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2017年7月

2017年7月30日 (日)

夏色のアトリエ

 ほぼ一週間毎に更新しているトトロブログ。

 この暑い夏休みの中、そうそう毎日にドラマチックなことがあるとは限らないと思ったら大マチガイだった。
 
 23日の日曜にマオちゃんのお母さんから「マオのお友達がアトリエに入りたいらしいのですが・・。」と電話がかかって来た。
 ひとまずその子供のお母さんから直接アトリエに連絡されるように伝えていただくことにして、お電話を待っていたら夕方にかかって来た。
 「明日の月曜クラスのときに30分早く親子でいらしてみて下さい。面接をさせていただきます。」と トトロ。
 翌24日の月曜クラスの前にやって来た女の子は、大きな声で「こんにちは。」と挨拶をすると「めんせつって何をするんですか?」と目がキラキラ         
 「絵が好きですか?」「はいっ。大好きです。」「アトリエはどこで知ったの?」
 「友達のマオさんが話していたから、自分も行きたいなと思いました。」
 「違う学校のお友達も居るけど、仲良くなれますか?」
 「はいっ。」
 とにかく嬉しそうで、明るく弾けていて、礼儀正しい子だ。
 好きな動物はウサギだと言うので、アトリエに一番多く住んで(?)いるウサギさんたちを並べて「よろしくって言ってるよ。」と言うと、ニッコリしながら絵を描き始めた。
 「ああ、来てよかった。」とウサギのようなリボンがピョコピョコ揺れた。
 「はい。合格。100点満点。」と、お母さんに伝えて手続きをしていただいた。
 夏色の少女の名前は「ココナ」ちゃん。ココナッツ色の輝きを放つ笑顔が印象的だった。
 こんなに毎日の暑い日射しの中からやって来た夏の精かと思ってしまった。
 
 トトロはさっそく「ココナッツちゃん。今日はおしまいまで描いていいよ。オヤツも一緒に召し上がれ。」と席を決めた。
 「わーい。」3年生の夏。きっと忘れないだろうな、と思った。
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 みんなは新しい仲間が居たので大喜び。
 カノちゃんは、次の教室はお母さんのご実家の広島に行くので、時を惜しんで額縁つきの作品をきれいに仕上げた。
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 ナナミちゃんは、このクラスの4人の仲間を描いていたけれど「よかったぁ、もうひとり描けるスペースがありました。」と、ココナちゃんを描きたしている。
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 この日はあいにくカノンちゃんが家族旅行でお休みだったけれど、新しい仲間を迎えてこの笑顔。
 ますます明るくなった月曜クラス。
 みんなは、ちゃんとそれぞれの作品が出来ているからステキだ。
 
うれしさって広がるのね。
 ココナちゃんは、初めての習い事。
 帰りはおばあちゃんが迎えにいらした。お母さんはお仕事へ。
 「先生、うれしいです。うち、夢みたい。」
 「あのさ、先生はホントはトトロだよ。」と言うと「うん、わかる。」って。
 なるほどね。みんなわかるのね。^^
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   29日土曜日は、今月5回目の土曜日だけど8月のお盆の週の代わりにオープン。
 34度の蒸し暑さの中、前半クラスは全員出席。
 「よく来たね。。」。。。遠い子も自転車の高校生もみんな来た。
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 エリック・カールの「はらぺこ あおむし」を、カール先生のやり方で紙に彩色して切って、貼ることをして見ているりょうな画伯。
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 中高生トリオの熱気。3人とも素晴らしい作品だ。
 完成が楽しみ。
 トトロはタカユキ画伯に廃墟色のパステルを買っておいたのを手渡した。
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 小学生トリオの真剣さ。
 双子の二人は、さっきまで水泳に行っていてシャワーで膨らんだヘアスタイルががんばりの証拠。
 「ここに来たらだんだん元気がもどってきました。」って。。。。スゴイね。
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 この日の健闘はケント画伯。
 梱包材のビニール袋をしばって魚にして、マスキングして目をつけ、箱を海底にした。底の砂はスポンジをちぎった。珊瑚や昆布もゆらめく夏休みの工作完成。
 キリリと。。。こっそり達成のVサイン。やったね。
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 さらに背が伸びたセラ君とトトロ。
「セラ君、アトリエに来始めた頃はトトロ先生のひじくらいだったのにさ。。」
「アハハ。。。」
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 後半クラスは一人だけ納涼祭でお休みだったけど、代替えのユシンちゃんも入れて6人クラス。
 チャーリーさんのお向かいの席で、幸せそうに粘土を創るS君。
 工作が好きだというので、「材料もやり方も自分で考えるのよ。失敗してもいいからね。」とトトロ。
 トトロはあらかじめ創ってあるキットでこさえるのはアートじゃないと思うから、むしろ身近にあるもので工夫するところが面白いと伝えている。
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 このアトリエこんがり大賞の健康少女は岡山から来ているハルカちゃん。
 どうしてこんなにローストカラーかというと、チームで紅一点のソフトボールチームの選手なのだ。日々気合いの声を張り、炎天下での練習に励んでいるそうな。絵はとてもやさしい絵だ。
 この子が居ると。周りも自然に笑顔になる。
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 エミ画伯の「南極ペンギンのかき氷」
 今年の暑さを吹き飛ばす名作完成。「値段はタダですよ。材料はあるから。」って。。。
 いいなぁ南極。・・・みんながそう思った。
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 こちらS君の完成作品。
 かわいいネコたちと、ヘビたち。
 「白蛇は神様なんだよ。」と言うと、大切そうにお持ち帰りした。
 そして、またチャーリーさんと並んで帰って行った。
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 中学最後の吹奏楽コンクールの練習で、少しお疲れのサローラとアトリエ記録を書きながら「いやぁ。。みんな、よくうれしそうに来てくれるよね。」と言うと、「そりゃ来ますよ。つらいときは尚更アトリエに来たいんですよ。」って。
 新しくたて続けに3人も増えて、しかもステキな子ばかりで。。トトロはもちろん、迎えるみんなも活気づいたし、やっぱりアトリエミラクル年中無休。
 きっとみんなが助けてくれるから、もう少しがんばってみようかな。
 会いに来るみんなが居てくれるって、ありがたいことだと思う。
 夏色の子どもたち、宿題はお早めにね。
 まだまだ盛夏。皆様もどうかご自愛下さい。
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     「咲きのぼる グラジオラスに夢ひらく」by トトロ

2017年7月23日 (日)

夏休みの始まり

 19日の水曜クラス。

 外は気温35度。
 午前中にアトリエ応援団の元新聞記者のホンゴーさんが自作のスイカを届けて下さった。
 まん丸じゃない楽しいカタチ。子ども達が喜びそうと思ってのこと。
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 たっぷりと重たい大きな贈り物。
 ミサキちゃんとソロンゴちゃんが抱えてニッコリ。
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 もちろんオヤツのメインはスイカ食べ放題。
 切り口のカタチはミッキーだったので、さっそくアーティストたちは種で目鼻をつけた。
 「これがスイカの皮じゃなくてミッキーに見えるみんなは芸術家なんだよ。」
 とトトロ先生。
 「先生は何に見えるの?」「切る前からミッキーが見えたよ。」^^
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   アトリエ中にスイカの甘い香りが広がって、みんなは見事な作品を仕上げた。
 「ホンゴーさん ありがとう。」ユミちゃんが代表で絵手紙を書いて、トトロはすぐに切手を貼って投函した。
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 パステルアートを進化させて完成し、サインを書き込むソロンゴちゃん。
 一年生らしからぬ傑作だ。
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 彼女にはもう一つステキな贈り物が待っていた。
 
 BOSSの音楽仲間から世界童話文学全集、昭和35年出版の全巻をいただいたのだ。ルビはあるし挿絵はいわさきちひろ先生をはじめ素晴らしい画家の皆さんによる講談社の幻の名作だった。
 サローラとソロンゴ姉妹の家のTVが壊れて久しく、二人はアトリエから本を借りて行ってはものすごい読書量だったので、この全集をもらってほしいと言われた時に二人のお母さんに相談すると「是非読ませて下さい。」とのこと。
 この日届けていただいた全巻を、木曜にお引き渡しすることが出来た。
 トトロも子ども時分に愛読した名作だから、きっと心が豊かになるよとお渡しすると、お礼におっとっとやカルビスウォーターを下さって「サローラがアトリエにはこれと言うものですから・・。」と。何よりのものだ。
 
 こんなに暑い毎日に、重たいスイカや本をアトリエまで持って来て下さる方々が居てくれる有り難さを子ども達に伝えて、「ありがとうだよ。ありがたいんだよ。」と話した。感謝。
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 その木曜夜のクラスは、シュウヘイ君がついにダウンで初めての欠席。
 久しぶりの順子さんは、ご実家のお母様が他界されて、みんなで「御愁傷さまでした。」とお悔やみを言うと、なんとその10日後にご主人のお父様も亡くなられたのだとか。。。ご主人は数年前に亡くなっておられた順子さんは成人した息子さん達や高校生の娘さんとダブルのお葬式に奔走されていらした。
 それなのに、この日猛暑の中アトリエにいらしてこの笑顔。
 トトロをはじめみんなで「順子さんを見習わないとね。」と姿勢を正した。
 
 マサヒロ記者が写してくれたので彼は写っていないけれど、カイキ君の持つニンジンの絵は彼の絵。
 前列のカナちゃんの結婚のプランが決まり、いよいよこうしてアトリエに通う日も残り僅かになった。
 人は巡り会い、それぞれの人生の悲喜こもごもを分かち合い、励まし励まされて生きている。
 お悔やみもお祝いも心から手渡しあって、一人じゃない人生の波を乗り越える。
 「アトリエはいろいろ分け合うところだからね。みんな元気出しましょうね。」と、暑さに弱いトトロは元気そうに言う。そうするうちになんだかチカラが沸いて来る。
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 そんな猛暑の日々の中、先日お問い合わせのあった男の子に連絡して土曜日の後半クラスに来てもらった。
 22日の土曜日は実質夏休みの始まりで、ちょうど中学総体やら部活の特訓でいつものときより忙しい中学生たちがチラホラ欠席して、前半クラスはスタッフユイちゃんも入れて3人だけという涼やかさ。(写真を撮るのも忘れてくつろぎました)
 男の子は後半の時間がつごうがいいということで、お母さんと来てもらい面接も兼ねて実際に体験してもらうことにしようと、みんなに相談して決めた。
 少し話しをしてから入ってもらい、絵を描いてみようということにした。
 本名は「王 中朴(おう ちゅうぼく)君」そうまたもや中国の少年。
 2年生のときに北九州から転校して来て、これからはずっと鳥取に住むとのこと。お母さんもとても感じのいい方で、彼は一人っ子だった。
 「こんにちわーーーーーっ!!」みんなは元気に迎えに出た。
 「こんにちわ。。。」うれしそうな王君。 
 
 「君は何になりたいの?」とトトロがこっそり聞くと
 「恥ずかしいけど、医者になりたいです。」と。
 「恥ずかしくないのよ。夢を叶えましょうね。トトロ先生はたくさんのお医者さまに助けてもらっているんだよ。」「はい。」
 なんてヒソヒソ話しながら絵をチョイと教えると、うれしそうに描き始めた。
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 ユイちゃんは絵のほかに、針と糸で器用にピンチを包む猫を縫った。
 見本を見せたら、ひと針ずつていねいに仕上げて
 「これ夏休みの工作にします。」
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 アオイ君は試合で欠席だったけれど、ライア君とヒロト君が王君とようこそのカンパイ。「よろしくっ。」「よろしくっ。」
 お試しのつもりだったけど、彼の雰囲気がこのクラスに合うと思ったトトロは
 「このクラスに決めますか?」とみんなに聞くと「はいっ。」と全員一致。
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 まるで、ずっと前からアトリエに居たような王君に
 「なんて呼べばいいかしら?」と聞くと「テンテンと呼ばれてました。」と。
 きっと中国では可愛らしい愛称なんだと思い
 「じゃあテンテン君、アトリエの約束を言うよ。みんなも分かってますね。一人残らずハッピーに。。ですよ。」
 「はい。」
 「その為には お互いの思いやりや心配りもつかうからね。」「はい。」
 「ヒロト君は目が不自由だから、ちゃんと気をつけて助けるのよ。」
 「トトロ先生もいろいろ不自由で出来ないこともあるから、みんなで助けてくれているのよ。」
 
 「どう?アトリエ気に入った?」 「はい。すごく。」
 
 みんなは大きな拍手をした。「ようこそ。テンテン君。」
 この日も気温35度。前日は全国二位の37度を記録した。
 
 あたらしい仲間を迎えて、アトリエの熱気はさらにヒートアップ。
 クーラーフル稼働でもジワっと暑い。
 
  また世界が広がった。
 「地球の子ども達がうれしいと、世界は平和になるんだよ。」「はーい。」
 
  夏休みの始まりの日のこと。みんな元気にまたおいで。
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2017年7月16日 (日)

深呼吸

 暑中お見舞い申し上げます。

 北海道まで34度なんて、連日の猛暑は息苦しいほどに日本中をサウナのように包みこんでいる。
 まだ梅雨の明けない鳥取地方も35度超えの毎日の中で時折の土砂降りがアトリエのコニファーをこんなに膨らませてしまった。
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 看板が見えなくなったので、昔手描きした丸い木の天板の看板を玄関前に出してみた。しばらくはこれでみんなを迎えよう。
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 「まるいかんばんあったねぇ。」と喜びながら10日の月曜クラスが全員やって来て、思い切り夏の絵を描いていた。
 「スイカはお母さんが好きなんです。」と親思いのカノちゃん。
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 好奇心旺盛なマオちゃんには、石鹸水で絵の具を融いて水分のある下地の色をパーッと散らして花火を描く方法を手ほどきすると、たちまちステキな作品完成。 
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 この前描いたパステルアートもお菓子の箱を額縁に仕立てて、リボンはカノンちゃんが創ってくれて、はい出来上がり。
 
 みんなの帰る夕方7時過ぎでも、まだ気温は30度超え。
 そんな中をものともせず持参の麦茶を飲み干しながら、アリンコにも気をつけながら、みんなはいさましくニッコリとする。
 
 ガンバレ子ども達。
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 13日の木曜日に、ようやく時間の空いた友人のクマだっちと市場へ行って、あちこちのトトロフレンドや実家や親戚にお魚を発送して、アトリエのオヤツも物色していたら、鳥取名産スイカコーナーに巨大スイカ発見。
 クマだっちが小さくなったんじゃなくて。。。。スイカがデカいの。
 今年も甘くて美味しいらしい。
 これは鳥取県中部の砂地の名品です。
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 15日土曜日、前半クラスのタカユキ画伯はまたもや新作に取りかかる。
 「いっぱい描いておくのよ。あなたの絵はスゴイからね。いつか個展するんだからね。」トトロは彼の背中にエールを送り続ける。彼は背中で答えている。
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 こちらもプロのようなアヤカ画伯。
 「とりたててデッサンの勉強をしなくても、始めからバランスをつかめる人はいるのよね。アヤカちゃんもそうだよ。その感覚は大事にしましょうね。」
 「はいっ。」
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 満足するまで粘土のアートをして、さわやかに手を振るりょうなちゃん。
 片道40分の親子のドライブ。何を話して帰るのかな。。
 先日、りょうなちゃんが新聞にデカデカと書道パフォーマンスの記事に写真付きで載っていたから「見ましたよ。」と言うと。うれしそうだった。
 みんなは時々それぞれの活躍で新聞に載っていて、トトロは全部の記事を大切にしている。「読みましたよ。」と言うためにね。
 本人達は決して自慢をしないから。
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 後半クラスはレギュラーメンバーの欠席が多くて、この二人だけがレギュラーコンビ。
 優しい水彩のタッチが少し似ているな、と思った。
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 ミカちゃんは姉の元生徒ハルカちゃんの誕生祝いのイラストを描いたので額を手渡した。「いつももらうばっかりだから。。。」と姉の為に一生懸命描いていた。
 ユシンちゃんはイスタンブールのモスクを描いている途中。
 教室の途中に入会希望のお電話があって、また後日面接をすることにした。
 男の子のお母さんからだったので、みんなと相談してこのクラスにしようと思った。
 暑いさなかなのに・・・なんだかアトリエは生きているね。
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 みんなそれぞれ思い思いに楽しんで、ちょっと駐車場まで歩くチャーリーさんとS君の後ろ姿は、やっぱり仲間。
 人が見たら、この二人が今しがたまで同じアトリエで絵を描く仲間ってわからないだろな。。。^^>
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 この日はその後に、ミラクルなことが待っていた。
 5月1日に終了したトトロ展のときに、ご注文を受けていた作品がこのほど完成して額装が出来たので、お客様と連絡をとり配達に出向いたのだ。
 あのとき会場にあった「光の弓」という作品をご覧になって「どこかに木漏れ日を描いて下さい。」と。さらに別な絵から子ども達が枝に腰掛けて歌うような雰囲気もご希望だった。
 トトロは個展後、約一ヶ月で期限のあった絵から順番に描いて、小さめの絵などは郵送して、受け取りに来られた方にもお渡しし終えてから、この作品にとりかかっていた。
 土曜日クラスのみんなにだけは、これを観ていただくことが出来たのでよかったと思った。
 「よろこんでいただけるかしらね。」「大丈夫ですよ。いい絵です。」
 みんなの言葉を信じる事にしてアトリエ終了後の7時過ぎに配達に向かった。
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 なんと到着したお宅は「鍼灸・療術 はる治療院」という全身と気持ちを安らぎに導く新しい治療院で、若いご夫婦がいろいろな自然の治癒力を促しつつ、動きにくい方には出張治療もしておられる優しいコンセプトに満ちた場所だった。
 さらに案内されて中へ入ってみると、そこここにトトロ童画がニコニコと治療のお手伝いをしていたではないか。
 
 ↓この子は 不妊治療のお手伝いにがんばっていたし、この他にも絵はがきも入れると3カ所に・・・。
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 そして、この日この絵が玄関に架けられた。
 一年前に新築をされ、奥様のご両親と小さな坊やが一緒のあたたかいファミリーだった。また絵の中に、その坊やそっくりの子が一人居た。
 数年前に、まだ旧姓だったこの奥様がトトロ個展に来られて涙を流してずっと絵を見つめておられたのを思い出した。
 「なにか人の苦痛を受けておられるのですか?」と感じたままにお聞きした記憶がある。それからトトロはこの人の手をずっと握っていた。
 配達に出向いてトトロ童画と再会し、絵の中のこびと達がどんな役目をしているのか実際に見ることが出来たおかげで、こんなに暑い毎日でも描き続けようと思うことが出来た。
 題名は「緑の深呼吸」
 絵は「本当に想像通りです。緑っぽいものにして下さいとお電話しようと思ったんです。」とのこと。・・・・よかった。
 ありがとうございました。
 
 きっと、この治療院でたくさんの方がお元気になられることだろう。
 このお届けで、トトロの春の個展の全てが終了。
 やっぱり最後まで、ご縁のミラクルは続いていた。
 感謝が暑さを上回って、また元気をいただきました。
 (↓この写真・・・☆額縁と時計の色 ☆絵のまわりのマットと壁の色 ☆三人の服の色・・・・全てが一致していました。)
 (☆絵を下げるレールとライトが新築の時に設置されていました。)
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 数日前に、5月で卒業したシュンアキ君から暑中見舞いが届いた。
 時間をかけた丁寧な文字だった。
 
 読んでいるうちに夏バテの気持ちに元気が戻って、すぐに絵手紙を返信した。
 本当に人は心の深呼吸で生きている。
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2017年7月 9日 (日)

宇宙の中で

 大きな大きな宇宙の中の一つの星、地球。その中の小さな日本の国。

 地球に住まわせてもらう人間の毎日のささやかないとなみ。
 
 そんな懸命な日々に天災が襲い、また九州北部で大変な犠牲が出てしまった。
 
 心よりお見舞い申し上げます。
 トトロの故郷の東日本大震災の未だ傷の癒えぬ津波の記憶とも重なり、毎日の痛々しいニュースに愕然とする。
 「いつ、どんなことがどこで起こるか分からないのだから、ここに来て絵の描けることの幸せを大事にしたいね。」子どもたちに話した。みんなはコックリする。
 
 アトリエガーデンに10年くらい前に挿し木したミニバラが咲き切った雨上がりの日。

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 5日の水曜クラスは、全員出席。
 真っ先にヒメちゃんが、スケボーに乗った男の子と女の子と一緒に歩いてやって来た。「お友達?」「はい。こんにちは。」「送ってくれてありがとうね。気をつけて帰るのよ。」「はーい。さよーならー。」
 
 その時アトリエに電話。ヒメちゃんのお母さんからだった。
 「仕事で送れなくて、一人で行かせましたが・・。」
 「たった今、仲間と到着しましたよ。」「えーっ。^^: よかったです。」
 子ども達は親の心配をよそにたくましい。
 ソロンゴちゃんもお母さんが一週間も出張中で、姉のサローラが送って来た。
 ポッケから何やら小さいものを出して描いている。
 描きたいモチーフ持参なんてアッパレアーティストだ。
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 「いいことがありますように」はヒメちゃん。
 「いつも しやはせに・・くらせますように。。。^^」はソロンゴちゃん。
 いいね。まさに的を得たお願い事だ。シンプル イズ ベスト。。
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 芯を針金で創って、ブドウをこさえるヒメちゃん。だんだん進化しているし。
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 たわわに下がる七夕飾りの前で。
 ちいさいゲストは、お迎えに来たヒメちゃんの弟のソージン君。
 「一年生になったらアトリエにはいりたいです。」「はい、待ってますよ。」
 ミサキちゃんはお飾りをいっぱい創ってくれた。
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 翌6日、木曜夜クラス。
 本当に日中は連日32度やら33度やらの猛暑と湿度で、いいかげんグッタリしそうな中、みんなは生き生きとした顔で来てくれるものだから
 「スゴいねぇ。よく一日中学校や職場でがんばってから夜のアトリエに来るね。」
 と感心すると「ここに着いたとたんに元気になるんです。」と。
 
 ショウマ君とカイキ君の制作途中の作品。ミニトマトと。。海の道。
 二人とも別々の中学で弓道部だ。
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 窓の外で涼みながら、中を撮ってみた。楽しそうなアトリエだった。
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 シュウヘイ先生はトトロにいつものお供え物のカルピスを抱えて来るし、マサヒロ記者は仕事で一時間遅れても駆けつけてトトロカレースペシャルをおかわりしてたし。。。
 カナちゃんは秋に結婚されるうれしい報告があったし。。。
 サローラはお母さんの代わりの家事で疲れ気味だったのでトトロカレーとご飯を3人分お持たせした。「わぁ。。。明日の夕食にします。」
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 ピーマンをあしらった世界はマサヒロ記者の遊び心。
 「明日の仕事や学校をさぼりたい人・・・」と言うと「はーい^^」と全員が手を挙げた。
 「トトロ先生でもがんばってんだから、みんなもファイトッ!」とエールを送る。
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 7月8日土曜日クラス。
 前半のミカ画伯のクルミインク作品。
 何も見ずにサラサラと。。。。。。。
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 前回お母さんのご都合で欠席したライア君ヒロト君の兄弟は、前半・後半続けて5時間、たっぷりとアトリエに根をはやして満足そうに描いていた。
 「疲れたら休むのよ。。」と言うと「ぜーんぜん。」とのこと。
 
 夢中なヒロト画伯。
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 幸せそうなライア画伯。
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 クーラーもあまり効かない真夏日の時間があったので、ついに出ました。
 アトリエの夏の名物「りんごジュースアイスキャンデー・・トトロ特製」
 全員でゆきのちゃんの読み聞かせを味わいながらシャクシャクと。
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 みんなそれぞれ部活や試験に頑張り中らしい。
 「トトロ先生の福岡フレンドはみんな無事だったからね。」「よかったぁ。」
 アトリエではみんなのオヤツを減らして、寄付をはじめることにした。
 「みんな、本当におっとっとだけでいいのね。」
 「はいっ。ボク麦茶だけでもいいです。」みんなは「うん。」と言った。
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 何人かが「九州負けるな。」と追加の短冊に書いて下げていた。
 今年の願い事もいっぱいになってしまった。やさしい願いが多かった。
 
 大きな宇宙の中の、ちっぽけな人の心は宇宙のくらい広々としている。
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2017年7月 2日 (日)

7月のはじまり

 雨は夜中や明け方にドシャッと降っては、昼になると薄くグレーに晴れて来てなかなか降り続かず、歩いてやって来るアトリエのみんなにはありがたいのだけれどジメジメと蒸し暑くて気温30度前後が続く中、今年の梅雨には少し疲れる。

 あちこち日本列島大雨地方の皆様、お見舞い申し上げます。

 6月の最終週、26日の月曜クラス。この日も少しだけ降って雨は上がった。
 真夏のようなファッションで汗をかきかきみんなは元気。
 小学校に持って行った水筒の麦茶の残りを「先生いかが?」とついでくれたりする。ランドセルは山登りのリュックみたいに重たい。スゴいね子どもたち。
 ひとしきり絵を描いてからのティータイムでは、おなじみのカルピスウォーターに氷を入れてカンパイしながら絵本にオヤツ。
 手際良くみんなの準備をする姿が可愛く楽しく美しい。
 
 手分けしてみんなのことを準備する。。アトリエの伝統。このことは、いつか絶対に役に立つとトトロは内心思っているのよね。
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 アトリエタイムの終わりそうな頃、道具をしまって飽きることなくシャボン玉。 空気が湿っていて重いからデッカいシャボン玉はいつまでもフワフワ飛んでみんなと遊んでくれる。
 マオちゃんとカノンちゃん・・・「先生 見て見て~~~~~。」
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 お迎えの時を惜しむように、みんなは寄り添って一日の終わりを楽しむ。
 先輩たちもみんなこうしていたんだよ。
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 4人の書いた短冊。スケールでかっ!!! ホントに平和を祈ろうね。
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 ついに7月になった。1日の土曜日も朝方の雨は上がり、スタッフユイちゃんのお父さんがアトリエ用の笹竹を採って来て下さった。感謝。
 ユイちゃん得意そう。「せんせーい、持って来ましたぁ。」
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 前半クラスの中学・高校生組は二週間ぶりに見ると、なんだかみんな背が伸びていて手足もスルリと長くなっていた。
 神秘的な成長を目の当たりにしていつもトトロは感動する。大きくなったね。
 毎日会うご家族は案外気づかないのかも知れない。
 心も身体も健やかにね。
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 みんなの短冊や飾りがどんどん出来て、それを椅子に乗って吊るしてくれたコータ君は、ついに少年野球などとの日にちが合わなくなって、6年間のアトリエをこの日で卒業した。
 「また来たくなったらおいでね。」とトトロ。「はい。」と彼はうなずいた。
 あんまり欠席が続いたので、展覧会に出した絵もサンタのプレゼントも今迄の作品と共にようやく手渡すことが出来た。せっかくの展覧会にも来ていなかった。
 いつも当日になってお母さんからのFAXで欠席が告げられたので、いろいろな理由はあったにせよ、トトロが一番気にかけていた子だった。
 本当はとても寂しかったにちがいなく、それでも最後まで絵を描いて小さな声でみんなに「さよなら。」と言って帰って行った。
 「ずっと続けて来られるって幸せなんだよね。」
 トトロは誰に言うともなく、みんなに言うと、あちこちでコックリ首を頷かせながら全員静かに絵を描いていた。
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 最近、市内の小学校が「山の学校」と称して日本の原風景が豊かな「佐治」というところで民泊をしながら合宿体験をしているが、その佐治という村落から来ているりょうなちゃん。性格温厚、明るく積極的、親切でみんなの人気者の少女だ。
 「先生、このごろいろんなバスがうちの村に来ますよ。」と言うから、「その中にアトリエのみんながいっぱいいるよ。」と言うとニッコリした。
 ずっと以前、そこが鳥取市と合併する前にイベントやいろいろな公共仕事を依頼されたり、絵手紙教室を頼まれたりしてよく出向いていたトトロたち。
 いつも仕事を終えて帰るとき、山の山菜の漬け物やら、ワサビやら、ジャムやらいろいろな清流に育まれた山の幸をお土産にいただいていた。
 ギスギスしたところのひとつもないりょうなちゃんを見ていると、人は本来そんな自然と共にある穏やかな暮らしをしてこそ心が健康に平穏に生きられるんだなぁ、と思わずにはいられない。
 
 りょうなちゃんと妹ちゃん。「今日は暑いので、雪の絵本を描きました。」
 彼女はまた車で40分かけて涼しい清流の里に帰って行った。
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 益々増えて行く短冊。
 ポニーテールコンビのヤチルちゃんとアヤカちゃんがこよりで吊るしてくれた。
 こよりもユイちゃんがこさえた。全て昔流のアトリエ。とてもいい。
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 この日から新しく後半クラスに仲間入りしたのは、あの四国高知へ行ったMちゃんの弟のS君。
 しばらくお姉ちゃんロスで不登校になっていたけれど、がんばって立ち直り、かねてからの夢だったアトリエの生徒を志願したらしい。
 お母さんが少し前に訪ねて来られて、そのことをお話されて手続きして行かれたのだ。
 「またお母さんと繋がりましたね。」とトトロ。「よろしくお願いします。」とご自分が働いておられるところの美味しいお菓子を下さった。
 みんないろいろ乗り越えて生きているんだな、と「待っていると伝えて下さい。」と引き受けた。
 
 S君は自転車でやって来て、とてもうれしそうに絵を描いた。優し気な絵だった。
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 一人卒業すると、またすぐに一人入って来てくれる不思議なアトリエ。
 だからいつも人数はあまり変わらない。空から誰かが調節しているのかな?
 S君歓迎の記念の一枚。シュンアキ君やユウマ君が居なくなって男子が一人になっていたチャーリーさんも嬉しそう。
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↓S君の書いた願い事。すぐに叶いますよ。きっとね。
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 ↓こ これは・・りょうなちゃん。
 彼女の村には日本有数の天文台、「佐治アストロパーク」がある。
 星の美しさでもランキングしている村だ。
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 そろそろ紫陽花も終わり頃。
 みんなの願いを下げた笹竹のある窓辺と、トトロの家の畑からもらってきた白ゆりの香りに満ちたアトリエの暦は、一斉に七月の始まりを告げていた。
 
 みんな元気に蒸し暑い梅雨をのりきりましょう。
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