちゃん。絵本の ねこの花火屋を細かく描いていた。

202260221-11

 船を見るミナト君。アトリエには何十年も前の古い船が二艘置いてある。レトロな雑貨は みんなも好きみたい。

202260221-12

 この日 オトナちゃんのお母さんからお手紙を受けとって オトナちゃんをいつも送ってくれたおじいちゃんの病気が見つかり 送れなくなり家族の時間を過ごしたいから 3月でアトリエを卒業、、、、と書いてあった。

 トトロはみんなに話し オトナちゃんは目にいっぱい涙を溜めていた。みんなは静かになった。

 一番泣き虫で オトナちゃんと同時期に入り仲良くしていたミオリちゃんの来るのがちょっと遅かったので 今は話さないことにしようと決めた。。みんなは「それがいい」と言った。

202260221-13

 トトロはオトナちゃんに好きなことをさせて 色々教えた。それをみんなは黙って見ていた。

202260221-14

 笑顔になれる絵本も読んだ。オウタ君やカエデ君はなんとか面白いことをして みんなを笑わせようとして すべった。笑笑

 トトロはみんなに言った「送り迎えをしてもらえることは 当たり前じゃないんだよね。とってもありがたいことだよね。」

 みんなは コックリとうなずいていた。

202260221-15

 中学生になってから また一人で習いに来た先輩もいるし 大人になってもまた来て自分のお給料で習った子もいたから アトリエを忘れなかったら いつか会えるよ。。。。。オトナちゃんは安心したように「ハイ。」と言った。

 いつもおんなじ人数のアトリエの奇跡は 決して当たり前じゃない。

 最後にミオリちゃんに伝えると 自分のほっぺをギュッとつねって 泣くのを我慢した。

 「元気でいたら いつでも会えるからね。」トトロが言うと オウタ君が大きな声で「ハーーーイ」と言った。

もうすぐ きっともうすぐ春が来ますよ。

« 大雪のち春 | トップページ | 寒桜 »

アトリエ日記」カテゴリの記事

コメント

桜井先生との再会に創立記念日と、巡ってくる出会いに感謝ですね。春はもうすぐです!

十十六衛門 様
ありがとうございます。
まるで 中島みゆきの「時代」のように 時代が巡って また会えたり別れたりしながら コマの芯のようにここに居る不思議を感じています。
子どもたちの顔ぶれは変わっても 中身はいつの時代も同じメンバーのようにさえ感じます。また お会いしましょうね。。ガンバですよ。

当たり前は決して当たり前ではなく、有り難いこと。それに気がついたとき、感謝が生まれ、人は一歩前に踏み出せるのかもしれませんね。仲間の気持ちを思って見守る心、別れの寂しさをぐっと我慢する心…。心と心が交錯しつつもみんなその意味を感じ、前を向いているのが伝わってくるようです。
私たちはたくさんの「有り難い」の中で生きていること、そしてそれには全て意味があることを忘れず、生きていかなくちゃ…と思いました。その瞬間、その瞬間を悔いなく一歩ずつ…。

クローバー 様
ありがとうございます。
それには大人たちが スピード感を持って 躊躇なくありがとう や ごめんなさい の 素直な関わりを身を以て示して見せることが大事ですね。黙して語らず過ぎるのを待つずるさ や 関わりをめんどくさいので避けていれば 素晴らしい喜ばせごっこは存在せず 感謝の行き交いも無くなります。。。。。。と トトロは常日頃思い 即実行しています。
クローバーさんもお試しを・。・。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 大雪のち春 | トップページ | 寒桜 »