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2024年6月11日 (火)

紫陽花の頃

 ついに羽化したツバメのヒナに 両親燕が交代でエサを獲って運ぶ様子が見られるようになった。

 家の玄関の天井の隅には もうずっと前から口コミなのか 毎年何処かのツバメ一家が 巣作りをして 子どもを巣立たせている。

 今年も あと一息でチビ燕が巣立って行くことだろう。おめでとう。無事に旅立ってねー。 

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 6月8日 土曜日クラス。

 新入りのT君は この前は「僕は絵の具は苦手。。」なんて言ってたけれど「やっぱり絵の具に挑戦してみたい。」と。

 二年生なので まだ絵の具は学校でもあまり使ってないらしいけれど とかし方 混ぜ方を教えたら 自分の意志でどんどん進めていた。

 パレットもキレイに使っていたので「いいよ。上手に使えてるね。」と言うと うれしそうにした。

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 新人ながら 物怖じしないモモカちゃんは なりたいものを聞くと「漫画家」と。。。

 「漫画家は絵もストーリーもギャグも人間性も大事よ。立派な人になって みんなを楽しくしてね。」と言うと 目がキラキラした。

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 一回欠席していた ユウタ君登場。静かな存在感。。。

 前回の作品がちょっと見当たらなくて デッサンを教えたら ゆったりと取り組んでくれた。

 何と このクラスのノノカちゃんのお兄ちゃんと 高校で同じクラスだとか。。。ご縁は面白い。

 手前は バラにチャレンジしているユズキちゃん。

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 何となく案じていたけれど 心配は杞憂に終わった。

 重たくならない子ども達の世界、、ちょっと何かの障害があっても 混ぜて溶かして ミックスジュースのように味変するのが子ども達。

 とにかく この日「あら みんないい絵ですね。」「みんないい子ですねー」と トトロは何度も言った。みんなはシャキッとして描いた。

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 後半クラスにまたもや新人登場。4年生の ユイちゃん。

 少し遠い小学校だけど とてもワクワクしてやって来て ニッコリと「こんにちは。」と アトリエに入場。

 まるで 昔からいたようになるのは アトリエアルアル。。。お母さんも たっぶりと見学された。

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 大きな先輩と小さな後輩たちしか居なかった 男子二人は初めて歳の近い女の子を迎えて 心なしかいいとこ見せたいお年頃。笑

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 オトナちゃんがお家の都合で欠席なのは ありがたいミラクルで ジュンコさんもちゃんと座れて満席となった。

 一人にでも二人にでも 絵本を読むよ。ミオリちゃんと あっちでユイちゃんも 聞いていてくれた。

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 一人欠席なのに全員の人数という 座敷童子現象のアトリエ・。・。・みんなは嬉しそう。ようこそユイちゃん。よろしくね。

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 梅雨空に紫陽花は次々と咲き開いて 家の庭からいろんな種類をいただいて来た。

 亡き BOSS父は 庭いじりと花が好きだった。今も名残りの花が咲く。

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 6月10日 月曜クラス。

 この日は学校のあれこれで あんまり早く来る子は居なかった。

 サツキちゃんが 少し早く来て みんなを呼びに行ってくれた。誰かの家に寄っているらしい。

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 アラタ君もショウタ君もトトロ先生の作品を観に博物館に行ってくれたとか。

 そんな話をしていたら 手前のメイちゃんが「うちも行った。。」と。ありがとうね。。

 メイちゃんは この日体調を崩して欠席した一年生のスズちゃんに アトリエのオヤツを届けてくれた。偶然 お隣の家なのよね。。。

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 この日もみんなは たくさん描いた。明るい色の明るい絵。

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 この日 搬出で BOSSが引き取りに行ってくれた。

 ケーブルテレビに トトロ先生の絵が大きく映っていたと 生徒が教えてくれて みんなで嬉しそうだった。

 モデルとなった 麒麟獅子のアラタ君と傘踊りのショウタ君。ありがとねーー。

 トトロ先生は絵描き。これからもみんなを描くよ。

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 お母さんを待つ間 玄関ポーチで本を読むヒナちゃん。夕方の風は暑かった一日を ひんやりと冷ましてくれていた。

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 もうすぐ ようやく 看板が出来上がる。

 今までのは20年前に、トトロと生徒たちが描いたボロボロの古い看板なのに それを見ていっぱい入って来てくれた今年のアトリエ。。。。不思議です。新しい看板は 誰を連れてくるのかなぁ。。。。

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みんな 自分のことでいっぱいいっぱいなのに 手伝おうとされたり 絵を観に出掛けてくださったり 日常から旅のように 我が子をアトリエに連れて来てくださったり ・・・そして「せんせー 行ったよ。。。先生の絵があった。。」と 目を輝かせる愛弟子たち。

何だか それをしなくても生きていけるけれど 何かをすればみんなで喜べるから トトロの生きる道はそんなことかな。。

 名医の三木眼科のドクターに しっかり治して頂いたから また新しい絵を始めよう。

 見せ合って 感想を伝えあって ねぎらって 励まして・・・そのために 言葉とハートが 人間にはある。

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コメント

巣の中で、親ツバメからエサをもらいながら少し大きくなり、自分の翼で巣立って行くツバメたち…。何だかアトリエの子どもさんたちと重なりますね。アトリエを通して育まれるハートや繋がりなど…。アートはもちろんのこと、たくさんの心の栄養も吸収し、大きくなって一人一人、大空へと飛び立っていく…。アトリエはツバメの巣のような場所だなと思いました。途切れること無く毎年巣作りにやってくるところも、いつも満員になっているアトリエのミラクルと重なります!

新しい看板の完成、ワクワクします。看板の前で立ち止まり、アトリエの扉を開ける…。一歩を踏み出す子ども達の道標ですね✨

クローバー 様
ありがとうございます。
アトリエも家庭も学校も社会も 子ども達にとっては安全な巣でなければなりません。トトロが学校から学ぶくらいでないといけません。
絵を描く 小さなアトリエでは 教えられることは限られているし トトロの経験や体験からしか 子どもたちに渡せないのです。
大人達は 生き生きとした背中を見せて 人生の妙味を明るく手渡したいものです。
素早い判断と会話や行動で 子ども達に示していきましょう。
トトロはいつもそうありたいと思っています。
さてと 看板仕上げなくちゃ。。。

新しい看板、ステキですね。
思い起こせば、子どもが愛真幼稚園に通っていた頃、毎日アトリエの看板を見て、絵を習うのってどうかなぁと考えてました。
看板がとても魅力的だったので、ずっとアトリエのことが気になっていたのだったなぁと思い出しました。
話は変わりますが私も市展に行って、思っていたのと違う作品群にかんしんしました。今はいろんな作品が選ばれるんだなと楽しく見させていただきました。実は静香は麒麟獅子がトラウマで怖かったのですが、こんな可愛い麒麟獅子なら見せてやりたいと思いました。

アヤドン 様
ありがとうございます。
昔は西町にあったアトリエ。お向かいが愛真幼稚園で ナンシーさんが覗きにこられてから 続々と生徒が増え続け ついに今のところへ引っ越したわけで・・・・思えば歴史がありますね。
看板やお月謝袋は今も変わらず手作りです。
市展はいい感じになったと思いますね。落選も多数あったらしく そのほうがチャレンジする価値があります。
先ほど アルゼンチンに麒麟獅子の絵の画像送りました。。。笑笑
アトリエのアラタ君は今年獅子になります。

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