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2024年10月10日 (木)

約束

 10月になって 最初の土曜日クラス到来。10月5日。。

いろんな方が ホスピタル個展のトトロ童画に会いに行って下さり LINEやメールを下さっていて トトロの心は毎日賑やか。

 

 アトリエ文庫で本を探す ユズキちゃん。 

 ここにはトトロが家庭文庫をしていた時代から集めた 名作絵本や物語などおよそ1000冊が揃っている。

 不思議なことに いつの時代の子ども達も 手を伸ばす絵本はほぼ同じ。 ねずみくんやバムとケロや ばばばあちゃん。だるまさんシリーズや 11匹のねこ。。。尊敬して止まない絵本作家の先生達の 愛と勇気と面白さがギッシリ詰まっていて トトロがお会いした さとうわきこ先生や ばばのぼる先生など みんな天国で描き続けていらっしゃる気がする。林 明子先生ともお会いした。 皆さん 楽しくて深くて 童心に満ちていて そして偉ぶらず シャイで 魅力溢れる方達だった・・・・・ ここの絵本には 作者のサイン入りのお宝もいっぱい。

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 そして この日 ニューフェイス登場。トトロとお話中。これが実は面接テストだなんて本人は全く気づいていない。。。。。合格です。

 シュウゴ君 二年生。アトリエのお隣のそのまたお隣の薬局の裏がお家で 歩いて2分。。。今までの生徒の中で 最短距離。。。

 でも 中に入るのは初めてで 緊張が伝わって来る・。・。ドキドキワクワク、、、お母さんも息を潜めて中へ。。。。

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 ノノカちゃんとユウタ君のテーブルへ。みんなはさり気なく自然体。

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 先生から渡された 新しい自分用の絵の具とパレット。大人の画家用の筆。。。。。。どんなに心躍ることか。

 「好きなものを 好きなように 楽しんで描いてください。」と トトロ先生。迷いなく筆を走らせること1時間と少し・。・。

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 お水を汲むところと お手洗いを案内してくれたのは 少し前に入ったT君。同じ2年生。 友達が出来そうね。うれしそう。。。

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 この日は体験ということだったけど とても集中して喜びにあふれていた証拠に 夕日の海のイルカと 穏やかなシロクマ が生きていた。

 「来たときと 顔が全然違います。」と お母さん。「どお、、、また来ますか❓」とトトロ先生。「はいっ✳️」とシュウゴ君。

 みんなに「よろしくお願いします。。。」拍手・。・。・一番喜びそうなモモカちゃんは欠席で残念でした。また次の時ね。。

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 後半クラスは カエデ君が予告欠席で 久しぶりのユイちゃん復活。ミナト君の隣で楽しそう。

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 カノちゃんも咳が止まらなくて欠席。マイペースにくつろぐカコ画伯。 今 百日咳が流行っているらしい。みんな気をつけてね。

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 オトナちゃんもスイスイと描く。

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 ミオリちゃんと相談中。クリスマスカードを作ろうとしている。

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 たくさん出来ていた。

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 10月9日 水曜クラス。

 絵描きさんチックな 木製のパレットを使ってみたいと言うので 持ち方を教えたら 絵描きさんのような抽象画を描くミナミちゃん。

 なんかステキです。2年生。

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 クリスマスリースが描きたくなった ナナちゃん。スペースを指導するトトロ先生。

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 ヨシノちゃんは 西洋の煉瓦造りの家を描いている。パステルと鉛筆を使いこなす5年生。

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 この日 ソージン君が扁桃腺で欠席。あとの全員もコホコホと席をしていて「マスクして 飴ちゃんナメて。」とトトロ。

 手前のキイちゃんも咳き込んでいて それでもランドセル背負って学校から来たので「なるべく マッタリと過ごしてね。」と みんなにゆっくりするように言った。そっと加湿器をかけて 音楽もヒーリングの曲にした。

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 無心に紅葉の道を描く サヤちゃん。

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 ナナちゃんの描いた 大小のリースが ハロウインを飛び越えて クリスマスのモードになっている・

 みんなは クリスマスカードも作り始めていて「能登半島にも送ろう。」が合言葉。

 「なるべくでいいから まいにち すこし わらっていてくださいね。」

 ミナミちゃんが心をこめたカードに書いてあったメッセージを見つけて「ミナミちゃん 優しい子だねぇ。」と言うと「うん。」と笑った。

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 この前 広島や神戸から届いたクリスマス用の贈り物は隠しているのに なんとなく涼しくなってそんな気配が感じられるのか みんなは去年のうれしかったクリスマスを思い出しているようだ。

 それはトトロが思うより 子ども達は ずっと本当のアトリエサンタを信じていて きっと今年もアトリエ経由で能登半島や戦争の国へ行くんだ と 口に出す子もいる。

 ミナミちゃんが 帰る時に「このカード 病院の方じゃなくて 絶対能登に送ってよ。。」と念を押した。

 「わかった。必ずね。」と約束したトトロ。

 今まで 子ども達と大小たくさんの約束をして 子ども達は忘れてもトトロは決して忘れず守って来た。

 10月は トトロの弟が20歳の時 大学3年で車を運転していて事故で亡くなった月なので その時 もうトトロはこちらに嫁いでいたので そこからずっと母は その日になると 約束の栗ご飯を炊き 今年も炊いた。母 一人暮らしで94歳。

 だからアトリエ を巣立つ子達に トトロは約束をする。「生きていてよ。」と。みんなは言う。「先生も。」

 

 約束は守りたいけれど なかなか難しいね。

 10月に病院で個展をしているトトロは心の中で 弟に言う。「約束は守っているよ。」と。絵描きや物書きを勧めたのは彼だった。

 先日 大阪で結婚して働くOGが トトロ展を観て トンボ帰りをした写真をそのお母さんのLINEで送ってくれた。

 「先生の個展 観に行きます。」という プチ約束を守ってくれた。ありがとうねー。

 約束をしちゃうと 人は前に進めるのかな。。。。。すっかり 秋になって来た。

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コメント

ぐんと涼しくなり、何かに没頭したり、新しく何かを始めたりすることに、心がぐっと向く季節になりました。新しい仲間も増え、さりげなさの中にも嬉しさが伝わってくる秋のアトリエの1コマ…✨
生徒の皆さん、それぞれが自分の心の向く方向を大事に、表現を楽しみ、アートに向かっていますね。アートの中に広がる世界がとても素敵です✨

遠くの誰かを思い、心を…メッセージを届けたいという気持ちもいよいよ全国に広がっていますね。ミナミさんのメッセージ、そして絶対能登へという強い気持ちが胸を打ちます。私も思いを大切にしながら、クリスマスへ向かっていきたいと思います。

約束…。心の繋がりそのもので、難しいこともありますが、確かに約束があることが、ときに心の支えになったり、一歩を踏み出す勇気になったりもします。全てがそうではないかもしれませんが、約束は人生を導き豊かにしてくれるものの1つ…。そう思うと、大切で尊いです。

クローバー 様
ありがとうございます。
本日 新聞に載りました。
記者さんとも いい記事を書くと約束して 守ってくれました。
約束の相手が多いほど ちゃんと生きられる気がします。
四方八方 良い方に囲まれてありがたい人生。
子ども達の ひたむきな気持ちと 秋の風情が また少しずつ パワーを取り戻してくれそうです。

トトロ展、本当に素敵でした…✨
10月頭に仕事で異動があり、環境の変化にヘトヘトになった時だったので、可愛らしくてファンタジックで現実から解放してくれるような絵画たちが心に沁みました🥲❣️
アトリエでは少しずつクリスマスが始まっているようですね🎅🏻わくわく…⭐️

めぐみ 様
ありがとうございます。
市内にいても なかなか皆さん行けないようで 近くて遠い展覧会。。の中 はるばる大阪からの御光来 ありがたく感謝です。
病院は 身近ではないから いつでも誰でも行けるということを ご存知ない方もおられます。
病院が日常の一部なんて トトロの方が普通ではないのですけど・・・
思ったより トトロ童画はあそこにマッチしていて感動しました。
お仕事の変化で お疲れ様です。たくましいわ。。。。めぐちゃん。
お身体壊さないように オットさんと 良き日々をね。

とても寂しいのですが、中川李枝子さんが天国へ行ってしまわれたと新聞で読みました。自分が子どもの頃も、子どもたちと絵本を読んだ頃も、中川さんの作品のヒトや動物たちとお友達のように過ごした時間がありました。感謝の気持ちでいっぱいです。
絵本の素晴らしいところは、作者がこの世界にいなくなっても、作者が生み出したキャラクターたちはずっと残って、次々と幼い人たちを喜ばせたり勇気づけたりして、友達になるから、永遠ってことだと思いました。

アヤドン 様
ありがとうございます。
僕らの名前は ぐりとぐら 僕らが一番好きなのは お料理すること 食べること・。・。♫
つい この前も「ぐりとぐらって 二人とも男の子なんだよ。」って話題にしたとこでした。家庭文庫の頃から シリーズで愛されている ぐりとぐら。。。永遠の命です。
絵本作家の訃報は
なんだか銀河鉄道に乗っちゃったなぁ・・・と思える不思議さがあります。
食べ物の無い時代に ぐりとぐらのカステラに夢を馳せたと伺いました。アトリエでも読み繋いで行きつつ 中川先生の旅立ちをお見送りしようと思います。感謝を込めて。

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