盆明けのアトリエ

　残暑お見舞い申し上げます。厳しい暑さはまだまだ続いて　今年はアイスや冷麺が爆売れだとか・。・。

　豪雨被害の皆様に　心からお見舞い申し上げます。

　8月１３日　盆の入り。

　オガラという　鉛筆くらいのサイズの乾いた木を小さく重ねて　迎え盆の印に火をつけ　合掌する。東北では藁だった。

　この火を目印にして　仏様達が　帰っていらっしゃる。(BOSSのお父さん　お祖父さん　お祖母さん　BOSSとトトロの赤ちゃん　ご先祖の皆さん　今年もようこそお帰りなさい。)

 毎年　だんだん　お墓の中の皆さんが増えていく。。。そちらは涼しいですか? こちらは暑過ぎて居心地最悪。人類の危機です。

　以前は裏山の上にあった　BOSS家のお墓を平成11年に　家の裏に移した。平成の大移転だった。トトロの足でもお参り出来る。

　多数の　名前も知らない無縁仏も　何故か我が家が引き受けていて　おびただしい墓石があったので　その皆様もまとめて供養してお引っ越しした。

　これは　バックスタイル。。。山からの蝉しぐれと田んぼのカエルの合唱が　ありがたいお経にも聴こえる。

　14日は　しゃんしゃん祭りの　市内一斉傘踊りのパレード。

　アトリエのショウタ君はじめ　アトリエ軍団は　あちこちの連でたくさん参加していた模様。

　37度の猛暑の道を　汗と鈴の音が絶え間なくまわり踊る。文字通り　雨乞い踊りの傘踊り。それ　シャンシャンしゃん♫

　⬇️これは準備中のショウタ君。お母さんからのLINEより。。

　15日は　もう送り盆。

　蓮の葉に　トトロの作った素麺やお団子や　お菓子やお花を乗せて・。・。・

　ロウソクに火を灯し　お線香を焚いて　家の前の川に流す。ゆらゆらと漂い進む小さい船に手を合わせ「また来てくださいね。」と見送った。

　夕暮れの西日と雲とのコントラスト。ドボルザークの新世界が聴こえるようだ。♪遠き　山に　日は落ちて・。・。・。

　千代川の土手沿いには　この夜の花火大会の提灯がスタンバイ。

　花火も大輪の花を咲かせ　今年のお盆は一滴の雨も降らずに　たくさんの屋台や花火師さん達は　良かったなぁ。。。と　思った。

　中止の年も多かったからね。暑くても多勢の人々が　ささやかな故郷のお盆に繰り出していて　みんな束の間の家族との幸せ時間が尊い。

　長く休ませてもらって　アトリエのお盆も明けた。高校野球は鳥取城北も　トトロの故郷の岩手花巻東も　頑張って散った。よく戦いました。熱くて清々しい高校生達の熱戦に　トトロはいつもながらウルウルしながら感動していた。選手達のご両親の心中や如何に・。・

　18日の月曜クラスは　待っていたように　全員集合。

　夢見心地の一年生　二年生コンビ。うっとりとした顔でレトロなアトリエグッズで空想を広げている。アトリエにあるのは昭和だからね。

　トトロ先生の描きかけを　みんなで眺めて「何も見ないで描いたの?」と。

　横からBOSSが「そうだで。」と。。。トトロは　心に浮かべて描く画家なのよね。でも　それはいつか出会って感じた風景だったりする。

　何かのコンテストに出す作品に集中するショウタ君。本人が決めて目標へ向かうベストスタイル。

　夏色のメイちゃん。イラストの小品に向かう。

　この日はジュンコさんも参入して　月曜に替わったシュウゴ君も来て　6人の立派なバランス。一年生のツムギちゃんから六年生のショウタ君、さらに大人のジュンコさんまで　年齢さまざまの素敵なクラス。絵に年齢は関係ありません。。。

　サッカー少年シュウゴ君の焦げ茶色の姿は夏の勲章ね。見事な絵を描いて　お迎えのお母さんが禁断の一言「すごい。ホントに描いたの?」

　トトロからイエローカード「当たり前です。自分で描きましたよ。。感心してくださいね。。。笑笑」みんなは上達している。

　アイスミルクで一休み。。。「ボク　本格的に描いてるの　初めてかも。」「そうだよ。ステキよ。最後まで描こうよ。」「ハイっ。。」

　

　まだ　看板には届かない二人。絵具のバケツのお水をガーデンに注いで　少し夕方の中にいた。

　「アトリエって終わる時間がすぐに来ちゃうね。」「わたしも　そう思う。」

　初めて　大作を完成させたタイセイ君は　満足し過ぎて　道具と日除けのスゲ傘を全部忘れて帰った。笑笑　預かっておくからね。

　さて　盆明けのアトリエが始まって　まもなく夏休みが終わる。

　トトロはみんなに「事故も病気もせず　ちゃんと食べて　遊んで　元気にしていたから100点よ。」

　心健やかに　みんなは少し成長していた。

　お父さんお母さん　おじいちゃん  おばあちゃん。。この日の送り迎えも　ありがたいご家族のニコニコ顔があった。ありがとうございます。