みんなのアトリエ
いよいよ 生徒展前の最後の教室の日となる 10月28日 土曜日クラス。
その日は 前半に参加予定のナースのジュンコさんから 後半に変えて欲しいとの連絡があり さらに米子のユリちゃんも来る日だったから 後半の人数がオーバーしてしまった。。。。
トトロは急遽 後半クラスの 盲学校高等部のヒロト君に先日交換したばかりのLINEをした。「SOS 助けてください。。」と。
かくて「ガッテン 承知💓」とばかりに ヒロト君が即座に対応。前半クラスに駆けつけてくれた。この上ない感謝。
いつもの場所を変えると 色々ぶつかったりするので わけを話して そこにいたヒビキ君にも席を移動してもらった。
展示物の入ったコンテナの置かれた机は 壁のようで面白く タクヒロ君はわざわざ ヒビキ君の席を覗きに来ているし。。
トトロ先生とひとしきり パペットマペットで遊んだりするし。・。
こちらは レミちゃんミクちゃん アイリちゃん。。
カンナちゃんはインフルでお休み。生徒展の時じゃなくて不幸中の幸い。
みんなは 次なるミッション クリスマスカード作りに励んだ。
中一のレミちゃんは 夏休みに提出した水道局主催の水や水道をテーマにしたポスターコンクールで準特選に輝いたこと 後でお母さんに伺った。☺️おめでとう。12月18日から市役所に展示されますよ。
ちなみに ヒロト君は日本一になったことがある。みんな絵筆で社会に貢献してるのね。
この日もBOSSが 畑のミカンの木の枝を持って来てくれたので みんなでハサミでミカン狩り。収穫していただくプチ体験を楽しむ。
なんだかミカンも嬉しそう。アトリエ の主役になれるなんてね。
どんどん収穫。子ども達は「うち ミカンの枝からみかんを切るの初めて❣️」スーパーのしか知らないからね。。
ヒロト君は小さい子達に人気。
「このセンパイは 少し目が不自由だけど いい絵を描くのよ。絵本作家のようなんだよ。」と トトロが紹介して みんなはヘェ〜と尊敬。
どこか不自由な子が来ると トトロはわかりやすく 正確にみんなに説明して 助け合うように工夫して来た。
トトロの身体にも複数の障害があるし 別にどこか不自由でも劣るわけでもなく 障害のない人が優れているわけではないことを いつもみんなに話している。この世は比べて優劣を競争するところではなくて みんなで助け合う為に 誰も完璧ではないんだよ。。。って。
ヒロト君は小一から来ているけれど 本当に素敵な性格で小中学校共に 生徒会長をしていた。トトロとは何でも話し合える存在。
色々と乗り越えて生きて来たから とても明るくて強い。たまに「なかなか大変だよね。」と 彼と語り合うトトロ。😃
こうして 前半は楽しく過ぎて みんなは「次は会場で会おう。」と帰り トトロはハロウインなのでオヤツの持ち帰りを増し増しにした。
🔜🔜🔜🔜💕💕
後半クラスが始まり マオちゃんは粘土の「あとりえ寿司」の看板を作り ユウヒちゃんにはクリスマスカードのパーツを発注。
ただ一人 作品提出がまだだった 米子のユリちゃん。6年生。アトリエ歴6年。わき目もふらず全集中。
遠方なので 月に一度だけのアトリエにしているのだけれど 前回「持ち帰って少しずつ描けば❓」と言うトトロに「大丈夫です。」と置いて行った 甘さのツケが回った図。
トトロ先生が彼女につきっきりなので こちらのコンテナのふもとでは 一年生のチサちゃんがちょっと寂しそうに粘土で遊ぶ。
そして 時々「ユリちゃーん ガンバレーーー」と 叫んでくれていた。「チサちゃんありがとねー。」とトトロ先生。
みんなも静かに応援中のアトリエ。 この日はすでにクリスマスソングのBGMを流していた。
たまに 思い出したようにカホちゃんに話しかけたり ジュンコさんの絵を見たり・。・。巡回。
そしてまた ゆりちゃんの元へ。
トトロはちょっと厳しめに指導し みんなは 先生も絵の指導するのね・。・みたいな顔をして(いつもは 自由) 、とりわけ 数ヶ月も前から予告していた 生徒展までの時間はたっぷりあったし 小さな子でも仕上げた中で 簡単に描けると思った点を注意した。
そして トトロ自身 中学一年の時に そうやってあなどって 夏休みの読書感想文をクラスで最後に提出した苦い思い出をみんなに話した。
ユリちゃんは 少し涙ぐんで筆を動かし ついに完成させた。全員で拍手した。
この日は大量のクリスマスカードも出来ていて。。。
全員の絵も額に入った。
カードは 部品ごとの合作だった。いつの間にか手分けしていたらしい。
渋い あとりえ寿し の小さな看板も完成していた。
みんなは 合作の楽しさを知ったのかも知れない。
チカラを合わせて助け合えることの素敵さ。
困ったときは 意地を張らずに 「助けて」と言えば 誰かが助けてくれるあたたかさ。
アトリエ歴10年のヒロト君に トトロは初めて「助けて」と頼んだ。彼は夜に交わしたラインで「またいつでも助けに行きます。」と書いてくれていた。
生徒展に限らず 何かをするときの裏側にある大切なあれこれこそが 子ども達の心をグンと成長させるんだなぁと思う。
本番は むしろオマケ。
大人の中には 本番ばかり意識する方が多くて そこまでこぎつけた工夫とパワーこそに 気づいていただきたいと思うトトロ。
たとえ恥ずかしくてモジモジしたって それは当たり前。そこまでたどり着いたことに 拍手を贈りたい。
さてと 最後の仕上げを楽しもうかな。また来年 地球があるとは限らないから・・・・。今を精一杯。皆さんお楽しみに・・・・
みんなの作品 それはそれは素晴らしいです。何だかトトロは泣きそうになってしまいますよ。
« 実りの秋 | トップページ | アトリエ生徒展 2023 その1 »
作品展 とてもとても楽しみです。
毎年 先生の個展も市民美術展も 生徒展も行かせていただく度に 不思議な元気をいただいて かおる先生の本を何度も読んでいます。
生徒さん達は きっとアトリエと先生が大好きなのだろうと感じます。
幾多のご病気を乗り越えられた先生ならではの 温かい眼差しの中で きっと素敵な人物が育っていくのだと思います。
明るくて 前向きな先生の笑顔と 楽しい語りかけと 緊張しながらも嬉しさいっぱいの生徒さんの姿に 今年も癒される日を楽しみにしています。
投稿: かおる先生の大ファン | 2023年10月31日 (火) 20時46分
大ファン 様
ありがとうございます。
今年は 私の個展は出来なくて 大変申し訳ありませんでした。
その分 生徒達に心血を注ぐことができました。
夏に どう言うわけか生徒が増えて来て 初めて生徒展に参加する子も多く 大変楽しみな中 ハラハラワクワクしております。
きっと 皆様に元気と癒しをもたらせると思いますので 期間中何度でもおいでくださいね。
お待ちしています。。。。っていうか どなたか存じませんので コメントしたよ。。と コッソリ教えてくださいね。
投稿: アトリエトトロ | 2023年10月31日 (火) 22時40分