雪ニモ 負ケズ
ついに大雪突風で、25日の水曜クラスは 殆どの学校が休校のため アトリエもやむなく一週間延期にした。
大寒らしく モサモサと雪が降りしきって 野も山も街もみんな白銀の世界。
27日の金曜に ようやくマイナンバーカードを受け取りに市役所に連れて行ってもらって 手続きを済ますと入り口にアラタ君の好きな麒麟獅子舞いの等身大が。。
これが因幡麒麟獅子。紅い顔の猩々という猿が お酒を飲んで麒麟をからかうという一連の舞いが 春祭りや秋祭りに家々を練り歩いて 子どもは賢く元気に育つようにと頭を噛んでもらうのですよ。日光東照宮から受け継いで池田公が広めた慣し。
トトロはこちらに嫁いで初めてこれを見て その立派さにたまげたものでしたよ。もちろん頭は噛んでいただきましたよ。
で まだまだ降り積もる28日の土曜日は それぞれの判断に任せてアトリエはオープン。
待ってましたと 長靴登場の入り口。。。道路が遮断された青谷のカホちゃんと代替えで来ようとしていた海辺のユリナちゃんが雪の為来られず。。。出ようとした車の中からのケータイだった。・。・キモチだけはアトリエ に向かって来たのねー。
あとはみんな なんとか到着、心なしか 嬉しそうに張り切っているし。。。
手前のカンナちゃんのところは1メートルの雪ですって。送り迎えのお父さん達が少し得意げに教えてくれました。。
二週間前にアトリエから帰ってからコロナに罹っていて、復活したアイリちゃんは なんとなく素直に嬉しそうで 元気のありがたさを噛み締めているかのように見えた。
軽くデッサンして 少し難しい形を描くレミちゃん。上手いもんですね。
クドクド教えると難しいと思ってしまうから サクサク教えて描いてみてもらうトトロ。案外描けちゃうミラクルアトリエ流。
長年かかってトトロの集めた画集や写真集も よくみんなで見ている。一人で見るより発見は多いし 何より楽しいから。。
ヒビキ君も面白い視点で楽しい絵を描く子だ。トトロと空想の世界を語り合ううちに絵が生まれるらしい。
ミオちゃんスタッフも 色々と苦労の末に 子ども達と自然に向き合えるようになってきた。
簡単なことではないけれど 視線を同じにすると見えてくるのですよ。。。誰でも心の中に童心が生きているのだから。
後半クラスも深い長靴を履いて みんなは集まって来た。
「よくきましたね。ゆっくりしてね。」とトトロ先生は チョコを配る。甘い癒しがペンを進めてくれる。
ゆっくりと会話を楽しむことで 中学生たちはくつろぐようだ。毎日忙しいからね。
マオちゃんとユウヒちゃんが集金袋に可愛いイラストを描いてくれた。
アトリエの事務用品は全部アナログ。手作りの温かさ。クスッと笑える楽しみも添えて・。・。
いつもの看板がアートのよう・・
日曜の夜も降ったから 月曜クラスのアラタ君、雪に座って「先生 来たよー。。」この日は半ズボン。、。、。、。
まさかのショウタ君がアレにやられてしまい、この日までが自粛で欠席。お大事にねーーーー。
レン君とアラタ君、持参のタブレットを見ながら何やら相談中。時代は移る。便利なものは使いこなせばそれで良しっ。
完成したのは 素敵なアナログ。レン画伯は 飛び出している花の絵。アラタ画伯は夕日の海とジョーズ。。。
ワカコちゃんは 菓子箱を額にして ニャンコの作品。額も手作り。
ハズキちゃんも アザラシの赤ちゃんやたくさんの動物を描いた。
この日は二人とも 二枚ずつ描いた。
大雪にも負けず みんなはあちこちからやって来た。自分のところは何センチだったとか 色々と雪にまつわる不都合を楽しい話に変えて笑っていた。
子ども達は 昔から台風や大雪の時 いつにも増して元気になって なんとかアトリエに来ようとする。
大事をとって おやすみにすると ガッカリしていたりする。
トトロも みんなが来ると 元気が湧いて 張り切ってアトリエをする。
一番疲れるのは 何事もなく平穏無事な日々なのかも知れない。頑張りどころがあったほうが 人は前に進めるんだね。
いろんなアクシデントは 人の心を優しく強くしてくれる。
雪ニモ 負ケズ もうすぐ立春。 みんなで 天の白いお手紙を楽しみましょうね。大根や人参が甘くなるからね。
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