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2017年9月18日 (月)

見せたい人

 このブログを書いている今、まさに台風が最大級で鳥取を揺さぶっている。

 九州・四国の被害の模様もTVで克明に流れつつ。。。
 自然の猛威を前に人間はちっぽけなものだ。皆様 お気をつけて。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
 さて11日の月曜クラスのこと。
 相変わらず活発な5人の少女たち。
 重たいランドセルを背負って学童から二人してやって来たマオちゃんとココナちゃん。アトリエ前で待っていると、ニコニコと駆けて来て「こんにちはーっ!」
 マオちゃんの道連れが出来てよかったね。
 それぞれのやりたいことが違う楽しい面々だ。
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 みんなが面白いことを言うのを書き留めて「アトリエ月曜新聞」を創っているカノンちゃん。
 そういえば、現在新聞記者になったマサヒロ君もこのくらいの時に「トトロ新聞」を創っていたっけ。。。ひょっとしたらカノンちゃんも記者になるのかしら?
  トトロ先生の夢はこんな風にふくらむ。未来よひらけ。
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 いろんな話に花を咲かせて笑って歌って、お互いの作品を見せ合って、それでもみんながちゃんと絵を仕上げていることの不思議。
 アトリエの2時間は本当は何時間なんだろう。。。
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 さて14日の木曜日。
 昨年末に打診があり、いろいろな理由でお断りの方向のトトロにそれはもう熱心に再度 再々度と依頼され、春の個展の時に会場にまでいらしたY先生。
 鳥取の海と山の里「青谷町」というところで児童養護施設長をされている元校長の女性の方で、小学校の副読本の挿絵と表紙を頼まれたのは25年前のことだ。
 全国の児童養護施設のあれこれを考える大会が発足70年目にして初めて鳥取で行われるらしく、それに先がけて全国の施設の子ども達の絵を審査してほしいというご依頼だった。
 トトロは何度もアトリエのみんなに相談をもちかけて、子ども達の意見を聞いた。「トトロ先生は審査や評価で絵の優劣を決めるのが嫌いなんですよね。」子ども達が言った。みんなわかっている。
 「そうなのよ。ましてやオトナの都合で寂しさと格闘している子ども達に絵を描かせることに抵抗があってね。」
 などと真剣に語り合った。
 結論は「だから先生に頼んだのかもよ。」とアトリエのみんなはそう言うのだった。
 「よしっ、全部金賞にしてくるよ。」トトロはついに断りきれぬまま当日を迎え、朝から熊田っちの車で現地へ向かった。事情を聞いて彼女が体力的なところを助けてくれると申し出てくれたのだ。感謝。
 9号線の海辺を抜けると・・・
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 レトロなタバコ屋さんの角を曲がり。。。
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 「青谷こども学園」に隣接する「なりすな交流感」に全国の子ども達の作品がところせましと待っていた。
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 審査員はこの3人。岡山の大学の先生と鳥取大学の先生。
 午前中ですでに足が限界となり施設の車いすをお借りすると、目線が絵に近づいて便利。
 三人の意見は大方一致して、いわゆる技巧じゃなくてハートに届く作品をピックアップ。
 幼児や低学年はアトリエのみんなと同じように描いていたけれど、だんだん大きくなるにつれ、胸に迫るものを感じてトトロは時々涙ぐんだ。
 一次審査を通過していた作品たちはどれも素晴らしく、子ども達の暮らす施設の職員の方々の気持ちも感じられた。
 「全部に記念品を出して下さいよっ!!」などとトトロは理事長にいろいろと提案。
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 大量の作品の中から三回にわたって選ばせていただくとき、とても丁寧に一枚ずつの細部まで子ども達の声を聴こうとする3人に、施設の職員の方が「もっとチャッチャと選ばれるのかと思ってました。。」と感想を仰った。
 「こんなに懸命に描いた子ども達の絵に失礼のないように、いいかげんなことは出来ません。」トトロたちはそう思ったし思わされるような絵ばかりだった。
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 なんと昼食は職員の方たちの心づくしの手づくり豪華ランチ。山海の幸だった。
 お聞きすれば、お二人の先生もトトロのようにいろいろと迷いの中で審査員を引き受けられたとのこと。
 岡山の先生に「サンタが似合いそうですね。」と言うと
「実は週一度地元の幼稚園でお絵描き教室をしているんですよ。」と。
 さらに若いT先生も「大阪に居た時、こども絵画教室をしていました。」と。
 なんだ みんな一緒でしたか。
 またお会いしたいな、きっとまた会えるな・・と思った。何かが通じ合っていた。
 
 胸をつまらせながら絵の審査をさせてもらった一日の仕事。
 子ども達 負けるんじゃないよ。みんなの絵しっかり見せていただきましたよ。
 全国の施設の職員の皆さんも、愛のあるお仕事頑張ってくださいね。
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 また白兎海岸を眺めつつ、「いやー来てよかったね。」と帰ってみると。。。
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 アトリエに巨大な箱が届いていて、中身は神戸のトトロフレンド「ラクヨさん」から。。。比叡山の金平糖やらハロウインのお菓子が売るほど入っていたのでした。汗sweat01 なんでトトロの大仕事の日に届くかなぁ。。感謝
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 16日の土曜日、タカユキ画伯にトトロは言った。
 「市民美術展に応募出来るのは高校生からだよ。出してみては?」
 彼は、さてどうするのか。。。任せます。ミカちゃんにも打診した。
 今までも陸君やあきちゃん、その前にも何人か高校生が出してトトロがもらっていない賞の数々を受賞している。締め切りは11月。トトロもがんばれます。
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 ラクヨさんからのハロゥインお菓子の一部を持って「やらせ」の一枚。^^:
   「ラクヨさんって、どうしていつもお菓子を下さるの?」
 「悔いのないように生きてるんだよ、きっと。応援したいから応援したりね。」
 「トトロ先生みたいだね。」「まあね。友だちだからね。」
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 後半クラスもしっとりと。
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 チャーリーさんは県展を観て来られて感動されたらしく、芸術の秋の雰囲気満載だった。S君はトトロとよく話すようになった。
 この二人、どんなに女の子がおしゃべりしていても静かに集中。あっぱれ!!
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 トトロの10月米子展の作品も大方完成した。
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 雪景色に一部だけカラーにしてみたらいい感じになったので、春の個展用に額装してもらった。いつもチャレンジしてみようと思う。
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 日本中の子ども達のことを考えた週だった。
 いろんな子が様々な暮らしをしている。
 描いた絵を一番に見てもらいたい人の居ない子が全国にたくさんいた。
 絵を描いた一人一人に会いたいと思った。
 子どもはみんな小さな胸の中の画用紙にいろんな絵を描いて成長していく。
 
 見せたい人になろう。見せてもらえるトトロで居よう。
 
 夜半に 台風が過ぎて行った。

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コメント

こんばんは。
なるほど、
行ってよかったんですね。
不思議に先生たちと共通点があって…、
これもミラクルですか。
手作りランチがほんと美味しそうです、とくにお刺身が。
マサヒロさんだったらどれだけ食べるんでしょう(笑)
タカユキ画伯に期待します、ぜひ市展に出してほしいですshine
台風は足早に行っちゃいましたね。
今日は秋の夜長って感じです。

チャーリー69 様
ありがとうございます。
そう 行って良かったです。
他の審査員がどなたなのか 行くまで分からなかったので、一日一緒に居て考えの共通性に気づいた時 やっぱりミラクルだと思いました。
いい先生達でした。
手づくりのお食事ほか 心のこもった歓迎を感じました。
M記者は アトリエ以外のおかわりはないとは思うけど・・・^^:
タカユキ君 チャレンジしてほしいですね。
いい秋を味わいましょう。

床に並んだ様子だけでも
作品からパワーを感じます
全部の作品に何らかの〇〇賞って銘打ってほしいくらいです^^

審査を依頼した方々は
子どもたちの一生懸命をしっかり受けとめて
評価して下さると思ったからこその
再三のご依頼だったのでは?

この機会に絵の道を志す方が出るかもしれませんね

雪景色の作品
厳しい冬と子供の明るさから感じるたくましさ
コントラストが効いててとても好きです


Lino 様
ありがとうございます。
そそ 全部に〇〇賞をつくりましょう・・と 言いましたよ。
他の2名の審査員の方を見ていて トトロもそう思いました。
皆さん 考えに考えて 承諾されたらしいです。
絵の道に進める感じの作品もたくさんありました。
苦学して 未来を拓いてほしいです。

雪景色の絵。。初めてこんな感じの絵が出来ました。
ありがとうございます。

師匠ほどの方が審査員をされてなかったのには 
なるほどの訳があったんですね、わかります。 
でも 引き受けるにしても チビ画伯の皆さんの意見を聞いて 
決心するあたり 流石だなぁ・・・と。 
アトリエに通うことが出来る子達と  
環境のちがう子達 … なにか ちがうものが見えましたか? 

そう もう米子の個展の時期だぁ 
一年 早いですね 
師匠は 一年間に どれほどの作品を? 
凄いパワーに感動です。 
また 素晴らしい個展になりますように 
たくさんの幸せのお裾分けが出来ますように

追伸 

タカユキ画伯の作品 素晴らしいです。 
写真をアップにして しばし至福の時・・・ 

結果次第では 彼のターニングポイントになる一作に。 
GO GO Challenge!

プニ 様
ありがとうございます。
なかなか 悩んで考えて引き受けると、ていねいな気持ちになれて
良かったです。アトリエのみんなにも報告しました。
子どもの絵に そんなに違いはないと思いましたが、ワクワク感があまりなくてただ上手いっていうのも多い気がしました。
何枚って数えてませんが大小併せると、毎年150点くらいは描くのかな。
米子には30点ほど持って行きます。
タカユキ君 本気を見せてくれています。お楽しみに。。。^^y

月日はあっという間に巡って
今年も米子展の季節がきたのですね。
アトリエも芸術の秋の風が吹いていますね。
全国のたくさんの子ども達の描いた絵。
審査員の先生方はとっても丁寧に
みんなの絵をご覧になったんですよ、と
知らせてあげたい気持ちです。

くまきろり 様
ありがとうございます。
月日の巡りの速さには驚きますね。
あんなに暑い夏も 大雪の冬も 地震や台風すらくぐり抜けて、秋。
米子展の絵が出来ていることに我ながらびっくりします。

全国の子ども達に 審査風景を見て欲しい気持ちでいっぱいです。
えこひいきなく真摯に向き合わせていただいて、絵描きとしてのトトロもガンバロウと思いましたよ。有り難い経験になりました。

アトリエに来ることが出来る子どもたちにも色んな背景があり、
来ることが出来ない子どもたちにも色んな背景がありますが…
絵で繋がっていると思うと「描ける」=「気持ちを吐き出す」環境をちゃんと大人が作らないと…と感じます。

うさパン 様
ありがとうございます。
 まさに そのことを指摘して参りました。
 こちらの ひとつの施設からは一枚も応募がなく、それはそれで無理 に描かせてはいないことは 悪くはないのですが、自然に描ける空気さえ創っていないことに 辛口な意見を述べて来ました。
 アトリエにも 施設暮らしの体験を持つ子が居て、とても気持ちが落ち着けず絵を描くどころではなかった。。。との話を聞いていたので、そんな中、導いて出品している全国の施設職員の皆さんの心配りに感動しました。きっと毎日のいろいろな場面に安心をプラスしているんだろうな、と。
 アトリエでも一番大切に思う部分です。「きもち」。
 おとなとは、小さい人たちの それを受け止める人だと思っています。人は「きもち」で生きているから・。・。ね。

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