フォト
2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »

2017年10月

2017年10月29日 (日)

師匠と弟子と孫弟子と

 26日の木曜日。秋晴れ。

 シュウヘイ君がアトリエに来て、一緒にトトロの絵とシュウヘイ作品とタカユキ作品を額装に出しに画材屋さんに出かけた。
 デビューの二人の作品はどちらも見事な出来映えで、思わず額屋さんも「ほぉ~~~。」と驚かれる。
 市展の手続き用紙にたくさんの項目を書き込んだり、サイズを決めたり、タイトルをつけたりと初回の今回ばかりは、今までの弟子達にして来たようにトトロが見本を見せたりタイトルを考えたりしたけれど「次からは自分でやるのよ。」と背中を押した。
「はい。おかげ様でおぼえました。」とシュウヘイ画伯。
 絵さえ描けばいいものではなくて、何かにチャレンジするときの多様な段取りと心構えはとても重要なことなので、それを一人で出来た時に本当のデビューとなる。
 そこまで伝えて本当の師匠ともなれるわけだし。
1710291 
 それから二人でトトロの大師匠の坂尾画伯の個展へ。
 「こんな若い方達が まずは市展からチャレンジしてくれると新しい風が吹き抜けてとてもいいことです。」とおっしゃって下さり、シュウヘイ君緊張の一枚。
 坂尾先生にとっては「孫弟子」となる。貴重な一枚になりそうだ。
1710292 
 なんだか満ち足りた気持ちで秋晴れの夕方 普段は通らない駅前のメロディロードを歩き、
1710293 
 駅中のオシャレなカフェで、オヤツをつまんで「市展デビューおめでとう。」の乾杯。
 「いろいろとありがとうございました。」ホッとした達成感のwithBシュウヘイ君から礼儀正しいお礼を言われてトトロもとてもホッとした。
 「先生 今までもみんなにこれをしていたんですね。」「そだよ。」
 そして みんな巣立って行ったのだった。帰って来たのはwithB。^^:
 あの陸君も あのアキちゃんも。これまでに6人 今回を入れて8人が市展に出している。そして大方の弟子達は何かの賞をいただいている。
 今回の結果は風の吹くままに。。。
1710294 
 さてさて28日土曜日クラスのみんなも、ワクワクと登場。
 工作でトンボを創るケント君。部品も作り方も「自分で考えてね。」とトトロ。木の小枝に羽根をつけているところ。
 トトロのアドバイスは必要最小限に。。。あとは見守るだけ。
1710295 
 愛子ちゃんのイラスト風な作品もだんだん全体が見えて来た。
 ただアトリエでまったりと心を解きほぐす時間が好きだとのこと。
 運動部の部活を終えたままの出で立ちで駆けつけ、いつも席に座ってふーーっと一息ついてから、おもむろに絵の具を出して描き始める姿に「ゆっくりしてね。」と声をかけるトトロ。「はいっ。」と微笑む中2の多忙な彼女。
1710296 
 描きかけのコーセー君とトンボを誇らし気に持つケント君。
1710297 
 満足そうに帰りの車からのVサイン。
 この二人のお母さんは、いつも「あらー、素敵なのができたねー。楽しかったんだねー。」と言って下さる。
 この魔法の言葉はどんなに子ども達をハッピーな気持ちにすることか。
 出来ればどのお母さんにも言っていただきたい言葉だ。
1710298 
 後半クラスも魅力にあふれたクラスだ。
 視力の不自由さを感性の高さでカバーしつつ、ヒロト画伯の意欲はいつも満ちあふれている。その姿を見ているみんなも少なからずの影響を受けているに違いない。
1710299 
 前半クラスの「トンボ」を見せると、「僕もトンボが創りたいです。」とテンテン君。「おんなじように創ると、ただの真似っこになるからね。まったく違う材料で違うトンボを創ってごらん。」とトトロ。
 材料にするものを物色して、ほおづきを剥いてみているところ。
 最終的に彼はプリンのスプーンを羽根にしておはじきの目をした「メカトンボ」を創りあげていた。みんな素晴らしいアーティストだ。
17102910 
 ライア君の世界。以前描きかけだった絵を仕上げようとしていた。
 「いいんだよ。何年かかっても。」とトトロ。
 絵は速く描けばいいってもんじゃない。全員のペースがちがうから。
17102911 
 ユキノちゃんの絵本タイム。
 読み聞かせの神髄が分かって来たようだ。優しい表情で読んでくれるようになった。
 声優さんかアナウンサーか。。。声で仕事をする人になれるといいな。
 彼女の朗読はみんなを癒す。
17102912 
 あれ? アオイ君がライア君の背を抜いているね。
 幼児の頃から兄ちゃんのお伴でアトリエに来ていて、一年生でようやく入れたときのうれしそうだった小さいアオイ君の顔を思い出す。
 この日はサッカーの試合後にボロボロに疲れて辿り着いて、それでも目の前のダリアを描いた。
 ユキノちゃんも演劇の大会に出演してからやって来た。
 子ども達の心身が強くなったと思う。
 後輩たちはそれを見ている。
17102913 
 アトリエを支えるスタッフパワーにも目を見張るものがある。
 みんなのテーブルを片付けて、コップとお皿を洗い掃除機をかける。
 小学生のユイちゃんの進歩のめざましいこと。
 ずっと前、仲間に少し嫉妬してトトロ先生に抱きついて泣いていた子とは思えない成長を見せている。
 お手伝いをする日には、親御さんは少し遅目にお迎えに来て下さる。
 ありがたいことだ。
17102914 
 どんな日でも部活終わりの後半から駆けつけるサローラも、ベテランスタッフになってくれた。みんなのゴミをまとめているところ。
 見えないところや汚れたところを黙々と片付けている二人は、きっと素敵なおとなになるだろう。今までの歴代スタッフたちから受け継がれている魂が見える。
 すぐに疲れてしまうトトロは、とても助けられている。ありがとうね。
17102915 
 そして29日の日曜日、今度はサローラと坂尾画伯の個展へ行った。
 水彩の画家中本先生もおられて、絵の話や絵描きの話をたくさんした。
 トトロは勝手に坂尾先生を師匠と思っているけれど、絵は教えてもらっておらず
ただデビュー当初からずっと見守り励まして下さるから今日がある。
 学んだことは数知れず。明るく画廊に立ち続けられる姿勢や人生や。
 「それでいいんだ。」という一言で、知識のないトトロはどんなに勇気づけられたことだろう。独学というのは、未知の世界に進む時たくさんの試練があり勇気も必要だったから。きっと多くの画家の皆さんも坂尾先生に励まされたことだろう。
17102916 
 せっかくだからと記念の一枚。
 「あなたはトトロ先生のところに行ってよかったね。」と師匠。
 「はいっ。とても楽しいです。」とサローラ。
17102917 本当の師匠と言うのは、弟子が勝手に「師匠」と思う人の事なのかもしれない。
 トトロの米子展もあと2日。
 またあたらしい未来が始まる。弟子に助けられつつ元気な師匠でいよう。

2017年10月24日 (火)

お地蔵さん

   秋もたけなわ 18日の水曜クラス。

 「ハロウィンって、日本のお盆みたいなものなのよね。」とトトロ。
 やって来た精霊みたいなみんなに くまたろうさんが送って下さった「舐めてると舌に色のつくチュッパチャップス」をお供えして舐めてもらった。
 なんか楽しそうなんだけど。。。この後 みんなの舌は黄色に。。。
1710231 
 ↓これは一年生6歳のソロンゴちゃんの「草原のなかまたち」。
 アトリエに居るフィギアを並べて、話しかけながら描く。
 ここだけのはなし。。。6歳とは思えない画力だ。(本人に言うと調子にのるからナイショです。)
1710232 
 裏でBOSSたちが伸びたコニファーの剪定をしていたので、ワラワラと出て行って枝付きの葉っぱを思い思いにもらった。
「葉っぱくださーい。」「おぅ 好きなだけもってって。」「ワーイ ありがとございます。」
1710233 
 たちまちクリスマスのムードに変わるアトリエ。緑のいい香り。
1710234 
 そして創ったみんなのリース。また全員ちがうのがいいね。
 ハロウィンをしながらも すでに気持ちはクリスマス。
 「どんぐり拾ってくるね。」「また金色にしようね。」
 楽しいことは一年中ある。
1710235 
 トトロはお地蔵さんが描きたくなって、このあいだから描いている。
 すると、先日 生徒を送って外に出ていたら、こちらを見てニコニコ手を振るドライバーが。よく見るといつも個展の初日にいらして下さる和尚さんだ。
 「お地蔵さん描いてまーす。」と叫ぶと、車を停めて降りて来られ 窓から描きかけの大作を観て下さった。
 「この六地蔵様は家の近くの自然の岩窟に昔からおられるんです。」とトトロ。
 「何かに出すの?」と聞かれるので「市展に出そうと思って。」と言うと
 「よしっ。見に行きます。」と。
 和尚さんとの出逢いは15年前、トトロ展のとき本にサインを頼まれ「そこにお地蔵さんも描いて下さらんか。」と言われたことがきっかけだった。
 わぁ。ミラクル。ミラクル。お地蔵さんが呼んでくれたのね。
 しかも兵庫県のお寺のご住職で、この日はどこかの法要出張の帰りに偶然アトリエ前を通るとトトロが立っていたというわけ。
 ご利益ありそうな不思議な再会に頑張って描き切ろうと思った。
1710236 
 おもてのデカコニファーもさっぱりと刈り上げて久しぶりにアトリエの看板に灯りがついた19日の木曜夜クラス。
1710237 
 ついにカナちゃんとおめでとうのお別れ。長いこと通って下さった。
 嫁ぎ先のご家族は絵の習い事を続ければいい と 仰って下さったようだけど、片道40分の距離になり 向こうの暮らしにまずは慣れる為、ケジメをつけて明るく出発のはこびとなった。
 心づくしのフラワーアレンジメントにクラスの画伯たち全員の一言サインを入れて最後に手渡すと、とても喜んでくれた。
 トトロからの一言は「大丈夫!」
 カナちゃんの未来に幸あれ。
1710238 
 21日台風接近中の土曜日。
 クリスマスカードを創るりょうなちゃんとユシンちゃん。
1710239 
 こちらアヤカ画伯とセラ画伯。
 タカユキ画伯は体調を崩したと自分で連絡してきたので、市展用の書類を書きにお父さんに来ていただいた。
 彼のチャレンジのことを先日お父さんにお知らせしていたので、駆けつけて下さり本人に替わって書類を。。。そのときに作品もお見せすることが出来た。
 みんなの未来をどこの親ごさんも応援しているのよね。
17102310 
 後半クラスにも何とか雨は小雨程度でもちこたえ、岡山からハルカちゃんも来たので、全員の記念の一枚を撮ってもらった。今のところBクラスのオールメンバー。ユイちゃんはスタッフ~~~。
 この日の話題は選挙のことから 学校のことまで、みんな社会のことをよく見聞きして考えている。
 トトロもこのごろ いろんな方の生き方に触れて、自然体で人生を明るく楽しむ人の少ないことを感じ、ちょっとチャーリーさんと世間話をした。
17102311 
 和尚さんにも観ていただいたことだし、シュウヘイ画伯が木曜に自分の絵を持って来るので、一緒に額装に行くことにしているから 細かい部分に手を入れて心の和む作品にしようと最後の仕上げ中だ。
 子ども達をお守りして下さる全国各地のお地蔵さん。
 その子ども達が トトロにはお地蔵さんのように見える。
 ニコニコと欲の無い心でアトリエに走って来る姿は、手をあわせたくなるほど可愛いのだ。
 やっぱりハロウィンもお地蔵さんも、サンタも、七夕様も、ありがたい子どものまつりとしてローソクを灯し、歌を歌い、そしてお菓子を手渡して心ばかりの感謝をしようと思うところがおんなじに思える。
17102312
 子ども達の生きる社会に哀しいことがありませんように。
 そんな思いで、絵筆を握っている。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
 大きな台風がようやく通り過ぎました。
 皆様にもお見舞い申し上げます。穏やかな秋になりますように。

2017年10月17日 (火)

アトリエのハロウィン

 前面に広い砂丘。そして海と薄い夕日色の漂う明るい空。

 この日本画風の作品を描いているのは、withBのシュウヘイ君。
「僕も市展に出品してみます。」
 締め切りまで数週間のところで彼が言うので、「いいね。どうぞ。」とトトロ。
 タカユキ画伯に次ぐ二人目。チャレンジャー大歓迎。
 で、教室のない12日の木曜にもやって来て描きはじめ・・続きをアトリエ手伝いがてらに14日の土曜に来て描いているところ。職場が学校で幸いでした。
1710171 
 先日ひいばあちゃんのお葬式で欠席したケント君たちは、この日からこっちのクラスに替わってもらった。
 ここのクラスのメンバーがたて続けにいろいろな都合で他のクラスに移ってしまい、レギュラーが二人しか居なくなったので、お休みしたのをきっかけに来てもらったんだけど、こんなとき双子って便利。
 まったく孤独感も疎外感もなく、はじめから「オレたちのアトリエ」感を出している。
 もちろんスゴイ日本画を描くシュウヘイ先輩が来ていても平気な顔で「こんにちわっ!」
 たじろぐシュウヘイwithB。「えっと・・こっちがケント君でそっちがコーセー君かな?」「ギャハハ・。・。反対ですっ!!」なんてね。
1710172 
 シュウヘイ君には「後半クラスにも居て手伝って下さいな。」とトトロ。
 前半からスタッフに駆けつけたユイちゃんも、これで生徒に変身出来たし。
 
 彼女も日本画風の里山の秋を描いている。
1710173 
 ヒロト君のことを紹介して、シュウヘイ先輩を添えて見るトトロ。
 お互いの緊張感がいい感じの空気を創る。
 昔の陸君とソラ君を思い出した。
1710174 
 夢中のテンテン発明家は、また何やら一生懸命だ。
1710175 
 「宇宙のやじろべーです。」
 ユラユラさせつつみんなで拍手。
1710176 
 すると彼が トトロ先生に小声で「僕、マジックの道具もってきました。」とささやくので、「はい。みんな、ハロウィンパーティーしましょうか。。」と持ちかけると「わぁ、さんせーい。」との声多数。
 
 あちこちの皆さんからいただいた ありったけのハロウィン用のお菓子を出して並べていると、玄関から「おぉーーーっ、こうへいじゃないか。。」とBOSSの声。
 久しぶりに高2になった耕平君がお菓子を持って訪ねて来たのだ。
「全部で何人かわからなくなったけど、さあ入って入って。。ちょうどパーティーするところよ。」と喜びながらお菓子を分けまくるトトロ。
 全員席につくと乾杯をしてからテンテン君のマジックに見入る。
 小5にして、この落ち着き。ふたつ見事なマジックを披露してくれて大きな拍手が沸いた。
1710177 
 読み聞かせの名手ユキノちゃんの楽しい絵本タイム。
 後ろに座るコウヘイ君とユキノちゃんは、別の高校だけど鳥取の演劇を通じて知り合いアトリエの先輩 後輩ということを知り、仲間になったとか。
1710178 
 「先生、すごく懐かしいです。自分の小学生時代のアトリエとおんなじです。」とシュウヘイ先輩。「僕も。」とコウヘイ先輩。
 違和感なく数年ぶりに訪ねて来て、すぐに席に座っちゃう不思議なアトリエ。
 
 みんなも嬉しそうに先輩を迎えて、なんだか絵もバージョンアップしていた。
 「よく来てくれましたね。またおいで。」「はいっ。」みんなガンバレ!
1710179 
 さて16日の月曜クラス。この日は雨だった。
 描きかけのマオちゃんの「お菓子の家」の前にマトリョーシカを並べて
 「先生 写真撮ってください。」
 「そうよ。こんなのもアートです。」
17101710 
 カノンちゃんがお家の都合でしばらく来られず、また4人になった日。
 手分けしてオヤツを並べて「あっ お皿5枚出しちゃった。」
 少し淋しそうなみんなに「一番さみしいのはカノンちゃんだよ。」とトトロ。
 子ども達の背景にいろんなことが見え隠れする。
17101711 
 「また会えるよ。」「うん。」みんなで懸命に元気を出した。
 「ハッピー ハロウィン!!!」
17101712 
 翌火曜日にトトロは友人のクマだっちと公園に行った。
 フーーーーーッと深呼吸。
 たくさんのことがあるけれど、子ども達の笑い声のするアトリエの秋もだんだんに深まって、お母さん達もお父さん達もあの笑顔のためにがんばっているんだな・・と思った。
 さあ、トトロの大作も仕上げてしまおう。
 ハロウィン時々制作中。
 あきらめそうだったけど、市展に出さなくちゃ。
 弟子たちと一緒にチャレンジします。おたのしみに。。。。
17101713 
 
 米子はどうなっているのかな? ハッピーなカフェだといいな。
    トトロの記事はこちらです。
 

2017年10月11日 (水)

待ち合わせ

 8日の日曜日。

 信州上田のブロとも「くまたろうさん」から秋の便りがどっさり届いた。
 クルミを精製して手間ひまかけたクルミインクがボトルに二つも入っていて、これだけあれば3年も描けそう・・とお礼のメールをした。
1710113 
 翌9日の体育の日に、一路米子へ。
 快晴の秋空。風もなく大らかな新しい道を今回はBOSSと。
1710114 
 大山とパラグライダー。
1710112_2 
 並木道は秋色アート。
1710111 
 個展前に「9日はお休みにしたいのですが・・。」と谷山さんからメールをいただき「鳥取市からもファンが行くので、そこをなんとか。。」と開けていただいたというエピソードつき。日曜は休店なので今月は9日しか行けない人もいらっしゃるし、そのときはお店を閉めることなどまだ知らず。。
 案の定 到着したら満席でトトロの絵はがきを瀑買いされている方も。
 皆さん後ろ向きで、それぞれはお知り合いでもなさそうに見えたのに、トトロが席に座って特製のジンジャーエールを注文していたら、チラリホラリと皆さんが順番に話しかけて来られた。
 だんだんに分かったのだけれど、まるでどっきりサプライズの番組みたいに実はここの全員がトトロ待ちのファンの方々だったのだ。
 春の百花堂個展にもいらした方やら、鳥取の童画展にいつもいらしていた方とか。
 そして皆さんお互いは初対面だったりして、それぞれも驚いていらした。
1710115 
 
 「えーーーーっ。」と、いちいちお礼を言っていたら、オーナーの谷山さんの電話が鳴って「はい。そうです。個展しています。ちょ ちょっと待って下さい。」と外へ飛んで出て行かれた。
 やがて、この二人がご来店。鳥取市から初めて来られて道に迷い、カフェの近くを車でグルグルまわって電話したら、谷山さんが飛び出して行ったというわけ。
 
 左のMさんは10年ほど前くらいまで童画展でいつもお見かけしていた方で、先日トトロの通院日に病院でバッタリ。そのとき一枚だけ持っていた案内ハガキをお渡ししたら。。。ホントに訪ねて来て下さった。
 どの方も、この日この時間トトロが来るなんて知らずに。。ましてやカフェでの個展が最後になるなんてだぁれも知らなくて。。。み ミラクル。
1710117 
 春にアトリエを卒業した倉吉のとも子ちゃんも、部活を終えて急いで到着。
 なつかしさのニッコリ。甘い白玉グリーンティーを幸せそうにパクパク。
1710118 
 春の百花堂で受付嬢現地調達に協力いただいたユキミちゃんとダンナ様の岡野さん。岡野さんは新聞社の東京支局で活躍中なので単身赴任だけれど、今回の選挙のために一時帰られていて、久しぶりの2ショット。
 トトロはお二人それぞれの独身時代からのふるーい知り合いなのだ。
1710119 
 とも子ちゃんは久しぶりのアトリエオーラ満載のカフェで、トトロと一緒にメニューの表紙を創った。
 あと一ヶ月半の営業だけど、最後まで何か協力出来てうれしかった。
 とも子ちゃんが小さいとき、この時期にアトリエに入りたいと連絡して来たのでここで待ち合わせて面接をしたという思い出のカフェなのだ。
 「おぼえてる?」と聞くと「はい。うれしかったです。」と。
 その彼女も高校に入りテニス部でクタクタの毎日らしい。
 想像力豊かなステキな絵を描く子だった。
 きっとまた会えると思った。
17101110 
 谷山さんにトトロはこの新しいエプロンをプレゼントした。
 「最後まで可愛くしててね。」
 常連さんたちはとても寂しそうだったけれど「また米子でトトロ展あるときにそこで待ち合わせしましょう。。」なんて仰っていた。
 このカフェがトトロとみなさんの待ち合わせ場所だったのに、いつの間にかトトロ展が移動待ち合わせ場所になっていた。
 またどこかでしなくちゃ。。と思った。
 
 ここで9年間たくさんの見知らぬ方達と出逢い、あちこちの皆さんのところへトトロ童画が旅出って行った。
17101111 
 帰りの寄り道は皆生(かいけ)海岸。シャーベット色の夕日。
17101112 
 トトロは流木の小枝を少しいただいてアトリエのペンを創ろうと思った。
 米子の海の思い出の絵を描くために。
17101113 
 時間も日にちも決めていない待ち合わせの不思議な一日が、たくさんの笑顔の思い出となって海の夕日と一緒にゆっくりと暮れて行った。
 
◆10月13日の日本海新聞記事「ちいさな童画展」

「プチがいな」など展示 鳥取のたなかさん童画展 | 日本海新聞 Net Nihonkai

www.nnn.co.jp/news/171013/20171013038.html
 
 

2017年10月 8日 (日)

コスモス色のアトリエ

 10月4日 水曜クラス。

 トトロが米子で個展を始めていることなんか遠い世界のおはなしのように、みんながアトリエめざしてウキウキと全員集合。
 折しもアトリエには野生のコスモスが生けてあって、秋の風情がみんなの芸術欲をかきたてる。
 
 コスモスをジッとみつめて、おもむろに勢い良く描きはじめているのはヒメ画伯。
 いちど取りかかれば、筆を休めずイメージが沸いてくるのが彼女流。
1710071 
 前回に少し指導したパステルやクレヨンを塗りながら混ぜていく方法を思い出してオリジナルのハロゥインの夜を描くミサキ画伯。いい色。
1710072 
 静かなので何を創っているのかと思いきや「アトリエには小さなりんごや梨がないからつくりました。」とユミ画伯。
1710073 
「みんな、今日はなんて素晴らしいの!!」と驚くトトロに
「だって先生も個展してるんでしょ?」・・・・と。
 なんだ知ってるんだ。・・「どこだっけ?」「よなごだよ。」「とおくだね。」
 とにかく先生もガンバっていることは伝わっていた。。。。ホッdash
1710074 
 5日木曜夜クラス。
 トトロディナーのおかわりをして味わっていた「withB」のふたり。
 大役を果たした満足感で、なんか晴れ晴れとしているし。
 あさりご飯とトトロ風おでんのようなポトフのような鍋。美味でしたとのこと。
1710075 
 もう彼と籍を入れて、彼のお母さんとも同居しているカナちゃんは10月一杯で
寿卒業とのこと。みんなして「お・め・で・と・う・ございます。」
 「さよならは、はじまりの意味だよ。」とトトロ。「はい。」とウルウルする彼女。・・・頑張れ!!!
1710076 
  そして10月7日の土曜日Aクラス。
 双子君のひいばあちゃんが他界されて、二人は欠席。
 タカユキ画伯は「ねえ どうする?」と念を押すトトロ先生に、ついに「じゃあ出す。」と、ボソッとつぶやいた。
 「はい。自分で仕上げのスプレーかけて来て。」とトトロ。
 ついに市展に初チャレンジすることにしたもよう。・・・よしっ。
1710077 
 コスモス一色のアトリエ。
 それぞれが真剣にやりたいことに取り組む。
 チビアーティストたちはいつも時間を忘れて「もうこんな時間。。」と気がつき、「なんでアトリエは2時間が5分で過ぎるんだろ。。」って、みんなが昔から言うセリフをつぶやくのだった。
1710078 
 後半クラスのアヤカ画伯。真剣。
1710079 
 ヤチル画伯。集中。
17100710 
 ペン画の達人ミカ画伯は、この日「読書感想文コンクール」の見事な賞をいただき表彰式に参加して来たので、彼女がアトリエに少し遅れて登場したとき、みんなで一斉に大きな拍手で迎えた。
 頬を紅らめて「あ ありがとう。。」と入り口で一礼する高校生の先輩を小学生諸君は「すごいですね。」と敬語で祝う姿が可愛かった。
17100711 
 「どうして壁にひびが入ってるの?」「古い神社だからです。」
 「このデカい箱は何?」「賽銭箱です。」
 自分の絵をトトロに説明してくれるとき、みんなはとても楽しそうだ。
 可愛い巫女さんが描いてあるので「これあなたでしょ?」と聞くと「はい。」
 そっか 夢は巫女さんでしたか。似合うかも。
17100712 
 米子や病院の検査と診察だらけでバタバタの月末を過していたトトロは、いつもと変わらないみんなの空気になんだかとてもホッとくつろいだ。
 米子のカフェは終わるけれど、この子たちにとってそんなことは関係なくアトリエに季節の花があって、トトロ先生がニコニコして自分たちの絵を見ていてくれたら幸せなのだ。
 
17100713 
 「おめでとう。」と「ありがとう」が行き交うところ。
 だから頑張るチカラの沸いて来るところ。
 「今日も幸せでしたね。」
 スタッフのサローラのひとことがコスモス色のアトリエにとけていった。

2017年10月 1日 (日)

終わりの始まり

 
 9月24日の日曜日。
 たまには外の空気を吸おうと秋晴れの中を美術展めぐり。
 ユイちゃんが家族と行ってとても良かったとの報告もあり、絵本作家の林明子さんの原画展に出かけた。
 木曜の教室で約束したマサヒロしゅうへいコンビとサローラと。
 林明子さんは母方のお祖母さんの家が鳥取なので、名作「こんとあき」やいろいろな絵本の場面に子どもの頃お祖母さんの家にあった懐かしいものたちが出て来る。もちろん砂丘の場面は圧巻だ。
 何より「こんとあき」の行き先「さきゅうまち」が鳥取なのだ。
1710011 
 しばし堪能して、いつものように古い知り合いと「トトロさん!」といきなり数年ぶりの再会があったりしても、みんなはとっくにミラクルには慣れっこ。
 とてもいい原画展で色々な刺激をいただいた。
1710012 
この会場は歴史博物館。
鳥取市には美術館がないので、いろいろな展示をあちこちで催す。
1710013 
 それから、その日「お城まつり」が催されていたお城山の麓にある博物館で「県展」を観て、そこのオシャレなレストランでケーキとドリンクを楽しみ、アトリエのあれこれを語り合った。
 この日の運転はシュウヘイ君で、初めて乗せてもらったけど乗り心地が良かった。ついにトトロも生徒の車でいろいろ連れて行ってもらえる時代に突入したかと思うとアトリエ20年の歳月に感謝した。
1710014 
 アトリエに帰り、マサヒロ記者とシュウヘイ先生は30日に搬入するトトロ童画のタイトルやら番号付けやらを手伝って、そのときにBOSSの替わりに二人でトトロを米子に連れて行って搬入してくれることが決まった。
 このところ多忙なBOSSを見ていて、「僕たち行きますよ。大丈夫。」と。
 ほ ホントに? まるで「ブルゾントトロとwithB」ではないか。、。、。、笑
1710015 
 25日の月曜クラスは、いつものようにあれこれアートの実験中。
 ココナちゃんマオちゃんペアは発明が大好き。何やら創っているし。
1710016 
 カノちゃんナナミちゃんテーブルはおっとりまったり集中アート。
1710017 
 体調を崩したカノンちゃんが欠席したので、4人は心配しつつもにぎやかにお互いの発明を見せ合いっこして楽しんでいた。
 この子たちの服装の通り、この日までは暑い夏日だった。
 帰る時間の夜7時頃、「その頃夜空に宇宙ステーションの、きぼうが見えるぞ。」とBOSSからおしえてもらい、みんなで夜空を探していたら、ゆっくりの流れ星のように輝きながら動いて行く光がハッキリ見えて、みんなで夜空に拍手をした。「わぁ。。見えた みえた。」と叫ぶみんな。
 希望の夜空をみんなは忘れないことだろう。
 ナナミちゃんがカノンちゃんのように記事を書き残していた。
 「こくさいうちゅうステーション希望をみんなでみた。・・・・ナナミ」
 この子たちの希望も光り輝きますように。。。
1710018 
 9月30日土曜日。
 ついに「トトロとwithB」の搬入の旅のはじまり。
 「おぉーホントにwithBだがな。」とBOSSは楽しそうに写真撮りまくり。
 トトロ達も調子に乗ってボーズを決めた。^^:
1710019 
   素晴らしい秋晴れの中、西に行くにつれて大山がくっきりと歓迎してくれた。
 「ねぇ。夢みたいだよ。あなた達に連れて来てもらう日が来ようとは。」と言うと「僕たちもです。」と。
 あの頃、みんな子どもだった。
 今のチビッコ生徒たちのように、うれしそうに走ってアトリエに入って来て「こんにちはーーーー。」とかん高い声で歌うようにあいさつすると、いろんな絵を描いていた。そして二人とも高校三年までアトリエに居てそれぞれの旅に巣立って行った。
 たまに大学の休みに顔を出してくれたけれど大学院やインターシップでなかなか帰らず、まさか社会人になってまたアトリエに戻って来るなんて考えた事もなかった。
 きっと心はずっとアトリエ生徒のつもりだったのだろう。
 トトロも生徒みんなのことを決して忘れず、いつも元気を祈り続けている。
 悠久の時を越えてそびえ立つ大山に比べたら20年なんてほんの一瞬かも知れないけれど、トトロには懸命な20年だった。大病も乗り越えて心配してエールをくれた生徒たちの待つアトリエに必死で帰り一生懸命に今がある。
 続けて来て良かったと思いながら秋の車窓から風を受けていた。
17100110 
 米子の「カフェ・パナデリーア」に到着するなり、オーナーの谷山さんから重大な報告があった。
「実は11月一杯で店を終わることにしました。」・・・・。
トトロに電話で言おうとしたけれど迷って言えず、ついにこの日に話されたとのこと。
「もしお聞きしていたら、絵が自然な気持ちで描けなかったかもしれないから今日で良かったです。」とトトロ。
 「長い間個展をさせていただいてありがとうございました。」胸がつまった。
 二人は中高生のときにそれぞれトトロに連れられてここのカフェに来たことがあり、谷山さんに「もう社会人なんですねぇ。」としみじみされていた。
 
 ラスト個展になると知り、一生懸命仕事をする二人。
17100111 
 そこに取材に駆けつけたのは、日本海新聞の酒井記者。
 毎年取材して下さっていた澤田デスクは鳥取市本社に転勤されたので酒井さんに頼んで下さったのだ。
 酒井記者は15年前、トトロのアトリエを取材され子ども達にもインタビューされて丸々一面全部を使う特集記事を書いて下さった方。
 その時子ども達を代表してハキハキとインタビューに答えたのが9歳だったシュウヘイ君だった。
 彼はこの日ついにここで15年振りの再会を果たせた。
 トトロは何度も酒井記者の取材でお世話になり、ぶれない記事に感銘を受けて
くじけそうなときは記事を読み直し気持ちを立ち直らせて来た。 
 一番はじめの出逢いの時、年齢を聞かれたトトロは「まず ご自分から言うもんですよっ。」なんて言っちゃって・・・聞いたら同い年だったというオマケつき。
 それからずっとお互いの仕事を通じてエールを交換するかけがえのない方だ。
 この日も個展に対する気持ちを質問されて本音を引き出していただいた。
 何気にジンジャーエールをすすりながらそのやり取りから学ぼうとする新米マサヒロ記者。大先輩酒井さんから握手とオーラをもらっていた。
17100112 
 「美人にたのみます。」と無理を言うトトロ。
 「わかりました。」と答える酒井記者。^^:
17100113 
かつてインタビューに答えた子と毎年新聞に載るトトロの記事に影響を受け自ら記者になった子。そして大きな影響を下さった敏腕記者の酒井さん。
 あんまり感動して緊張し、withBは思い通りに話せなかったらしい。
17100114 
 最後になるここのカフェでの童画展。
 とても多くの方達と知り合い、トトロ童画が米子に広まった。
 ここがきっかけで 今年は大きなギャラリーで展開した米子の春だった。
17100115 
 友だちの個展を観に来た時に「ここでされませんか?」と声をかけられ、即答して2ヶ月後に童画展をした9年前からはじまった米子。
 何でも始まりがあればいつかは終わりが来る。
 オーナーの谷山さんと米子の皆さんに深く感謝して、トトロは最後の米子展を始めよう。
 またきっと何かが始まるための終わりにちがいないから。
 若い二人は人との出逢いとご縁と、そのことを一番の糧にして生きているトトロの姿を目の当たりにして多くを受け止めたことだろう。
 奇しくも最後の道中の道連れがこの二人で良かったと思った。
 オトナのこんな姿からは学べるんだな、と帰路の車中でシュウヘイ君が言った。
 何かの始まりを感じた。
 
 トトロはもう少しアトリエを続けて行こうと思った。
 パナデリーアの灯りは今年もあたたかい色だった。
17100116 ☆日曜はお休み。10月2日から31日までです。トトロは9日に行きます。
  32点の小さな絵中心のささやかな展示ですが、ご来店下さい。byトトロ

« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »