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2017年2月 3日 (金)

それぞれの道

 一月最後の土曜日に丸刈り少年登場。

 「おめでとう。やったねー!」と玄関でトトロと握手して、何の躊躇もなく「3時ごろまでなら・・。」と入って座り絵を描いている。
 ダイスケ君は、6年前までアトリエの生徒でOGで神戸の大学生ナルミちゃんの弟で、現役中学生ホノミちゃんの兄ちゃんだ。
 中学時代から陸上で頭角をあらわし、引っこ抜きのような形で陸上部の強い高校に入り、そこでも頑張って駅伝の記録に区間賞などの足跡を残していた。
 県代表校となり、京都駅伝や数々の大会に出場。
 トトロはいつも新聞の隅々まで探して、おめでとうFAXを送った。
 そして今、ついに山梨学院大学に推薦合格を決めた。
 この日、「トトロ先生に別れのご挨拶を・・」と妹のクラスにやって来て6年間の不在とは思えない自然さで、昔に座っていた席に座り、絵を描き、オヤツを共にし絵本で笑った。
 「入ったとたんに、みんなもどるんだなぁ。」とBOSS。
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 トトロはみんなに、彼の努力と活躍を伝えながら自分でつかんだ夢に向かうステキさを話した。後輩たちは拍手を贈った。
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 「せんぱい。TVで箱根駅伝応援します。」「おう。ありがとう。」
 昔は内気で殆どしゃべらなかったダイスケ君は、礼儀正しいアスリートになっていた。「何か描いて、はなむけにするから何でも言って。」と言うトトロに
「えーと、虎を描いて下さい。」と。ドヒャーッ。。と ト 虎ですか。
 トトロは初めて虎を描いて、「道」と書き入れた。
 墨で描いたら、ユシンちゃんが「わぉ、中国の絵みたい。」と言った。^^
   みんなで、頑張れVマークをしてから、「先生もお元気で。」とアスリートダイスケ先輩は帰って行った。道はたくさんあるからね。走れダイスケ!!
 アトリエの後輩達も、夢に向かう先輩達が来てくれるとパワーがもらえてイキイキとして来る。
 山梨学院大学のランナー トクダダイスケ。みなさんも応援よろしく頼みます。
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 そして後半クラスのみんなと、代替えのシュンアキ君。ヒロト君とライア君はお母さんがインフルで欠席。
 
 黙々と描くユイ画伯。ユイ画伯にはこのあと運命の転機がやって来ることも知らずに・・・。
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 熱心に仲間の描いたマンガを読むシュンアキ君。「う 上手いね。」
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 みんなの絵をお互いに楽しむひととき。これもまた和やか。
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 30日の月曜クラスは全員来たけれど、新入りのカノンちゃんの力作の写真しか撮れなかった理由は、マオちゃんが頭が痛くて寒いと言い出したからトトロのモフモフの服で包んで温めたり、絵本のときもみんなで気にして「マオちゃん笑わないね。」と心配していたから。
 お迎えのお母さんが「インフルじゃないの?」と慌てて、他のお母さん達も「退散 退散!!」と帰られて。。。。「みんなーーーすぐにウガイ手洗いしてねー!」と焦った見送りだったから。
 「かわいそうだったねぇ。」とカノンちゃんとカノちゃん。やさしいね。
 ♪だーれかが かぜひいた みーんなでクシャミした。。。ともだちだもんね。
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 実は、26日の木曜にアシスタントMちゃんのお母さんから電話があり
 「Mが四国の高知へ行く事になりました。」と。
 「一人で?この先ずーっと?」と問うトトロ。」「はい。」
 
 簡略して言えば、今までお母さんと弟と三人で暮らしていたMちゃんが、自分で決めて、これからの人生をお父さんと暮らすようになるということ。
 アトリエにはさまざまな家庭事情の子ども達が来ているけれど、とりわけMちゃんの背景には危うさがあった。しかし、中一の13歳の彼女は自分で決断し鳥取を離れて行く道を選んだ。理由は本人にしかわからないし、トトロは各ご家庭の事情には首をつっこまず、相談されたときだけ本気で向き合って来た。
 「お母さん、Mちゃんと離れても大丈夫?」と聞くと、あまり大丈夫でもなさそうだったけれど、「トトロはいつもアトリエに居ますからね。」とだけ伝えた。
 Mちゃんの思い出。Mちゃんの決意。お母さんを支えて来た女の子。
 トトロはMちゃんが一生懸命みんなの鉛筆を削っていた姿や、クリスマスのサンタになった姿。コンサートの裏方をしたときの顔などがよぎり、お母さんと二人で泣いた。「さみしいですね。」
 
 そしてみんなにありのままを伝えると、そのときそこに居た全員が手紙を持って来た。Mちゃんはアトリエのみんなの忘れ難い存在になっていたのだ。
 二月二日、Mちゃんから「会いたい」と電話を貰ったので会いに行って、みんなの手紙と、トトロのお守りと、切手とハガキと、トトロの気持ちを入れた大きな封筒を手渡せた。
 「アトリエで手伝えてよかった。」
 
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 4日に出発する為に荷物もトラックで送ったという。
 手を握り合って少しの間別れをした。
 「Mちゃん。どこに居てもみんな生きてるわけだしさ。演技で笑おうとせずにあっちで自然にふるまいなさいよ。高知のハチキンになるのよ。クレヨンも入れといたから何か描いて、その切手を貼って送ってね。トトロ先生は教えることは全部教えたよ。悔いはないよ。」
 「はい。ありがとうございました。」
 出合った頃には「うん。」としか返事が出来ない子だったので、「返事は、はい。」としつこく教えたトトロ。
 強いふりをしながら、頑張ったMちゃんの新しい人生にいいことがありますように。いいスタッフに育っていた。
 前の晩、アトリエに来て泣きながらみんなの手紙にマスキングテープで飾り付けをして贈り物らしく封筒をつくっていたサローラ。
 だから28日の土曜日のときにに、ユイちゃんを呼んでトトロはこう告げたのだった。
 「あなたはまだ五年生ですが、思いがけずアシスタントをたのみます。とりあえず最初はサローラのアシスタントからしてみて下さい。」
 「・・・・・・・・・はいっ。」分かる範囲で理由も告げた。
*(このことをブログで書いてもいいかどうか、Mちゃんの了解のもとです。)
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 そしてトトロの大きなギャラリーでの初の米子個展。
 
 みんなの出発を祝して「春のほほえみ」というタイトルに決めた。
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 みんなの道にほほえみが降り注ぎますように。
 

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アトリエ日記」カテゴリの記事

コメント

それぞれの道。
色々考えて悩んだ末に自分で選んだ道。
きっと後悔はないでしょう。
どの道にもほほえみがふりそそぐことと信じています。

自分の不甲斐なさに
頭にゲンコツ コツンとしました。

三月の個展、大盛況をお祈りいたしますshine

おはようございます_φ(゚ω^* )♪師匠。 
いつも 思いますよ。 人との出会いには別れがつきもの。 
でも それは 再会の喜びも味わえるってこと! (^_-)-☆ 
まあるい地球に生きてる限り みな繋がってるんですよね 
アトリエのみんなの気持ちのこもった一言を胸に 
強く生きてほしいです。 どこにいても みんないるからね。 


出会いと別れ
繰り返す中にそれぞれの道が
広がっていくのですよね

そうですか ハチキンになるのですね
願わくばMちゃんのこれからを
土佐の温かい風土がのびのびと
包んではぐくんでくれますように・・・

ダイスケくん おめでとうございます!!
これから箱根を見る楽しみが増えました^^

展覧会まであと1か月と少し
今日の節分で邪気を払い
福をお招きいたしましょう☆

山梨学院大学といえば駅伝の名門校。
素晴らしい才能の持ち主ですね。
そうしたひとりひとりの能力が発揮され
その道に進むすがたは
感動します。

トトロさんの童画展、
たくさんのほほえみがまたここで
生まれそうですね。

くまきろり 様
ありがとうございます。
トトロも自分の不甲斐なさを痛感しました。
どんなにたくさんの勇気と決意と想いを使った決断だったかと 僅か13歳の胸の内に 心を寄せるだけで痛みが走りました。
あとは ひたすらアトリエを続けるだけですね。
いつでも思い出せるところとして。。。
個展 真摯に向かいます。

プ二 様
ありがとうございます。
今回だけは さすがのトトロも言葉を失いました。
昨日会って来て、少し晴れやかな顔になっていたので、一歩前に進んだのかなと思いました。みんなの気持ちも届けてよかったです。
あ~あ。。またアトリエのヌクヌクの子ども達に 少し厳しくしそうで怖いわ~~~^^
また きっといつか会える日を楽しみに ちゃんとしなくちゃね。

Lino様
ありがとうございます。
土佐は龍馬と文旦とサワチ料理と カツオのたたき。。。。そしてLinoさんの故郷ですね。お父さんは高知の人なので 彼女の性格の中にハチキンを見ていました。
あちらの風土は 合っている気がします。
心を癒して ノビノビと元気に と祈ります。
ランナーも応援楽しみになりました。
みんな 精一杯 ガンバレと思う節分です。

ホシノ 様
ありがとうございます。
そそ 駅伝名門校。
切り拓いて 自分の道をひたすらに・・・と祈ります。
トトロは微笑みを描いて みんなにエールを送ることにします。

こんばんは、トトロさん。

Mちゃん…今回の決断に至るまで、どんなに悩んだことでしょう。
勇気ある大きな決断ですね。
頑張れ、Mちゃんrock
新しい土佐の地で素敵なことがたくさんありますようにclover

個展のポスターの絵…トトロさんのみんなへの想いが詰まってますねconfident


ころたん 様
ありがとうございます。
その 心の経過を思うと、最近少し痩せて来たようだったMちゃんの苦悩が思われて、それでもアトリエでニコニコと振る舞っていたことに とても切なくやりきれませんでした。
でも 最後に 会いたいと電話してきてくれたことでトトロはMちゃんに救われました。一体どちらがオトナなんだか。。。
個展の案内の絵、心なしかMちゃんに似てしまいました。
また きっと会えると思います。いい人生を祈ります。

初のアシスタント、逆に先生たちに負担が増えそうでヒヤヒヤしつつも、ゆいを信じて待機してました😅でも、帰りの車の中で、ゆいが「不安はなかったけど、緊張した❗」「これからも、やるで✨」と心強い言葉に、母の方が安心させられました😢
かわいい子には旅をさせよ!私も近頃感じていたところでした。子どもが自立する力を身につけるには、手を出しすぎたらいけないということを!

Mちゃん、ありがとう☺

こんばんは。
遅れました。
僕Mちゃんとはじめて顔を合わせたのは去年の7月30日だったと思います。大阪行って来てそのままアトリエへ…という日でした。
はじめての顔合わせなのに僕の真ん前まで歩み寄って来て笑顔を投げかけてくれました。
スタッフという立場もあったでしょうけど、Mちゃんしかそれはできなんじゃないかと思いました。うれしかったですよshine
僕がMちゃんの境遇だったらくじけてるかも…です。
さみしいですね…。
でもちゃんと自分の道を歩んでくれる子だと信じています。
いつかまた笑顔で会いましょう、そう思いますsweat02shine

ゆいまま 様
ありがとうございます。
みんなに挨拶をしてから サローラに教わっていろんな事をしてくれました。
みんなは、新しいアシスタントの仲間だとわかったようです。
そして、それぞれにアトリエが続くために 何かしようと考えていました。子ども達はMちゃんが旅出った日に 何か大切なことを学んだようです。
これからも よろしくお願いします。(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ

チャーリー69 様
ありがとうございます。
事実は小説よりも奇なり。。。。
ご覧の通りのアトリエでした。
トトロの話を受け止めて「すげーなー」と言った男の子。
きっと 何か感じて帰ったことでしょう。
Mちゃんとは文通つづけます。
鬼の大役 ありがとうございました。^^

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