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2018年7月

2018年7月29日 (日)

再会の日

これでもか と言うほどに日照りの夏の猛暑は続き、北国生まれのトトロは一歩もアトリエから外に出ずに ただ子どもたちの来るアトリエタイムに元気の照準を合わせている日々。

 23日の月曜クラスのみんなは いつものように駆けて来た。
 カノちゃんの小学校だけは夏休みに入り、あとのみんなはもうすぐだ。
 トトロの家の畑から少しひまわりを持って来ていたら 夏色の少女たちはすぐに描きはじめた。
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 トトロアイスキャンデーは初めてのミライちゃん。
 「これ せんせーがつくったの?スゴい。」
 いやいや 創ったって。。。。カルピスを凍らせただけなのよね。汗
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 夏色ひまわりトリオ。。。完成。
 「みんなちがって 元気な絵ですねー。」「はいっ。」
 そしてトトロはみんなにゴッホの「ひまわり」を見せた。
 「ゴッホさんのも上手いねぇ・・。」。。。。あわわわ「そ そだね。」
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 ひと月前に 電話をいただいた。
 「トトロさん。ついに鳥取に行くことが決まったと。」
 長崎は佐世保の福田泰三先生からだった。
 1998年に、鳥取の商店街にあった無料で借りられる市民広場みたいなスペースの中でトトロの二度目の個展をしていたときに、出張でいらしていた彼がフラリと立ち寄られて トトロの童画に感動して下さり、話をした。20年前のことだ。
 アトリエの教室をはじめて一年、生徒たちに教えるのは絵以外なのかもしれないと思いはじめた頃だった。
 教育現場で教科書以外の大切なことに気づかれ、「子どもの可能性ははすごかですよ。」「そうです。子どもたちから気づかされます。」と 僅か15分間ほど真剣に話して、トトロの絵はがきなどを購入され列車の時間になってしまい別れた。
 
 しばらくしてクリスマスの頃、福田先生のクラスの一年生30人から絵と手紙が届き、彼は「本物のサンタさんに会って来たとよ。」と報告していたらしく「サンタさんは鳥取に住んでいたんですね。トナカイは元気ですか?」とかいう内容の やらせ抜きの可愛い手紙ばかりだった。
 トトロは全員に返事を送り、そのやりとりは福田先生があちこち転勤されて受け持ちの児童が変わっても毎年4年間続いた。
  やがて佐世保市内の5年生を受け持った彼は、国語の単元の金子みすゞをトトロに変更されて班ごとにそれぞれトトロの絵はがきに物語りを創作させ、完成したものをアトリエに送って下さった。とても完成度の高い絵本になっていて感動した。
 「会いたい。」トトロはBOSSとスタッフと図書館関係の友人とで一路佐世保に向かった。学校に贈る大きな絵や、鳥取の土産をたくさん積んだワゴン車で。
  それは2002年の三月のこと。
 5年一組は、全員で企画から進行までチカラを合わせてトトロを歓迎してくれて
 トトロはお話や絵本を読んでから持参した原画を見せて 絵の授業をして35人に 絵には上手い下手などないことを伝え 描き方の自由さを体験してもらった。
 彼は何も指示せず一言だけ「時間は宝物。」と子どもたちに告げた。
 待ちの姿勢の子が一人もおらず、みんな目を輝かせてトトロに向かって来た。
 15分の初対面から5年。感動的な二時間の授業となり、そのときの子たちの中には今でも年賀状をくれる子も。みんな27歳になった。
 トトロは帰ってからすぐに「南の町の5年一組」というエッセイを三回に渡り新聞に連載して反響を呼んだ。こちらの教師の皆さんにも伝えたくて。
 あれからさらに16年。梨やブドウを送り合って交流は細く続き、子どもたちに向かう姿勢はとてもよく似ていることに変わりはなかった。
 迎えに向かう道中に シャンシャン傘踊りの大屋台が設置されていた。
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 ネットで見ると、福田先生は その独特の教育哲学と実践で全国から講演のお呼びがかかる現役教師となられ本も出版されていた。でも一ミリも偉そうではなく。
 トトロは あのときよりは少し大き目の個展を続ける画家になれたけれども相変わらず毎日必死で子どもたちに向き合っている。
 
 そんな二人は鳥取駅で再会した。
 「トトロさーーーーーん。」「いらっしゃーーーい!」
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 翌日の倉吉での講演会の一日前にわざわざ会いに来て下さった。
 トトロはすぐにアトリエにお連れして、BOSS達とも再会を果たしていただいた。BOSSは来客の為に車で迎えられず トトロたちはタクシーで街を巡りつつアトリエへ戻ったのだ。
 おもてなししようにもこの暑さと制限時間とトトロの体力を加味して、鳥取の智頭杉のまげわっぱの弁当箱に手づくりのトトロ弁当をその場で詰めて 召し上がっていただいた。「これは何よりうまかーーー。」と完食して下さった。
 
 「このアトリエには とてもいい気が流れているとよ。」
 本棚にあったトトロの愛読書は 全部彼も読んでいたし、全く教師らしくない子どもをワクでしばらない姿勢は相変わらずで、「きっとまた来る事になりますけんね。トトロさんも現役で生きておられんといかんとよ。」「はい。そうします。」
 トトロは昔描いた 天使が鳩を鳥かごから解放しているアクリル画を贈ると、彼は驚いて「何で分かると?今のボクのテーマは 解放で 子どもたちをもっと自由に飛ばせたいということですたい。」と。ミラクルは得意だもんね。
 
 こうして 今回は3時間ほどお話が出来て、また駅まで送り別れた。
 うれしかった。楽しかった。現役でやっていて良かった。
 彼はちっともかわっていなくて、さらに心の深いおじぞうさんになっていた。
 こんな出会いもある。行動すれば良き出会いが生まれ、それは時を超えて続く。
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 翌日 講演を聴いて下さった倉吉のアオイ君のお母さんから とても感動したことの報告をいただいた。スライドに前日のトトロ弁当まであったとか。汗
 やっぱりトトロも「今」を生きよう。。。。そう思った。
 
 その日の夕日はこの不思議な再会を祝うような色だった。
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 彼から元気をたくさんいただき、台風近づく28日の土曜日。
 前半クラスは満員の8人。
 スタッフユイちゃんは地域の夏祭りで来られず。
 
 ユウタ君にはタカユキ君が 新人の女の子にはミカちゃんがさりげなく寄り添って。いつものアトリエ。
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 このところペン画の腕を上げたコーセー君。
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 完成してサインを入れたユウキちゃん。キリリ。一年生。
 はじめての夏休み。
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 台風も吹き飛ばす熱気。
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 アクリル絵の具で完成のリョウナちゃん。
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 後半 ヒロト君。細部は色鉛筆で ていねいに。
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 後半の女子たちは それぞれの理由で欠席のため トトロ先生も一緒に描いた。
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 そして ゆるぎないテンテンマジック。
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 毎回出て来る トトロシャーベット。
 「今日も楽しいなぁ。」とみんなの声。
 それは何より。
 サローラはスタッフに復活していてありがたい。
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 大きなヒマワリと 夏の子どもたち。
 みんな輝いて心の花を咲かせて欲しいと願うトトロ。
 この日のオヤツの中に 長崎のお菓子があったこと、気づいたらしい子どもたちは「夏のサンタさんからですか?」「まあ そのような方が持って来てくれたのよ。」
 こんなに災害の多い日々に、それぞれ病んだりしながらも生かされて しぶとく再会を果たすミラクルのパワーは 嘘やとりつくろいのない 真っすぐな出会いから繋がるんだなぁ。。と思った。
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 生きて居ること自体が奇跡。
 会いたい人には 会いに行こう。
 ありがとうを言うために。悔いなく生きていくために。

2018年7月22日 (日)

地球の子どもたち

 早朝のアトリエ。

 ブラインドごしの淡い朝日が また暑い一日になりそうな予感を届けている。
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 7月18日の水曜日、まず みんなの時間前に面接体験の子がお母さんと訪ねて来る予定だった。
 アリスちゃん3年生。オーストラリア人の女の子。。。の予定が、なんと 一緒に来た双子のもう一人 アレン君(双子ちゃんとは聞いていたけれど男の子とは知らなかった)が「ボクもちょっと描いてみたいです。」と。
 「どうぞ。」とトトロ。。。みんなの驚く顔がはやく見たい。。ワクワク
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 続々と何も知らずに いつものみんながやって来て、いつものように新しい体験の子に「こんにちは。」と挨拶を交わして、これまたいつものようにお水を汲むところやトイレの場所に ご案内して、やがて全員そろった。
 アリスちゃんは「とても楽しい。」と笑った。
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 トトロもやっぱりいつものようにした。
 アリスちゃんとアレン君は それはそれは楽しそうに描きたい絵を描いた。
 向こうの事務所でBOSSと話しておられたお母さんは、「もしも アレンも習いたいと言ったら 一緒に習わせますけど。本人のキモチ次第です。。」と。
 ソージン君はヒソヒソとトトロに言った。「ボクの七夕様の願いが叶ったよ。」
 それは「もっとアトリエが楽しくなりますように。」何度も字をまちがえて 黒いペンでおだんごのように塗りつぶし 一生懸命書いた願い事。
 声で言うと みんなにとても失礼だと思うから こっそり書いた願い事。
 彼は男の子の仲間が欲しかったのだった。
 うれしくて アレン君にいろいろサービスして ありったけのアトリエのお宝を見せて そして アレン君は「ソーちゃん。」と呼んでくれた。
 この日 ソーちゃんの画用紙は殆ど白紙のままで アレン君は一面の花畑を描いた。 ソージン君の白紙は「うれしい日」というタイトルの絵だと思った。
 女の子たちは「ソー君よかったね。」と言った。
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 「この子はモンゴルです。」とトトロに紹介されたソロンゴは、はりきって二人に細々と いろいろなことを説明した。自分がかつてしてもらった通りに。
 みんなは アトリエのコアラのヌイグルミを出してイーゼルに飾った。
 かつて サローラやソロンゴが初めて来た時には 馬のヌイグルミだった。
 
 「せんせい アトリエっていろんな国の子がいるんですね。」と言うから
 「みんな地球の子よ。一緒だよ。」と返事をして、海の絵本を2冊読み聞かせした。全員静かに絵本に見入っていた。
 
 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 この日 ほんとうはみんながどんなにワクワクして過したかは、数人の子の絵の道具がすっかり忘れられていて 空っぽの袋を持って帰ったことから想像にあまりある。中には自分の下敷きに小さく「アリスちゃん。アレンくん」と書いた子も。
 袋の中にはお家の方への報告がギッシリ詰まって 道具が入らなかったのね。笑
 やっぱり帰り際 アレン君は「ボクも習いたい。」とお母さんに頼んでいた。
 聞いていたみんなは「やったー。」と トトロを見上げて笑った。
 仲良くしようね 地球のこどもたち。
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 翌日の木曜夜クラス。
 36度越えの一日を過した皆さんは それでもやって来てくれた。
 この日をもって クンちゃんはいろいろと多忙になり アトリエを去る。
 彼にとってトトロは いつまでも「タンポポ文庫のトトロおばちゃん。」だ。
 だからアトリエに居ても こっそり小さく「おばちゃん」と呼んだ。
 2歳から25年ものおつきあい。
 
 翌日部活の試合のため 少し早帰りをするショウマ君と記念に。
 サローラとカイキ君はそれぞれの都合でお休み。
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 のり子さんとジュンコさんには別れが言えた。
 クンちゃん ここまで来てくれてありがとう。うれしかったよ。
 元気に人生の旅をしてください。
 そして 会いたくなったら トトロはいつもここに居るよ。
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 21日の土曜日は朝から気温がグングン上がり、TVのニュースを見ると鳥取が36度越えの日本一になっていた。暑い。。。午後はついに38,2度で引き続きトップ。
 アトリエ入り口のトトロの風鈴が懸命に小さく チリンと揺れた。
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 前半クラスには また体験の子が来た。
 ユイちゃんスタッフは欠席のミカ先輩の替わりに ユリナちゃんに寄り添う。
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 体験の女の子には そのユリナちゃんが積極的に話しかけて仲良しになった。
 レイカちゃん 三年生。優しそうなお父さんとウキウキとやって来た。
 またもや 中国のお友達だ。
 そして みんなはいつものように優しく歓迎した。
 とんがりコーンを指につけた魔女は 先輩たちもみんなやっていたよ。
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 絵も絵本も、、、そしてトトロ先生も、なんだか万国共通だ。
 トトロは彼女に伝えた。「こんにちは。」「ありがとう。」「ごめんなさい。」が言えたら100点よ・・って。
 さらに楽しく絵が描けたら200点よ。。って。
 「はいっ。」レイカちゃんは明るく笑った。
 つられてユリナちゃんまで「はいっ。」と言った。
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 後半はチャーリーさん仕事欠席で、トトロ特製アイスキャンデーの女子会になった。みんなして おしとやかにガブリ。キーーーン つめたっ☆
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 岡山から豪雨にも負けず はるかちゃん登場。
 ビタミンの元気を描く。
 「先生 今日が最高気温なら アトリエはいつもあるねっ。」
 ガーーーーーン    汗。
 が がんばろうかな。続々と地球のこどもたちが入って来て、新しい風を送ってくれるから、トトロは夜空を飛びながら 胸にみんなを抱えて「ガーーーーォ♪」と 乗り切るしかないのです。
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 「うちらが手伝いますから。。やりましょう。」とスタッフーーー。
 日本舞踊の和傘をクルクルして見せた。
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 夕暮れもまだ暑い。
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 バケツ一杯に持って来たBOSS畑のキュウリとトマトもみんなに分けて、暑さに負けないでと手渡した。
 みんな地球の子供たち。笑顔と元気と優しさと。
 分けてもらっているのはトトロの方だと やっぱり今日もありがたくて なんだかジーンとする 熱帯夜のアトリエ。
 
    sweat02皆様も水分 塩分 忘れずに この暑さをしのぎつつお元気で。
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2018年7月15日 (日)

ささやかな幸せ

  猛暑お見舞い。。そして豪雨被害お見舞い。。申し上げます。

 いつの間に梅雨が明けたのかと思ったら、一週間前の豪雨のあたりにこちらの梅雨は明けていた。
 平年より5日くらい早かったらしいけれど、連日の新聞各面の中国地方各地の大きな被害の記事に 梅雨明けの記事は目立たなくて気づかなかった。。。
 目を覆うばかりの惨状と 肉親を失った方々の哀しみと 大切なささやかな暮らしの全てを失くした人々の様子をTVで見ていると あのトトロの故郷の東日本のときや 阪神のときや またもや強く鮮明に思い出してしまって心がすくむ。
 人間って 大自然の中では 本当にちっぽけなんだね。。。
 ても きっとまた立ち上がるんだね。今までのように。
 ...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
 
  雨上がりの月曜クラス。9日のアトリエには みんなが早めにやって来た。
 とても暑いけれど 汗プルプルの子供たちは元気に走って来る。
 みんなの顔を見ると ホッとしてしまうトトロだ。
 
 ストンと席について ササっとアートを始め出す。
 ミライちゃん。。。一年生。「虹のカードをつくりますっ。」
 「はい 使えたらつかってね。」どこからかキラキラの糊を出すトトロ。
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 「うちらは 夏の屋台村を創ります。」
 「あら いいねー。射的も創ってね。トトロ先生得意なのよね。」
 「つくる  つくる。」
 「マオちゃん何つくってんの?」
 「金魚すくいのおじさん。」「アハハ・。・。」
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 ココナちゃんは サーフィンを立体で創った。
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 みんなの中には お母さんの実家が広島のカノちゃんや 九州佐賀のナナミちゃんなどが居て「大丈夫でしたか?」と聞くと「はい 浸水したらしいけど 元気です。」とのこと。
 各地で災害があると みんなの祖父母様たちのところが気になってしまう。
 それぞれに故郷があり、子供たちは夏休みやお正月に行って来たことをトトロに話してくれるので みんなのルーツを知る事となる。
 親は子や孫を 子は親を心の中で心配しつつ なんとかどっこい生きている。
 幾つになってもそれはおなじ。
 このブログもあちこちの おじいちゃんやおばあちゃん達がご覧になっているらしいから みんなの姿を発信していこうと思うトトロ。
 ご心配なく。みんなとっても元気ですよーーーー。
 全員立ち上がって 手分けしてオヤツの準備をする月曜クラスのみんな。
 この日は ラストは外を走り回ってキャーキャー笑っていた。
 こちら この日の気温34度。疲れ知らずの小さなアーティストたち。
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 火曜日からはご依頼の絵の制作やら 美容室や その他諸々で過していたら 立て続けにアトリエ入会希望の問い合わせがあり そのうちの一人は な な なんとオーストラリアの子だった。
 来週面接の予約をして みんなにもサプライズの報告をした。
 今まで モンゴルや中国のお友達と仲良く世界を広げて来たけれど、英語圏からは初めてだ。「どのクラスに入ってもらうんですか?」とみんなウキウキ。
 「まあ 面接して ゆっくり決めます。」とトトロ。
 そんな話題で始まった14日の土曜日前半クラス。
 はるかちゃんが 筆ペンでチカラ強いネコを描くから「あら 絵本の 100万回生きたねこ みたいなネコね。」と言うと「はい。それを意識しました。」と。
 それから トトロと絵本作家の佐野洋子さんの話をして 絵本に秘められた哀しみなどを語り合った。
 でも まだ3年生だったのよね。「あなたの気持ちわかりますよ。」と言うとこのスマイル。どの子も秘めたる深さを持っている。
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 こちら ユウタ君。タカユキ先輩が来られないと電話をくれたので「独りでいけますか?」と聞くと「はいっ。」との返事。そして頑張っていた。いいよ。花丸。
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 小さな大物 一年生のユウキちゃん。
 「ねずみくんのチョッキ」を参考にオリジナルの動物さんの公園を描いた。
 豪華な七夕飾りをバックに ニッコリ。
 この日はケント君コーセー君も りょうなちゃんも ミカちゃんも全員来た。
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 後半クラスも 法事のモモコちゃん以外は全員登場。
 土曜日も外は35度の鳥取。水分の欲しい子にはすぐに飲ませる。
 「喉が渇いたと感じたら 熱中症になりかかってるんだって。」ユイちゃんがみんなに教えてくれた。
 ユキノちゃんとライア君。絵の仕上げに集中している。
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 テンテン君も小学生離れしたデッサン力で トトロのカメラやケータイを描く。
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 ヒロト君はブレずに物語り性のある 砂丘の動物ランドの新作にとりかかっている。いつか絵本になれば楽しいかも。。。
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 この日は炎天下のテニスで 遅れて来たユイちゃんも真っ赤に日焼けして久々のスタッフ2ショット。
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 手前のアオイ君もサッカーをしてからこんなに日焼けして倉吉から駆けつけた。
 みんなスゴイと思う。
 シャワーを浴びてひっくり返りたいところを 踏ん張って絵を描きに来る。
 後ろのライア君は剣道部だからね。。。日に焼けない。
 二人とも見る度に背が伸びて、そのうち天井に届くかも。。。。
  来た頃はあんなに小さかったのになぁ。
 「先生 避難所にようやく水道の水が復活したところがあるそうですよ。」とライア君。みんなは時々ニュースも伝えてくれる。
 「とにかく 何が起こるかわからないから、今しかやれないことを一生懸命やりなさいね。いのちだけは自分で守るのよ。」とトトロ。
 「はいっ。」とみんな。「そしたら また会えるからね。」
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 この年代になると 絵を描きに来るのもあるけれど何か自分の事を話しに来るようで、しかも女の子たちは恋もしてるようで。。。さてさてトトロはもう一度青春をさせてもらうような トキメキの日を一緒に味わえて これは有り難いこと。
 アトリエを掃除したあと トトロからお弁当用の料理を教わって毎回一品実習をするサローラ。モンゴルにはお弁当の習慣がないから教えて下さいとお母さんにも頼まれているし サローラは高校に入ってから自分のお弁当を毎日作っているのだ。
 「先生 料理まで教えていただいてありがとうございます。」
 「いえいえ アトリエの意味は 創るってことよ。創意工夫のオリジナルを楽しく発明するところをアトリエと言います。」
 さあ ささやかでもいいから みんなして創っていこうね。
 いろどり豊かな明るい日を。
 
 普通に過せる毎日の どんなにありがたいことか。
 ささやかな幸せの続くことに感謝です。
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2018年7月 8日 (日)

雨ニモ負ケズ

 週末からの豪雨が日本列島をいたぶり続けている。

 被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
 
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
 4日の水曜日は、まだギリギリセーフで雨雲が蒸し暑く垂れこめる中を水曜クラスの全員が いつものように楽しく過した。
 激しい低気圧の梅雨前線のせいか トトロの周りの友人たちに体調を崩す人が増えていて、トトロ自身もいくら休んでもシャンとせず 子供たちの前だけでは頑張ってアトリエをしていた。
 週末の七夕様に備えて 飾りや短冊を一生懸命こさえるみんな、
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 字を反対に書いたりしながらも ひたむきな願いをしたためる一年生たちに心洗われるひととき。「もっとアトリエがたのしくなりますように」とソージン君。
 「えーーーーっ。今よりも?もうすっごく楽しいよ。」とみんな。
 彼は自分が居るだけで みんながとても楽しいということに気づいていない。笑
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 「えが じょうずになりますように。。。ゆり。」
 短冊に横書きをする斬新さ。
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 5日の木曜 夜クラスのときは既に雨が降り出し 風も幾分強くなって来ていたけれど、仕事でお休みのくんちゃんと翌日の模試の為に欠席のショウマ君。。のほかは久々に揃った3人。 あ のり子さんは雨のためお休みだったけれども。
 ムッチーさんは地区の防災会長とかで コーヒータイムで少しまったりされてから早帰り。トトロはムッチーさんの好きな「ゴンチチ」の音楽を流していた。♪
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 終わり際にトトロと二人はチビッコたちの短冊を高い笹に結んでいたら スゴイものを発見した。
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 「みんなの ねがいごとが かないますように」
 これにだけ 作者の名前がない。それもまた深い。この謙虚さ。この優しさ。
 三人でしばし感心してしまい、「先生 育ってますねぇ。。。みんな。」と。
 この願い事は アトリエ始まって以来初めての特別賞だ。誰の字だろう。。
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 七月七日。七夕の日。
 前日からの「大雨特別警戒警報」の中、滝のように降り続く雨と避難勧告、道路の遮断。。。アトリエを休みにしようかどうかの決断を迫られていた。
 子供たちの命を守るのが先決。無理なことは出来ない。
 朝 電話が来た。
「りょうなが行きたいと言いますが、アトリエ開けられますか?」
 一番遠くの山村から来るりょうなちゃんのお母さんだった。様子を聞くと避難勧告も出て道も危ういけれど 他のルートでアトリエに向かえると。
 「大丈夫ですか? 無理はいけませんよ。」とトトロ。
 「大丈夫です。向かいます。」と。
 一番案じていた地域だったので、トトロの決意は固まった。
(七夕をみんなでやりたいんだな。。)毎年のみんなの顔が浮かんだ。
 取り立てて ごちそうやイベントがあるわけでもなく、ただ笹飾りに願い事を吊るして祈り 乾杯をして 絵本を読むだけなのに、そのことをみんなでやるのが楽しいのだと察した。そしてアトリエの準備をした。
 誰一人 欠席の連絡もなく、それぞれがこちらへ向かっているらしかった。
 まだまだ雨は降り続いていた。運転して下さる親御さんたちに感謝した。
 2時からの前半クラスが始まる頃 外が明るくなって来ていきなり雨が小降りになり やがてあがった。神様ありがとう。
 スタッフのユイちゃんが来て、全員集合。
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 家で創って来た たくさんの飾りを下げてくれたユリナちゃん。
 アトリエに入って初めての七夕。「せんせい ディズニーランドより楽しいです。」「そう?それは何より。」
 BGMはジブリ。
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 黙々と絵を描いている二人の高校生。ちゃんと願い事も書いた。
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 満足そうに得意の粘土に没頭するりょうなちゃん。
 この子のおかげでアトリエをする決心が固まった。
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 高いところに結んでくれているセラ君の願い事は「自然災害が治まりますように。」だった。
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 リクエストの絵本を読むトトロ先生に、はまり込むみんな。
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 サローラも久々にスタッフ復活で、七夕記念日のスペシャルフォト。
トトロの頭にさりげなく飾りを乗せているアイ子ちゃんとユイちゃん。
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 やって良かったね。
 大雨は近畿の方へ去って行ったけれど、みんなは緊急警報の鳴り続く恐怖の一夜を体験し、年に一度の七夕の日をアトリエで分かち合った。
 子供たちの強い思いが不可能を可能にしてくれたような気がした。
 たどりついて入って来たときの顔。
 「よく来たねぇ。」と迎えるトトロに ニッコリする顔。
 みんな本当に生きていて良かった。
 今回の豪雨は また各地で多くの命を飲み込んだ。
 人はいつもあたりまえに会えるわけじゃないことを、あらためてみんなと話して
生きていられる有り難さを思う2018年の七夕の日。
 雨にも負けず 優しい子供たちの願いが天の川に昇った。

2018年7月 1日 (日)

天の川

 6月25日月曜クラス。

 こんな日は、採れたてのキュウリでもかじりながら絵を描こう。ポリポリ。。

 梅雨の蒸し暑さが続く鳥取のジメッとした重たい空気に負けそうだから。

 BOSS母の丹精込めた 野菜や果物は時々アトリエの元気オヤツになる。
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 みんなの真剣な姿は可愛くて好き。
 何を描いているかと言えば「織り姫と彦星」を空想して描いているところだ。
 「先生 織り姫さまってどんな顔ですか?」
 「会ったことないから分かりません。想像して描いてみて。」「。。はーい」
 みんなはそれぞれの空想で 天の川や宇宙や星や織り姫さまを自由に描いた。
 「みんな素晴らしいねー。きっとそんな感じなのよ。天の川って。梅雨が明けたら天の川見えますよ。」
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 七夕飾りも着々と進行中。あとは7月の笹竹を待つだけになった。
 みんなは いつものように願い事を考えている。
 アトリエの風物誌 七夕まつりの季節はもうすぐ。
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 6月26日火曜日、注文いただいていた「海辺の祖父母の家に 都会の外孫たちと内孫たちが 夏休みに泊まりに来ている 幼い頃の絵」が 完成してお届けして来た。
 絵をご依頼された「祖父母様」ご本人たちの姿も後ろに小さく描き入れた。
 
 箱のフタを開けた途端に「これこれ こうしてスイカを食べてました。この男の子が一番スイカが好きなんですっ。」と。
 良かったーーー。写真もなく想像だけで描いた作品は またもや激似だったらしい。これ いつものミラクル。
 喜んでいただけて何よりでした。タイトルは「夏休みの思い出」
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 海辺の町からアトリエに帰って みんなの書いた短冊を見ていたら。。。。。
 「幸せ」という文字が「辛い」という字になっていた。
 うーーむ。。。今 世界の子供たち けっこう辛いのかも。。。
 今度修正してもらおうと思った。一本の線で正反対になる漢字なのよね。
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 29日の金曜はトトロ受診の日で病院の診察検査があったけれど、その後県中部の倉吉へ向かった。
 実は自称「トトロファンクラブ倉吉支部会長」のSさんから、「いいカフェが出来て、オーナーに話を通しましたから倉吉で個展して下さい。」と連絡をいただいていた。今から もう3年ほど前のことだ。。。
 ところが、あの米子の毎年のカフェ個展や百花堂ギャラリー個展や 今年の南部町三ヶ月ロングラン個展などなどで なかなか実現に至らず、とても心苦しく思っていたのだった。
 この度、大作をご依頼先にお届けする段取りが整い トトロはSさんにすぐに連絡を入れた。「そのカフェに寄ります。」と。
 一時間で到着したカフェは「おるすばん灯」という倉庫をリフォームされたステンドグラスの工房もあるステキな佇まいだった。
 あの倉吉震災の少し前にオープンされたのだとか。
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 オーナーご夫妻はトトロたちより少しご年輩のとても雰囲気のあるお二人。
 ステンドグラスは奥様の趣味で 工房でたまに教えておられるとか。
 Sさんは先に到着して待っていて下さって、その日持参したトトロの作品を何点か見ていただきオーナーさんたちは初めてご覧になるという童画に「さっそく日程を決めましょう。」と言って下さった。
 ご主人の作られた美味しいパンや、注文してないのに二杯目のコーヒーや。。。
いろいろと出して下さり、恐縮していたら「これも趣味ですから。」と。
 2年前の大地震のときの話もされて、高価なコーヒーカップがたくさん壊れたのだとか。
 そういえば道中、まだブルーシートの屋根があった。励ましたいと思った。
 トトロはここで個展をすることにした。
 
 
(中央にSさんとオーナーの奥様。カウンターにトトロと新聞記者のYさん。)
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 それからSさんとY記者も一緒に カフェから車で15分ほどの「さんさんプラザ倉吉」という多目的公共施設へ。
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 スタッフの皆さんと 納めた作品と記念の一枚。
 またたくさんのミラクルが起きた。
 トトロファンクラブ会長のSさんは 初めてここへ来たのに「ありゃー◎ちゃん。。」とスタッフの男性と握手され・・・・幼なじみだとか。
 この絵のいきさつを取材されたY記者のお子さんはこの日が6歳の誕生日で、トトロはお祝いの絵本とミニ絵を持参した。Y記者は20年前のアトリエの生徒なのだった。
 ほかにもたくさんのミラクルで、何よりも10年前に描いたこの絵は倉吉の白壁のあるココに来たかったんだな、と強く感じた。
 絵は行きたいところへ自分で行く。会いたい皆さんと会う為に。
 この絵のモデルはアトリエ生徒のアオイ君の兄ちゃんのシュン君で、(春にラグビーで天理に行った子)。。。この建物の指定管理者にシュン君たちのパパが今年選ばれたことは まさに神がかりと言うほかはない。
  絵をはさんだトトロの左がシュン・アオイパパ。。絵の架け橋をしてくれた。
  ご縁の糸はロープのように強かった。感謝の中でとてもうれしかった。
 
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 ありがたい旅をして、アトリエに帰るとこんな文字がおかえりと揺れている。
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 土曜のクラスも満員御礼。かぶりつきで絵本に寄って来る子供たちの汗の匂いが愛おしい。
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 みんなの夢をあずかりましょう。
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 テンテン君はマジックの出来るドクターになりたい子。
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 咲き昇るグラジオラスが天まで届きそうだ。
 さあ梅雨明けも間近。
 トトロ先生も前へ進むよ。みんなの夢と一緒に天の川を渡ろう。
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