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2020年1月30日 (木)

そして・・神戸

 今年の一月は長い。…ような気がしている。

 雪のイベントは総崩れ。チラホラとも天からの白い便りが見当たらない。かといって晴天ではなく冷たい雨が降っている。

 それでも 助かっているのは受験生たちだ。

 25日の土曜日クラスに 久しぶりのミカちゃん登場。あちこちの試験にチャレンジしていたらしい。

 彼女のペン画は味わいがあって 信州のくまたろうさんが山のクルミでこさえて下さった「クルミインク」で いい絵を描く。

 この日描いていた自転車の絵を トトロは手持ちのミニ額に入れてあげた。

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 ニューフェイスの二年生「カンナちゃん」は、お休みの日に城崎マリンワールドに行って来たらしく、少し恥ずかしそうにお土産をくれた。

 「イルカがいたでしょ?」とトトロ「はい。」  「じゃあ 思い出して描いてごらん。」

 さっそく スイスイと描き始めた。子ども達は感動した場面が冷めないうちになら すぐに絵に出来るチカラをもっている。

 他のみんなは アトリエのどこかに居る イルカのフィギュアを探して そっとカンナちゃんの前に置いた。

 自分がいつかされたように。。。親切は受け継がれて行く。

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 スタッフハルカちゃんは、トトロが古くなったガーゼの布を洗って準備していたのを切っているところ。

 さて何が出来るでしょうか・・・・

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 アトリエライフもあと二ヶ月となったセラ画伯は いつものように静かに描いている。

 

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 レイカちゃんはご両親が仕事のため 自転車で来て 描きたいものを見つけて下書き中。

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 こちらも入ったばかりのリコちゃん。11匹のねこをデザインした。

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 久しぶりに大好きなミカ先輩が来て うれしそうだったユリナちゃんと 二枚目を描き始めたカンナちゃん。

 いずれ ミカ先輩とセラ先輩が卒業し、その二人と交代のように小さい二人が入って来たという アトリエミラクルは続いている。

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 後半クラスのソーシ君。無口だけれど いい絵が表われて来ているので、「いいよ。その調子。」と トトロ。

 中学を受験していたはずなので トトロはこっそり 口パクで「どおでしたか?」と聞くと「合格でした。」と。

 おめでとう。。。。。  この日の描きかけの小さい絵をまた額に入れてあげたら 途中なのに「持って帰ります。」と。

 あとでサローラが 「うれしそうでしたね。」と。トトロは合格祝いに新しい消しゴムを手渡した。

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 米子からのユリちゃんも来た。

 トトロの教える方法をいつも目を輝かせて吸収して 自分で完成させるがんばり屋さん。

 一年生のときは あんなにおとなしかったのに ちゃんとハキハキした子になった。

 いつも遠路はるばるありがとう。

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 ココナちゃんは3月いっぱいで 東京のほうへ転校する。

 考えるとさみしいから 黙々とアートをするそうな。

 この日はマスキングテーブでスタイル画を仕上げた。

 「あっちに行っても みんなと仲良くなれるよ。先にニッコリして よろしく。。って言うのよ。」とトトロ。「はいっ。」とニッコリ。

 この子に誘われてアトリエに入った子が何人か居る。面倒見のいい子だ。

 きっとだいじょうぶ。人気者になるよ。

 春のアトリエは いつものように出逢いと別れがやって来るから 今のうちに悔いのない会話をしておこうと思うトトロだった。

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 26日は神戸。 鳥取駅で「トトロせんせーい。」と声がかかりソージン君のママとバッタリ。「神戸の診察に行って来ますね。」とトトロ。

 今回はJRで向かった。

 因美線から智頭急行に乗り継ぎ 山陽本線 そして姫路から神戸線・・・

 BOSSがこんな旅で乗り継ぐスリルが好きなので、待ち合わせ時間数分だけど同じホームなどと あらかじめのプランが余念なく全部座れた。

 午後二時に出発して 各駅もあったのに17時前には神戸に着いた。

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 この日はホテルに泊まり

 翌 27日の月曜日が予約の日。

 朝から レントゲンと時間のかかる肺機能の検査室を巡り、主治医の内田ドクターと3ヶ月ぶりの再会で診察。

 あまり変化もなく 数値も横ばい。横隔膜はちゃんと下がったままで一安心。

 ツンツンヘアースタイルの内田先生に小さい包みを渡す。「これ髪をかためるムースです。」「アハハありがとーございます。」

 そして トトロ絵はがきとラッキョもお土産。。。

 あとは三ヶ月後の3月だ。そのあとは9月。 そこで異常がなければ神戸の診察はおしまいになるらしい。

 あんなに大変な手術で助けてもらったから ここの病院はトトロの未来をつないでくれたところだ。

 「先生もお元気でね。皆さんにもよろしくお伝え下さい。」「はい。トトロさんも気をつけて。」

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 何やらホッとして 帰りはもっとゆっくりの各駅停車にも乗って・・・

 駅名が楽しい。知らない名前ばかり。「石の宝殿」・・ほうでん・・・何か昔のありがたい宝物が祀ってあるのかしら。

 病院じゃなくて旅がしたくなった。地名の言われも知りたくなった。

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 上郡で乗り換えて相生まで2駅だけ乗った列車は貸切り状態。あちこちに座ってみるトトロ。好奇心一杯のトトロ旅。

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 そしてまた 日が暮れないうちに鳥取に到着。神戸って近いね。

 今回はトトロフレンドのラクヨサンタさんとは会えなくて。。。一月に初孫ちゃんが誕生し しかも男女の双子ちゃんというHappyミラクルで ラクヨさんは目下ベビーシッターグランマに変身しているのだった。ガンバレーーー と応援ラインを送った次第。

 また 会おうね。

 

 土曜日に アトリエに完成していたものは、あのときスタッフのハルカちゃんと 後半のサローラが丁寧にこさえてくれた「ポンちゃん」だ。

 これに絵の具やパステルをつけて みんなで絵につかうすぐれもの。「ポンちゃん」ってアトリエ用語なのであしからず。。。

 大部痛みが激しかったので、洗車用のデカいスポンジを切って ガーゼに包み 凧糸で結ぶという、実に10年ぶりくらいにリニューアルした。

 えんぴつも消しゴムも 持てないくらい小さくなるまで使い込み、訪ねて来たOBたちが「これ まだ使ってるんですか?」と驚く。

 大切にみんなで使う道具達。バケツもパレットさえも センパイのお古を洗って使っている。

 だからサンタさんが新品を下さったりすると感動するのよね。

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 でも お香はいいものを使って、アトリエにいつも安らぎの香りをたきこめている。

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 そして 神戸が終わる度に、トトロはまた少し気持ちを立て直し 春が来る前のアトリエに何かの準備をはじめるのだった。

 秘密の種まきみたいにね。

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コメント

(○´∀`)ノ゙こんにちゎ★師匠 
今回 巨匠隊の作品をたくさんアップして頂き 
ありがとうございました 楽しいですね 
アトリエの画用紙は とても大きくて 
短時間で作品を仕上げるのは大変そうですが 
1日でちゃんと完成してしまう方や 
少しづつ描きたして時間をかける方が 
いらっしゃるかと。
師匠は 自由に個々に任せてらっしゃるのかな 
 
神戸 検診 お疲れ様でした 
今回は電車移動だったのですね 
車と電車では 車窓の景色も変わり 
プチ旅感気分が味わえるのが 楽しかったりします  
 
「宝殿」・・ なんか 埋蔵金が眠ってそうな駅名ですね 
そういえば 思い出した ・・・ 
恋人達が この切符をお宝に!と 押しかけた 
 
「愛国から幸福ゆき」の切符 
 
・・・  ふ  古~~~!

 

プ二 様
 ありがとうございます。
 そそ 一年かけて一枚仕上げる巨匠もいます。
 何か競うように急いで描く子には「ゆっくり描いてね。競争じゃないのよ。」と。。。
 それぞれのペースはみんなに任せて とにかく最後まで仕上げるようにと・・。
 みんな途中の子もいたりして、そのうちに描き切る時を待つトトロ。
 絵は本当に10人10色。

 愛国から幸福の切符 トトロも持ってますよ。
 鳥取には「恋山形」という駅があって 恋愛成就のスポットになってます。
 宝殿・・・気になるわ。
 列車の旅もいいもんですね。。

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