出会いと別れと再会と
6月13日 月曜クラス。
梅雨空は降ったり止んだり 忙しく 梅雨入りのアトリエも除湿機をかけたり クーラーを入れたり切ったり 子供たちの体温は絵を描くとますます上がるらしく、トトロも微調整に忙しい。
そんな中 前回卒業して他の絵画教室に移ったコウノスケ君のいない 4人のアトリエで また一人このリュウセイ君がご家庭の事情で この日一旦 アトリエを去ることになっていた。
トトロは「好きなことをしていいよ」と言うと みんなは全員石谷家のトトロ展に行っているので そこに展示されていた安部先生の粘土の人形や小物を思い出して 作り始めた。
そして 創ったものをリュウセイ君にプレゼントしようと いっそう頑張るのだった。。
レン君は得意のご馳走のフィギア制作中です。
美味しそうな皿うどん 完成。。お箸は爪楊枝。ゆで卵の見事さ。。。ネギのリアルさ。。
汗ばんだみんなは トトロ特製アイスキャンデー チュバチュバタイムで一息。。
みんなの傑作を抱えて ちょっと寂しげなリュウセイ君とオトコ組。。
「また来るよねー。ねえ また来るんでしょ❓」と ボーイソプラノで叫ぶショウタ君。
出会いがあるところには別れも来る。 いつでも会えるなんて当たり前のことではない。子供たちはそれをあんまり知らない。
トトロは「石谷家で荷物を運んでくれた時 嬉しかったよ。今までありがとうね。またいつでも手伝いにおいでね。」と言うと、彼はコックリうなずいて ニコッと笑った。五年生の人生にも 時にはガマンの試練もある。また会いたいと思わせる魅力ある生徒だった。
一方 18日の土曜クラスには 新しいあの姉弟が さっそく次の自分たちの時に学校行事で来られない代わりに来ていて みんなもいつもと違うメンバーに 新鮮な時間を過ごすのだった。
さり気なく となりのユウタ君がヒビキ君の新しいパレットを開けてあげたりしてたね。
違うクラスから混ざったばかりのノノカちゃんは、同じ3年生で背格好も似たようなサイズのユズキちゃんと静かな交流を始めたみたい。。
姉弟の姉のレミちゃんは 落ち着いてアトリエの中の小さなモノたちを探して描いているし。。
大らかな海の 穏やかな航路に チビ恐竜の「ひょっこり」を乗せた船を描いた。
無くしても すぐに ひょっこり出てくるので 20年前のセンパイたちが その名前をつけた。
後半クラスの紫陽花に乗る猫バス。
館長さん 人気ですよー。。。足の数を確認するアオノちゃん。。
この日 修学旅行中の中三のカノちゃんは 現地でコロナが発生し 急遽 一部のスケジュールを中止して引き返したという 気の毒なハプニングに見舞われ お父さんが彼女がアトリエにと買ってくれていたお土産のお菓子を届けてくださった。
規制も緩和されて県外に行っていた矢先の悲劇だった。生徒会長カノちゃんの キリリとした行動が目に浮かぶ。
翌日の父の日のために キレイな貼り絵の力作ができた米子のユリちゃん。お父さんさぞかし嬉し涙でしょうね。。
トトロの筆は止まっていない。
あれからご注文いただいた絵を描き続ける日々。。
愛犬を入れて 立体的なバラと青い鳥と・・・とのリクエストには こんな風に仕上げました。
ちなみに わんこの尻尾はススキを貼り付けてフサフサ感を出してみました。
お孫さんと愛犬と。。。横長に、、、春めいて。。。のリクエストには これを。
みなさんスマホからお孫さんや愛犬 愛猫の写真を下さって トトロは結構 難題にチャレンジ中。。。
こちらも 二人のお孫さん兄弟と 二匹をとのご注文。昨夜気球の構想が浮かび仕上げたら朝になってたトトロです。
この三点は智頭の方々のご注文だったので 「お渡ししに行きます。。」と駆けつけて下さった なつかしの小林さん親子。初アトリエ。
トトロのファンということだけで 長い個展期間中 ずっとスタッフを引き受けていただいていたので 終わってからはトトロロスになられたとか。。。こうして 小林宅急便として再会できて トトロも嬉しかったです。
絵を描き続ければ 会えなくなった人にも いつかはまた会えるから、アトリエを続けて行こうと思う 梅雨の合間の小さなドラマ。
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