新緑のアトリエ
アトリエの歴史に残りそうな達成感あるコラボ展の片付けが全て終わった5月2日の夕方、BOSSに一本の電話がかかって来ていた。
県西部の大山近くの「南部町」の「板 祐生出会いの館」という、町の経営するギャラリーに来年の3月から4月頃にトトロ画を4~50点ほど2ヶ月間無料で貸して欲しいとのご依頼だった。作品の売買は出来ないそうで・・。そこの代表の方は今回の個展を観に来られてのことだったが、そのときトトロは他のお客様に説明していたらしく、お会いしてはいなかった。
翌日の5月3日、イマイチお話の内容が理解出来ないので2時間かけて南部町へ向かった。
山肌には新緑と野生の藤の花がかんざしのように美しく、2月からずっとひきこもって米子展やコラボ展の作品を描いていたトトロには久々のドライブになった。
なんだか懐かしいような田園と山の風景の中を走り、辿り着くと「緑水園」というレストランやら♨施設やらの大き目の建物の隣に「出会いの館」があった。
「トトロですが・・。」と挨拶をすると「はるばる来て下さったんですか。」と驚きながら迎えてくれたスタッフさんたち。
会話の成り行きで、この辺りの風景が東北に似ておりトトロは岩手出身だとお話したら「私は福島の会津です。」とスタッフのNさん。これはミラクル。こちらでの東北つながりはとても珍しいことなのだ。
トトロの特技の一つ「瞬時に友達になる」ワザでたちまちとけ込みスタッフコーナーの中でパチり。
館長は町長さんなので、実質ここの代表の副館長さんがトトロ展にお越しになり絵を鑑賞され絵はがきを購入されてスタッフさんたちと検討されて、BOSSに依頼されたらしかった。
「日本一知名度の低い町なんです。」と仰り、なにしろ地味なこの施設の中には板祐生という南部町出身の明治から昭和にかけての日本一のコレクターの収集されたレトロなラベルやポスター(あの有名な赤玉ポートワインなどの)本物がズラリと展示されていた。
立派なガラス張りのギャラリーには現在米子の画家さんのデカい作品が展示されていて、トトロ童画を是非そこで・・というお話だった。
↓館の前で。。。
裏には「緑水湖」というダム湖があり、ボートなどが浮かんでいた。
絵の売買は出来ないし、また作品を書き溜めないといけないし・・・人里離れた地味な館にたくさんの人がいらっしゃるとはあまり思えないのだけれど、BOSSとさんざん悩み考えて「誰かが喜ぶ仕事をしよう」という私たちの原点に立ち戻り、春の個展をお引き受けした。何かいいコトもあるんじゃないかな?
その頃迄には個展用の作品は描いていなくちゃいけない時期でもあるし。
何よりも、わざわざ絵を観て下さって依頼して下さった事に感謝したい。
絵描きとしては、それは有り難いことだから。
まるで西側から眺めた大山はトトロ画の岩手山そっくりに見えて、「伯耆富士」と呼ばれる姿の由来がわかる。日本の原風景が美しい町だと思った。
中海に夕日が照り沈み、水鳥たちがたくさん羽根を休めていた。
日本一知られていない町なら尚さらのこと微力ながら応援しようと思ってしまった。何でも「日本一」って面白い。
皆さん 「板 祐生(いた ゆうせい)コレクションの南部町」をググって見て下さいね。貧しいのにいろいろな工夫で人脈を広げて全国規模のコレクションを成し遂げ時代を留めたところが魅力らしい。
5月6日の土曜日。アトリエのあたらしい日々のはじまり。
みんなウキウキとやって来て、待ってましたとばかりに新作にとりかかる。
コーセー君も彩り鮮やか。
またもや自分の世界を展開するセラ画伯。
帰りはそれぞれの作品を手渡され、こっそりとVサインのりょうなちゃん。
マイカーに額を積み込み、ニッコリのイケメンセラ君。
このクラスにもすっかり慣れたアヤカ画伯。
みんな素敵な作品ばかりでしたね。
ずっと手を振るケント君とコーセー君。
トトロ先生は車が見えなくなるまでみんなに手を振るのよね。
展覧会の間ほったらかしのハーブが茂って、小さな花もたくさん咲くアトリエガーデンを手入れするサローラ。
後半クラスの面々も胸を張ってニコニコとやって来た。
描き方が大胆になったシュンアキ画伯。
児童館から貼り紙を頼まれたエミちゃん。「うれしい。」とニッコリ。
アトリエにはいつもの空気が戻り、展覧会の頂き物のたくさんのお菓子をみんなで有り難く分けてオヤツにしている。
トトロファンの皆様は、アトリエのチビ画伯たちが分けやすいようなお菓子を選んで下さってとてもありがたい。
たくさんの贈り物ありがとうございました。
お花もまだまだ元気です。
お互いにみんなの顔を見ると「なんだかホッとするねぇ。」と、旅から帰ったような安心なくつろぎに、さてさてあたらしい日々も楽しみにみんなで未来に進んで行こうと思える新緑の季節の到来。
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懐かしいような景色の南部町での個展・・
ご縁ですもん。きっと何かあると思います。
トトロさんを必要な方が待ってらっしゃる気がします。
春が来て、夏になり、秋が来て、冬になる・・
四季の中でアトリエのみなさんは確実に成長していますね。
投稿: うさパン | 2017年5月 7日 (日) 21時55分
うさパン 様
ありがとうございます。
そうですね。
未知との遭遇に拓ける道もあろうかと。
南部町の皆様がトトロ童画を楽しんで下さればいいな、と思います。
きっとまた 何かが起こることを楽しみに 新作にとりかかることにします。
子ども達 なんだかグンと成長しましたよ。^^
うれしい展覧会だったようです。^^
投稿: アトリエトトロ | 2017年5月 7日 (日) 22時10分
こんばんは。

南部町は鳥取花回廊へは何度も足を運んでいます。
それ以外の場所は未知の世界ですね。
どの辺りなんでしょう、「板 祐生出会いの館」は…。
“誰かが喜ぶ仕事をしよう…” いい、お言葉ですね
たとえちっちゃな感動でも、そのために今がある、自分がここにいるということじゃないでしょうか。
先日の土曜クラス、よかったです。
幸せです、いい仲間たちだなぁと思いました
投稿: チャーリー69 | 2017年5月 7日 (日) 23時41分
チャーリー69 様
ありがとうございます。
結構 町を抜けた山の方にありました。
米子迄は20分圏内でしたけれど、BOSSでも行った事のないところでした。ホント未知との遭遇。
精一杯描けば、きっと誰かが喜んで下さる事を信じてやってみますね。
今迄がそうだったように。
土曜日 子ども達なんだか成長してましたね。^^
投稿: アトリエトトロ | 2017年5月 8日 (月) 01時11分
おはようございます_φ(゚ω^* )♪師匠。
やはりプロですから 筆=¥ は 当たり前ですよね。
あまり条件のいい場所とはいえない施設ですか…
考えますよね~ (((uдu*)ゥンゥンうん
しか~し今まで数々ミラクルを起こしてきた師匠です。
なにか 素敵な事がおこるんじゃ??(#^^#)
。。。なんてことを期待してます。
p(*^-^*)q がんばっ♪
投稿: プニ | 2017年5月 8日 (月) 08時23分
コラボ展、
お疲れ様でした。
いま農家のかたは一番忙しい時期のようですが
そのなかでもかけつけたかた、
多くの出会い、
いつもここに来て拝読すると
その「ご縁」、人と人のつながりの暖かさにも感動します。
投稿: ホシノ | 2017年5月 8日 (月) 12時38分
プ二 様
ありがとうございます。
そそ 会社の経営的には何も目に見えたプラスはないけれど、絵描きとしては新しい道もあろうかと・・。
けっこう悩みましたよ。
ありがたく描かせていただくことで活路を見いだしましょうか。
投稿: アトリエトトロ | 2017年5月 8日 (月) 14時13分
ホシノ 様
ありがとうございます。
そそ 皆さんがどんな思いで駆けつけて下さるかと思えば、いろんなこと乗り越えられます。
ご縁は人がお金で買えない とても大切で希有な宝ですね。
投稿: アトリエトトロ | 2017年5月 8日 (月) 14時51分
思わぬところからの思わぬ依頼。
きっとまたここから
新しいご縁が広がってゆくような気がします。
今まで簡単に”ミラクル”と書いてきましたが、
そうなるまでにたくさんの”ミラクル”の種が
蒔かれているのだなと思いました。
新緑の季節、
ちょっとまた成長したアトリエの仲間たちは
新しい作品に没頭してゆくのですね。
投稿: くまきろり | 2017年5月 9日 (火) 00時06分
くまきろり 様
ありがとうございます。
終わりのない仕事だなぁ・・・と ご縁の芽吹きにとまどいつつも、これから何かが始まるような気がしています。
ミラクルの種はいつのまにかポケットから落ちているのかも知れません。
アトリエキッズは天のお使い。
それを天使と言うのでしょうね。
無垢な絵がどんどん生まれ始めています。
投稿: アトリエトトロ | 2017年5月 9日 (火) 00時40分