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2017年10月 1日 (日)

終わりの始まり

 
 9月24日の日曜日。
 たまには外の空気を吸おうと秋晴れの中を美術展めぐり。
 ユイちゃんが家族と行ってとても良かったとの報告もあり、絵本作家の林明子さんの原画展に出かけた。
 木曜の教室で約束したマサヒロしゅうへいコンビとサローラと。
 林明子さんは母方のお祖母さんの家が鳥取なので、名作「こんとあき」やいろいろな絵本の場面に子どもの頃お祖母さんの家にあった懐かしいものたちが出て来る。もちろん砂丘の場面は圧巻だ。
 何より「こんとあき」の行き先「さきゅうまち」が鳥取なのだ。
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 しばし堪能して、いつものように古い知り合いと「トトロさん!」といきなり数年ぶりの再会があったりしても、みんなはとっくにミラクルには慣れっこ。
 とてもいい原画展で色々な刺激をいただいた。
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この会場は歴史博物館。
鳥取市には美術館がないので、いろいろな展示をあちこちで催す。
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 それから、その日「お城まつり」が催されていたお城山の麓にある博物館で「県展」を観て、そこのオシャレなレストランでケーキとドリンクを楽しみ、アトリエのあれこれを語り合った。
 この日の運転はシュウヘイ君で、初めて乗せてもらったけど乗り心地が良かった。ついにトトロも生徒の車でいろいろ連れて行ってもらえる時代に突入したかと思うとアトリエ20年の歳月に感謝した。
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 アトリエに帰り、マサヒロ記者とシュウヘイ先生は30日に搬入するトトロ童画のタイトルやら番号付けやらを手伝って、そのときにBOSSの替わりに二人でトトロを米子に連れて行って搬入してくれることが決まった。
 このところ多忙なBOSSを見ていて、「僕たち行きますよ。大丈夫。」と。
 ほ ホントに? まるで「ブルゾントトロとwithB」ではないか。、。、。、笑
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 25日の月曜クラスは、いつものようにあれこれアートの実験中。
 ココナちゃんマオちゃんペアは発明が大好き。何やら創っているし。
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 カノちゃんナナミちゃんテーブルはおっとりまったり集中アート。
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 体調を崩したカノンちゃんが欠席したので、4人は心配しつつもにぎやかにお互いの発明を見せ合いっこして楽しんでいた。
 この子たちの服装の通り、この日までは暑い夏日だった。
 帰る時間の夜7時頃、「その頃夜空に宇宙ステーションの、きぼうが見えるぞ。」とBOSSからおしえてもらい、みんなで夜空を探していたら、ゆっくりの流れ星のように輝きながら動いて行く光がハッキリ見えて、みんなで夜空に拍手をした。「わぁ。。見えた みえた。」と叫ぶみんな。
 希望の夜空をみんなは忘れないことだろう。
 ナナミちゃんがカノンちゃんのように記事を書き残していた。
 「こくさいうちゅうステーション希望をみんなでみた。・・・・ナナミ」
 この子たちの希望も光り輝きますように。。。
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 9月30日土曜日。
 ついに「トトロとwithB」の搬入の旅のはじまり。
 「おぉーホントにwithBだがな。」とBOSSは楽しそうに写真撮りまくり。
 トトロ達も調子に乗ってボーズを決めた。^^:
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   素晴らしい秋晴れの中、西に行くにつれて大山がくっきりと歓迎してくれた。
 「ねぇ。夢みたいだよ。あなた達に連れて来てもらう日が来ようとは。」と言うと「僕たちもです。」と。
 あの頃、みんな子どもだった。
 今のチビッコ生徒たちのように、うれしそうに走ってアトリエに入って来て「こんにちはーーーー。」とかん高い声で歌うようにあいさつすると、いろんな絵を描いていた。そして二人とも高校三年までアトリエに居てそれぞれの旅に巣立って行った。
 たまに大学の休みに顔を出してくれたけれど大学院やインターシップでなかなか帰らず、まさか社会人になってまたアトリエに戻って来るなんて考えた事もなかった。
 きっと心はずっとアトリエ生徒のつもりだったのだろう。
 トトロも生徒みんなのことを決して忘れず、いつも元気を祈り続けている。
 悠久の時を越えてそびえ立つ大山に比べたら20年なんてほんの一瞬かも知れないけれど、トトロには懸命な20年だった。大病も乗り越えて心配してエールをくれた生徒たちの待つアトリエに必死で帰り一生懸命に今がある。
 続けて来て良かったと思いながら秋の車窓から風を受けていた。
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 米子の「カフェ・パナデリーア」に到着するなり、オーナーの谷山さんから重大な報告があった。
「実は11月一杯で店を終わることにしました。」・・・・。
トトロに電話で言おうとしたけれど迷って言えず、ついにこの日に話されたとのこと。
「もしお聞きしていたら、絵が自然な気持ちで描けなかったかもしれないから今日で良かったです。」とトトロ。
 「長い間個展をさせていただいてありがとうございました。」胸がつまった。
 二人は中高生のときにそれぞれトトロに連れられてここのカフェに来たことがあり、谷山さんに「もう社会人なんですねぇ。」としみじみされていた。
 
 ラスト個展になると知り、一生懸命仕事をする二人。
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 そこに取材に駆けつけたのは、日本海新聞の酒井記者。
 毎年取材して下さっていた澤田デスクは鳥取市本社に転勤されたので酒井さんに頼んで下さったのだ。
 酒井記者は15年前、トトロのアトリエを取材され子ども達にもインタビューされて丸々一面全部を使う特集記事を書いて下さった方。
 その時子ども達を代表してハキハキとインタビューに答えたのが9歳だったシュウヘイ君だった。
 彼はこの日ついにここで15年振りの再会を果たせた。
 トトロは何度も酒井記者の取材でお世話になり、ぶれない記事に感銘を受けて
くじけそうなときは記事を読み直し気持ちを立ち直らせて来た。 
 一番はじめの出逢いの時、年齢を聞かれたトトロは「まず ご自分から言うもんですよっ。」なんて言っちゃって・・・聞いたら同い年だったというオマケつき。
 それからずっとお互いの仕事を通じてエールを交換するかけがえのない方だ。
 この日も個展に対する気持ちを質問されて本音を引き出していただいた。
 何気にジンジャーエールをすすりながらそのやり取りから学ぼうとする新米マサヒロ記者。大先輩酒井さんから握手とオーラをもらっていた。
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 「美人にたのみます。」と無理を言うトトロ。
 「わかりました。」と答える酒井記者。^^:
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かつてインタビューに答えた子と毎年新聞に載るトトロの記事に影響を受け自ら記者になった子。そして大きな影響を下さった敏腕記者の酒井さん。
 あんまり感動して緊張し、withBは思い通りに話せなかったらしい。
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 最後になるここのカフェでの童画展。
 とても多くの方達と知り合い、トトロ童画が米子に広まった。
 ここがきっかけで 今年は大きなギャラリーで展開した米子の春だった。
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 友だちの個展を観に来た時に「ここでされませんか?」と声をかけられ、即答して2ヶ月後に童画展をした9年前からはじまった米子。
 何でも始まりがあればいつかは終わりが来る。
 オーナーの谷山さんと米子の皆さんに深く感謝して、トトロは最後の米子展を始めよう。
 またきっと何かが始まるための終わりにちがいないから。
 若い二人は人との出逢いとご縁と、そのことを一番の糧にして生きているトトロの姿を目の当たりにして多くを受け止めたことだろう。
 奇しくも最後の道中の道連れがこの二人で良かったと思った。
 オトナのこんな姿からは学べるんだな、と帰路の車中でシュウヘイ君が言った。
 何かの始まりを感じた。
 
 トトロはもう少しアトリエを続けて行こうと思った。
 パナデリーアの灯りは今年もあたたかい色だった。
17100116 ☆日曜はお休み。10月2日から31日までです。トトロは9日に行きます。
  32点の小さな絵中心のささやかな展示ですが、ご来店下さい。byトトロ

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コメント

先生のことを知って数年
いつか行きたいと思っていた
カフェでの個展が最後になるんですねつД`)
いつか・・・は永遠にあるチャンスではないのだと
改めて思い知らされた気がします

トトロwithB( ´艸`)プププ
ばっちり決まってますね
できるキャリアウーマンですね(≧m≦)

Lino 様
ありがとうございます。
ホントに私も「永遠」ってあり得ないことあらためて思い知りました。
人のおつきあいも然り。
あたりまえだと思わず、感謝し合えば続くものなんだと言う事も。

withBとの旅 新鮮で楽しかったですよ。
キャリア・。・。ウーマン(*^m^)

こんばんは!
お盆明けから、仕事が忙しく
なかなか遊びに行く気力が・・・
10月一杯は忙しいので
米子の個展見に行きたいけど
無理そうです 
また来年行きますね~

mikomiko 様
ありがとうございます。
ホントになかなか思うような気力 体力が間に合いませんよね。
米子のカフェ個展はこれで最後ですが、きっと県内どこかで何かが始まる予感もしています。
来春はまた鳥取で生徒と一緒に出来たらいいんですが、あきらめずにまたご案内出来る日をめざします。
絵だけは 描き続けていますので、またどこかでお会いしましょう。
お身体気をつけてくださいね。。。。。お互いに。

(o゚∀`o)アヒャッ━♪ ブルゾントトロ。。。 
両脇にイケメンをたずさえて と お聞きして 
まるで 水戸黄門 といった私は 
感覚が古いというか 流行に乗れてないというか・・・ 

搬入 お疲れでした~ 
そして今日 開幕 (*^ω^)ノ∠※PAN!オメデトウゴザイマス! 
ここでの展示はラストなんですねぇ 
一か月 体調整えて 頑張ってくださいね 
思い出作りと 新たなる出会いを^^

プニ 様
ありがとうございます。
アハハ (*^ω^*)ノ彡 でも中身は 水戸黄門に近いです。
なんの印籠出すのかな。。。
いつもはアトリエで教室をしつつ、まあ行ける時には列車で・・かな?
搬入の日にニャンコの絵のリクエストをいただいたので、描いて持って行かなくちゃです。歯医者さんに行くヒマないかも。。。なんてね。^^;
最後だと思うと感慨深いものがあります。
またのミラクルに期待して がんばります。

急なお話にびっくりしました。
終わりの始まり。
これも今までのように
新しい何かの始まりの為の終わりなのでしょう。
パナデリーアでの最後の個展。
またミラクルが待っているのかもしれませんね。shine

くまきろり 様
ありがとうございます。
トトロもホントにびっくりでしたが、実はwithBの二人には「なんとなく最後のような気がする。」と話していたもので、彼らが一番驚いたかも知れません。・・・またトトロ先生の予感があたった・・・ってね。
キチンと感謝して有終の美を飾って来ようと思います。
大きな意味ではミラクルが始まっているような。。。。
始めることより 終わることは難しいものですね。

個展の始まる前からいろんなことがあって・・
胸がいっぱいになりました。
「さよならは別れの言葉じゃなくて再び逢うための遠い約束」
良い個展になりますよう祈っています。

うさパン 様
ありがとうございます。
知らなかったので、春の米子展のお客様たちにたくさんの案内状を出してしまいました。オーナーを忙しくさせてしまいそう。、。
トトロからのお餞別ということで。。
精一杯最後まで 行ったり来たりしたいと思います。
また トトロ展がどこかであれば案内くださいとオーナーに言われました。こりゃ 続けていかなくちゃ。
若い道連れも出来た事だし。
誰にも明日はわからないものですね。

こんばんは。
パナデリーア、終わっちゃうんですね。。
2年前にひとりで行って、オーナーの谷山さん(ではないかもしれない)と、常連客の方と和やかに会話してて、またお会いしたいなぁと思ってたんですが。
さびしいですけどおっしゃるように「はじまりのための終わり」なんですよね。それって元気出ます。
30日に行かれたんですね、同じ日僕は神戸にいました。
すごくいい天気でしたねsun

うわーーーwithB!!!(笑)

林明子さんの原画展もうらやましいですー。大好き♡


そうですか。米子の個展は終わってしまうのですね。
でも、個展自体は終わらないですよね?
だって今年の胡桃インクも近々お届け予定。むふふ。
次の旅も楽しみです。

空の色も、月の明かりも美しい秋ですね。

チャーリー69 様
ありがとうございます。
きっと それは谷山さんです。とてもいい雰囲気で空気を和ませる方だから。。。。カフェは今年丸10年。トトロは9回目の個展です。
 考えたら、毎日今日が終わり 明日がはじまり その繰り返し。
 きっとまたどこかで 何かが始まるのでしょう。
 新しい始まりのために終わる気がします。
よろしければ いつかの土曜日にでもお出かけ下さい。

くまたろう 様
ありがとうございます。
(*^m^) いいでしょ。withB。。
林 明子さん、私も超好きです。

で クルミインクありがたいです。いつもかたじけない。
 o(_ _)oペコッ
また2月から4月に渡る ロング個展と春のいつもの個展もする予定です。

くまたろうブランドのインクで たくさんアートさせていただきます。
冷え込んで来ましたが 美味しい空気を吸ってお元気で。

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