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2024年3月 3日 (日)

三月の始まり

 季節の気まぐれな寒暖差にも負けず 頑張って 上着を着たり脱いだりしながら 重たいランドセルを山登りみたいに背負って 頂上にたどり着いたような顔で 夕方のアトリエのドアを開ける子どもたち。

 2月26日の月曜クラス。 全員集合の8人は この日が最後の光景だった。

 ハズキちゃんが諸事情で アトリエを去っていく日。。。

 折り紙名人のハズキちゃんから 最後の講義を受けながら 懸命に折るみんな。

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 一抹の寂しさをこらえながら 新しい技を一つでも多く伝えようとするハズキちゃん。

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 ショウタ君とアラタ君まで 折り紙に没頭しているし。。。

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 ワカコちゃんとマナサちゃんは コッソリとハズキちゃんに贈る言葉と折り紙を。。。

 他のみんなも 元気の出るメッセージとイラスト付きのカードをコッソリと書いているし。。。

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 そして たちまち2時間が過ぎてしまい いつの間にか絆が固くなっていたみんなに 別れの時が来た。

 ハズキちゃんと同学年のメイちゃんたちとは小学校が違うから もう会えなくなるかもしれない。

 新人のサツキちゃんとヒナちゃんも含めて ここのクラスはミラクルにも全員がクリスマスに間に合い サンタさんと会えたクラス。

 共通の楽しさも 少しの期間だったけど深く共有出来た。数時間早く来て トトロ塾で宿題をするショウタ君や そこに付き合おうとするアラタ君など。。心の温まる人間関係のつながりのある仲間たちだった。

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 彼女のお母さんからいただいた お別れのご挨拶に ハズキちゃんのリボン。。。

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 みんなは こんなに作っていた。。。「おぼえたよ。ありがとう。」とヒナちゃん。それは何よりの別れの言葉だったでしょうね。

 きっといつか 思い出す。この日の気持ちとみんなの顔。。。。がんばれ ハズキちゃん。またね。いつか会えるよ。

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 3月1日の金曜日に いつもの受診と検査に行くと 主治医の赤坂ドクターから早めのホワイトデーのお菓子と 遅めの年賀状をいただいた。

 爆笑と感謝で 体調の話を忘れそうになった。。。そんなのが一番身体に良いのですよ。名医だと思った。体調はまあまあ季節の通り。。

 

 3月2日土曜日クラス。 雪が降っている。

 一足先に 月曜クラスのショウタ君参上。この日は トトロ先生の助っ人として来てくれたのだ。

 トトロは他のクラスでも みんなに ここのクラスのリョウスケ君が 漢字や数字ばかり書いて なかなか絵を描かないことを相談していた。というか ひとつの作品が完成まで行かぬまま 途中から違うことに気が向いてしまうことや いきなり二年生では習わない漢字を書いて トトロに「読める❓」と聞いたり。。。決して騒いだりはしないけれど 新しく入った子には興味を示さないこととか。。。総合して 長い目で見ようとしていたけれど 自分から絵が習いたいと言った割には 絵を描かないことに 少し悩んで 子どもの気持ちは子どもたちに相談したのだった。

 子ども達は それぞれに自分にもそんな時はあったこととか 自慢して褒めて欲しいのかな。。とか 色々本気で考えてくれた。

 ショウタ君は 一生懸命に話しかけたり リョウスケ君の話を聞いたりしてくれていた。

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この間入ったばかりの一年生 ナツメちゃんは ただただ楽しく どんどん描いていて この日降った雪の絵に夢中。

こちらは ノノカちゃんとユズキちゃんが さり気なく見守ってくれているし。。子ども達 すごいね。ありがとねー。

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 ユズキちゃんは 突如 大海原を描いて そこに浮かぶ勇気ある一艘の小舟を描き入れ中。

 トトロ先生と相談して スナフキンを乗せることにした。このところ みんなは傑作を生み出す。

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 この日 アルゼンチン在住のシズカ先輩が 姉のメグミちゃんの結婚式の為に帰国していて アトリエに来てくれていた(右上)ので 助っ人のショウタ君共々 記念の貴重な一枚。

 うん❓ リョウスケ君 やっぱり描きかけの絵を消して 大きく自分の名前を書いていたね。まあ 見ていこうと思う。

 ショウタ君 ありがとう、君は頑張った。。。シズカ先輩も そのことに感動していた。

 帰り際 リョウスケ君がやっぱり文字を書いたことを少し残念そうにしたショウタ君が言った一言にジーンとした。「まぁ 悪気はないと思うよ。」

 ユウタ君は あと数日で高校受験のところ 休まず来て キモチを整えていた。帰りはハグしてあげましたよ。「大丈夫よ。」って。

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 絵本も読んだし。。。(撮影はシズカ先輩)

  姿は子どもでも それぞれの役割を果たしてくれて アトリエのモットー「全員ハッピー」に向かおうとするみんな。

 悩んだり 迷ったりして いつまでも これでいいと言うことはないけれど トトロもきっと天から試練をいただいて 活性化させてもらえていると思って みんなでやってみようかな。100人100色。心を尽くして。。

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 そして 後半クラスには久々に全員の顔が揃った。久しぶりの再会に ちょっと照れながら嬉しそうな ミナト君カエデ君コンビはやっぱりミラクルな 赤の服で揃ったね。笑

 シズカ先輩を母上のアヤドン がお迎えに来られたから 一枚写していただいた。

 アルゼンチンは地球の裏側。「穴を掘って来てくれたんだよー。」と さむいトトロギャグ。

 一年生達は 本気にしたかも・。・。・。笑笑 オラ は こんにちは グラシアスはありがとう とか少し習って。。

 みんなで異国のお土産に「ぐ ぐらしあす。・。・」とお礼をしてから お別れした。また来てね。ありがとうねーーーー。

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 アルゼンチンのチョコをモグモグしながら 楽しそうに集中。

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 声の小さい二人には あっち向いてホイで訓練中。笑 ってか指の通りに上を向くミオリちゃん。・。・。・笑笑

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 アルゼンチンのお菓子たちが はるばるの旅を終えてアトリエ に 自然に混ざっていて ドクターからの和菓子や みんなからいただいたクッキーと会話しているようだった。それらは みんなのオヤツ袋に分けられて 翌日の雛祭りにでも召し上がれ。

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 トトロは相変わらず 突然のゲストや 助っ人に名乗り出る子や 新人に優しく教える 小さい先輩たちのチカラを借りて 寒い季節をなんとか乗り越えようとしていられる。

 やっぱり人を元気付けるのは 人。。。

 涼しい顔して 見て見ぬ振りの出来ない仕事だと自覚している。そしてそれには終わりが無い。

 出来るところまで やってみようと思わせてくれる子どもたちに ありがとうの三月の始まり。

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コメント

先日はお邪魔させていただきありがとうございました!
子ども達どうしでも先輩が1年生に絵を教えてあげたり、先生を少しでも助けようとする姿がたくさんあって、みんな優しい素敵な子たちだなと感動しました😭💕
アトリエに来るといつもですが、とても穏やかな気持ちになって帰宅しました🕊️
たくさんエネルギーを貰いました!
ありがとうございました😊🌼

こんにちは
静香がまたまたお世話になりました。アトリエは変わらず楽しそうで、でも中みはドラマチックで、そこにちょっと地球の裏側から来たお菓子なんかあるのは、ピッタリな気がしますね。
一人ひとりの個性豊かなお子さんたちにも、それぞれステキな未来が待ってます。地球のどこで暮らすのか、誰と暮らすのか。なんて楽しみ😊

しずか 様
ありがとうございます。グラシアス❤️
良いタイミングの日にいらして下さって 助っ人のショウタ君もトトロも心強かったです。
子ども達は 昔も今も お互いのことを気にかけたりしつつ 成長しながらアトリエタイムを満喫しています。優しいですよ。
世界中 お互いのことを気にかけて その眼差しが優しければ 戦争は起こらないのにな、、、と アトリエ流のポリシーを守りたいトトロです。
地球の裏側で しばらく明るく頑張ってくださいね。
穴を掘ったら アトリエがありますからねーーー。

アヤドン 様
ありがとうございます。
子ども達にとって 地球サイズのスケールはとても楽しくて 想像力全開で夢見心地な時間でした。
不思議なことに しずかちゃんは いつまでも あのシズカちゃんだし トトロ先生も あの頃のトトロです。
アトリエは魔法の建物なのかも。
あんなに手伝っていただいたのに 寛げて楽しかったらしく 社会の中でいつもは精一杯踏ん張っているんだなぁ。。。と エールを送ります。
良い結婚式になりますように トトロからもお祝いのミラクルパワーを送りますね。
また アヤドン がお迎えにいらしたこと とても嬉しかったです。

お迎えも繋がりなんですよね。一緒のクラスの子の顔や、絵やお母さん、お父さんのことを知ることができるの、お迎えですものね。
その延長が生徒展で、なんか親もいつのまにかアトリエの一員みたいになって、ちょっとウキウキしたりして。
親子で思い出を語り合える場所があるって、嬉しいことですよね☺️

最大人数をこえる8名の仲間も、ついに7名になるのですね。折り紙で折ったリボンに、みんなの思い、友情が、たくさん詰まっていて、写真の中から何か語っているようでした。別れはいつも辛いですが、次へのステップ。大切な瞬間ですね✨

助っ人ショウタ君。リョウスケ君の心に寄り添い、語りかけ、時に見守る姿にジーンときますね…。全員HAPPYに向かってそれぞれが自分なりの関わりで、相手への思いを繋いでいこうとしているところが温かいです✨一人じゃないよ、いつもそばにいるよ…と。
きっと、この瞬間も、いつか、「僕もあのときこうだったよ」と言える瞬間になっていくのでしょうね。
素敵な、アトリエの3月の始まりですね💓

アヤドン 様
ありがとうございます。
そうなんですよね。
あまり会話もなく ひたすら我が子を待たれるように見えるのですが どこかでバッタリ会われた時など 「ああ。。アトリエ の・・」とかになるようです。
親子で共有出来るように 生徒展のときのトークを考えました。
一番 いいところを見せたいのは お父さんお母さんなんですものね。

クローバー 様
ありがとうございます。
会うは 別れの始まり。
どうしても ずっと一緒ということは不可能ですが 一回ずつのアトリエでは みんなは この仲間達と ずっと一緒の気分で ゆったり絵を描いているに違いなく。。。いきなりのお別れの時 子ども達の潔さに感服します。
色々なクラスの様々な問題やドラマを オープンにして 助っ人を頼んでみたり みんなに相談したり。。。ずいぶん前からトトロは子ども達に相談するようになりました。
リアルタイムで子どもの時代を過ごすからこそ 寄り添えることもあるようです。
今が過去になった時 いい思い出として何かが残ればありがたいです。
クローバーさんもあれやこれやの 超ご多忙な時期 悔いなくお過ごしくださいね。

画用紙の上の漢字や数字はいつかアートに変身すると思います!

アトリエはそういう力を持ってる不思議な場所ですから\(^o^)/

我が子も苦労した時期が嘘のように毎日好きな絵を描いています☆

そんな仲間が増えると嬉しいです!

アトリエの力は通ってるみんな分かっていると思います(^^)

SOUママ 様
ありがとうございます。
とても心強いお言葉です。
目をそらさず 一人一人に向き合って行こうとするトトロですが これでいいのかどうか 何年も経って見ないと分からなくて そんな時似たように悩んだ経験のある子達が教えてくれますね・・
つまづきつつ やっていく方が 人間らしく優しく 素敵な人になって行くようにも思います。
色々 子ども達と ミラクルに成長して行こうと思います。
これからも よろしくお願いします。

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