連休明けのアトリエ
長いゴールデンウィークは 花たちを咲かせ 雨の日も晴れの日も 祭りもあって 盛り沢山だったけれど 今が最高に忙しい田んぼのBOSSに休みは無い。だから トトロも アトリエから一歩も出ずに ひたすら絵を描いていた。
教室の日は 一週ずつずらして 連休中はお休み、、、みんなにも予定があるらしいからね。
田んぼ仕事の間にも 恒例の子供の日のイベントでは 鳥取砂丘こどもの国での ステージ音響などの仕事があり BOSSとスタッフは駆けつけて 休みの無い日々。。とてもいい天気で 沢山の人だかりだったらしい。去年は雨で ステージを屋内にしていたからね。。。
星野富弘さんの訃報もあった。
トトロが何年も入院して 何度も手術をし 色々な原因で足も手術の上に車椅子だった30歳代の時分に 同じ病室の患者さんの姪という若い方からこの本をいただいた。
体育教師だった富弘さんが 授業実演中の怪我で 首から下が麻痺して全く動かなくなられた その後の人生になんとかお見舞いの返事が書きたくて 口に絵筆を咥えて描き 詩も添えて綴られた 心からの愛と感謝とささやかな自然の大きな営みの中で生かされる中から生まれた作品たちの本だった。
トトロは まだ筆を自分の手でを持てると気がつき 病院で小さな絵を描き エッセイも描き始めて 一歩前へと心を進めることの出来た きっかけをいただいた本だった。
人はどこかが失われても 残る機能で何か 周りを元気付けることが出来るのかも知れないと 絵描きと エッセイストとしてデビューを果たし それを実践するトトロになってからも 挫折しそうになると何度も読み返している。
愚痴らず あきらめず いのちの限り という生き方を教えていただいた富弘さんの ご冥福をお祈りします。
アトリエでも人気の絵本 ばばばあちゃんシリーズの 作者 さとうわきこさんも亡くなられた。
退院してから トトロが家庭文庫連絡会で活動をしていた頃 講演会にいらして 近くでお話しすることも出来た。
長野県にお住まいで 喘息の為 子どもの頃 よく寝込んでいらして ラジオで落語を聞いていらしたので さとう先生の絵本には必ず「オチ」があるとのこと。。。ご自身のお子さんはいらっしゃらないけれど ご自宅で家庭文庫もされていて とても子ども達の気持ちが分かりますと仰って トトロは自分とおんなじだなぁ。。。と 思わずサインをいただいたっけ。30年も前のこと。。。まだアトリエはしていない頃。
作家というのは 作品がいつまでも生き続けて愛されるから 魂は存在されているんだなぁ、、ご冥福をお祈りします。
五月晴れの日の空の橋。天国は気持ちがいいでしょうね。
ようやく日常が戻って 学校も始まり 5月8日の水曜クラスから アトリエも平常運転のエンジンがかかった。
待っていたように みんなが走って来た。
なんだか懐かしそうに寄り添う ナナちゃんとミナミちゃん。楽しそうね。
こちら側 一心に描くサヤちゃん。
トトロはキイちゃんと話しているし。。。
少し遅れて ソージン君もやって来た。
ヨシノちゃんは 街の建物をメルヘン調で描いている。
あちらのテーブルの赤い花は 家のゼラニウムとウォーターヒアシンス。こちらにはハーブとユーカリ。
ミナミちゃんから声がかかる。「せんせーーーーーー❣️ちょっと来てくださーい。」「はいよっ・・・」
トトロはなるべく みんなから見える一箇所にいて みんなに応えるという裏技を使っている。笑
大きな空の中の扉を描くナナちゃん。
出しっぱなしの トトロの絵。
絵の中にアラタ君も座って居る・・傘踊りはショウタ君・・あと少しで完成する。。みんなは近くで見てくれている。
ミナミちゃんのフルーツ図鑑。
キイちゃんの ミッフィーちゃん図鑑。
さて 一緒に頑張って描こうね。。
久しぶりに 大きい絵と 個展用のたくさんの絵を描くうちに 以前大きな場所で個展をしていた頃の高揚感を思い出した。
やっぱり 少し若かったなぁ。パワーで描いた時もある。。。。今は 真心でじっくり描こう。。と思った。
描きたいことのある幸せ。
連休明けは なんだか 新しい物語りが始まるようで 子ども達とのアトリエタイムがとても楽しかった。
今の季節が一番心地いいのかな。。。大切に過ごしましょうね。
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