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2016年9月

2016年9月28日 (水)

くるみのインク

♪どっどど どどうど どっどど どどぅ

あおいくるみも 吹き飛ばせ すっぱいかりんも ふきとばせ♬

(宮沢賢治・・風の又三郎の唄より)

 台風もうまく逸れてコンサートの翌日は大雨。

 夢街の夢から醒めると、水曜クラスの21日がすぐにやって来て何もなかったかのようなアトリエ。

 この中では一人の生徒とご家族がコンサートに来て下さったけれど、そのようなことには関係なく、いつものアトリエモードに気持ちのチェンジ。

 みんな元気にやって来た。

 ハロウインのカボチャを一生懸命に描くチカちゃん。
 鉛筆二刀流のワザ。このごろ少し落ち着いてきたかも。
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  全員完成。この日の秋晴れのように二枚目にとりかかった子も多い。
 
 「来年の4月頃、またみんなとトトロ先生の展覧会やるつもりだから。OK?」
 「はぃっ♡」「わーい。」「どの絵を出そう・・。」
 ・・・いいな、みんなは完成してる絵があって。トトロは大作がまだないや。
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 9月22日は秋分の日で、ようやくお休みの出来たBOSS。何ヶ月ぶりだろう。
 コンサートのお礼にと、海辺の白兎(はくと)神社に詣でた。
 「何もかもありがとうございました。」パチパチ
 本当に、あのようなことが無事に終わるのは自分たちだけの力じゃなくて、いろんなパワーに守られてのことだと毎回思わずにはいられない。
 ここは白うさぎ伝説の場所だ。大国主のみことが白うさぎを助けて下さった言い伝えの通り、海の中にも小さな島にウサギの渡った神社がある。
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 24日の土曜日は、スタッフのMちゃんがご家族の看病でお休み。「何か困ったらトトロ先生行くから、言ってね。」「はい・・。」がんばれ。
 ユシンちゃんは2時からのほうが都合がいいとやって来て、薄く鉛筆で犬とネコを描いてから、文字デカッ☆
 「次の時 動物も少し濃くしましょうか・・。」「はーい。」
 きっとタイトルが書きたかったのね。^^ ユシンちゃん8歳。ニイハオの国から。
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 今度はこのクラスに来ることになったチャーリーさん。
 コンサートにはラスト5曲ほどしか間に合わず・・でも仕事終わりで県外から駆けつけて下さってBOSS曰く「そこが聴けたら 上等。ラストの盛り上がりのとこですからね。」
 「ヤッター!!よかったです。」と、意気揚々と帰られるところ。
 「おーい。気をつけてーー。」と叫ぶトトロ。「また来まーす!!」
  秋晴れだから、写真でも撮りに行くのかな? 独特の空気感がある彼。
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   後半クラスはいつものように、いろいろにぎやか。
 でも、むっしりアートにいそしむ。
 実はこのクラス、殆どの子がコンサートに来てくれていて最後まで楽しんだ奇跡のクラスなのだ。
 だから、みんなそれぞれこっそりBOSSと握手した。
 初めてコンサートに来たユキノちゃんは、次からはスタッフとして影アナをしたいと。
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  何やら人生を語りながら、いつものように色々試しているソラ君。
 「ふーん。そうね。へー、なるほど。」と相づちを打つサローラ。
 彼の独り言は中々面白いのだ。
 絵をあんまり褒めると、スゴい勢いでケンソンしちゃうからその加減が難しい。
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 サラサラとレモンちゃんを描いた高一のモモコちゃん。
 「爽やかなイラストね。いいよー。」と言うと「これ小さい額に入れて生徒展に出したいです。」と。「今度仕上げて、サインもしましょう。」「はいっ。」
 
 みんな、心の中で「よしっ・・。」と思っているのね。
 また、みんなして素晴らしい展覧会したいねぇ。
 トトロ先生もがんばるとしよう。
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 コンサートが終わったとたんに秋の空。
 でもなんだか蒸し暑くて、おかしな気候の中26日の月曜クラス。
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 描いた森の木に、いろんなグリーンの葉っぱの色紙をはりつけてこんもりとしているカノちゃんの絵。なかなか面白い。
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 芸術の秋は、急にみんなのイメージが豊かになる。
 マオちゃんもアヤカちゃんも、自分色の独自の描き方で仕上げていた。
 
 アトリエテーブルにはカボチャときのこ。ハロゥインの贈り物は信州のくまたろうさんから。
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 実はコンサートの翌日、くまたろうさんBOXがアトリエに到来し、いろいろお菓子やミニカボチャのその中にあおいクルミでこしらえた貴重なインクが一瓶入っていた。
(くまたろうさんブログやわらかな 日々の9月18日を開いてご覧下さい・・・「くるみインクをつくる」)とても手がかかっているらしい。
 
 米子展を間近に控えて、毎日制作していた矢先のこと。早速トトロの持っている葦ペン・竹ペン・Gペンなどで、いろいろな絵を描いてみた。
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 色は優しく、一度乾くと広がらず上書きしても混ざらない。
 実験のつもりでレトロな用紙に描くと、とてもお似合い。
 春に、くまたろうさんの家から眺めた信州の風景が思い出された。
 このタイミングで「くるみのインク」をこさえて送って下さるなんて、なんだか胸がキュンとした。いい絵をたくさん描きますからね。
 
 くまたろうさんも最初はネットの友達だった。今年初めて盛岡行きの道中に立ち寄り5年越しの初対面となった。
 
 トトロにはいい友達がたくさんいてくれるんだなぁ・・。
 なかなか 無い事を有り難いと言うんだってこと、再認識の初秋。
 今日、神戸のラクヨも目の手術後なのに手紙をくれたし。
 ・・・今度は明るい砂丘に行きたいって。。。( ´艸`)プププ
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 さあ、8回目のトトロの小さな童画展。
 今度はトトロの本番だ。一ヶ月間の長丁場。アトリエは休まずに。
 去年よりも、おととしよりもトトロは少し元気です。新しい心臓は活躍中です。
 
 目に見えない、いろんなことに助けられて温かな童画をお届けします。
2016hp

2016年9月23日 (金)

夢街の旅・・・後編

 お客様たちは、まず入り口のひたすらに一生懸命で不慣れな軍団にチケットをもぎってもらい、両手でていねいに渡されるプログラムを手にされる。

 笑顔をキープしているのは高3の夢ちゃん。もうベテランだ。彼女には最後の夢街。
 カイキ君とサローラは必死な顔で夢街デビューの瞬間。
 (この絵は私達のトトロ先生が描いたんですよー。)
 プログラムの表紙を見て「かわいい!!」という声がする度にみんなはうれしくなるみたい。
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 「こんにちは、足もとにお気をつけください。」という難しい言葉をシャイなアオイ君が、大きな声で言いつづけていた。顔は真っ赤。
 時々マサヒロリーダーが「スマイル。」とささやきに来るし。
 大丈夫、りっぱでした。中一の彼も初スタッフ体験。ブカブカのTシャツ。^^
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 初めてながらMちゃんはテキパキと笑顔で対応中。とも子ちゃんと耕平君は去年もここで体験済み。お客様のながれもスムーズ。
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 花束受付のトトロ先生を見つけて駆け寄るケント君とコーセー君。
 「手が痛くないように拍手してね。」「はーい。ダイジョブだよ。」
 
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 まっすぐにトトロの目を見てやって来たちびっ子少女。
 胸を張って「はいっ、これ マメだよっ。」箱には「スクスク農場」とスタンプが。元気の出る採れたての贈り物だ。
 ファー民さんご一家が時間をこさえていらして下さった。
 「ありがとうございます。」トトロはマサヒロ記者に紹介した。
 「この方の取材をしてね。ルポが書けるから。」「はい。よろしく。」「おぅ。」
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  ジワジワとさざ波のようにお客様が席を埋めて来ている。
  映写幕には「旅」の文字と・・・・
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 今回のひそかな主役「旅のこびと」が、道の向こうめざして歩く姿。
 まだ行ったことのない道をワクワクして踏み出すのが「旅」だ。
 そして、それは果てしのない人生そのものだ。
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♪午後の水平線
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♬ 越冬つばめ・・・・クラシックの名だたるソプラニストの寺内智子さんが、初めて演歌を歌い上げて下さった。吹き渡る風のような美しい「ヒュールリー ひゅーるりーららーーー」が 沁み渡った。
 (映像の下で凍えながらパーカッションをしているのが、編曲プロデューサーのBOSSです。・・・映像もつくって自分が雪に埋もれてるし^^)
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♪ミ・アモーレ  ラテンフュージョンの紅・・。
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 ラストの曲は 全国の花火映像を編集したBOSS。・・・♪ナイト・バーズ
 ☆全21曲 休憩なしの2時間半。さだまさしの「主人公」も泣けた。
 
 鳴り止まない拍手。途中でロビーに出られる方も殆どいらっしゃらず、子ども達も息をのんで楽しんでいた模様。
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 お客様たちは、熱気のロビーでBOSS達と握手をする為に並び、募金箱にいろいろ入れて下さり、必死で「ありがとうございました。」をする子ども達にも挨拶していただき・・・・こうして年に一度の夢街ツァーが終わった。
 ラクヨご夫妻もBOSSと言葉を交わし、神戸へ帰られた。
 
 全力で裏方をした影の黄色軍団に歌姫から「ごくろうさまでした。ありがとう。」のねぎらい。
 コチコチになりつつ記念の一枚。ニッコリ ヘトヘト グッタリ またニッコリ。このあと寺内さんの国際的なプロフィールを見て「ギャーーーー」となっていたらしい。^^
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 最後は楽屋におじゃまして「(手伝わせていただき)・・・・ありがとーございましたぁ!!!!」とご挨拶。
 ロビーには、みんなのご家族がお迎えに待っていて下さった。
 「感動のステージ」には裏方が必要ということ。
 お客様が最後までいい気持ちの為には、細かい心配りが必要ということ。
 そしてトトロの本音は、それを実際に体験から味わって自分に出来たことに喜び、驚きながらさらに成長して欲しいと思うのだった。
 アトリエは絵を描くところだけれど、何もないところに何かを創造する場所という意味の「アトリエ」らしく、学校や家庭では体験できないことに若いうちにチャレンジするのも悪くないと思っている。
 客席で精一杯の拍手をしたり、会場のマナー。アンコールの仕方。その他一杯知っていたら役に立つことばかり。
 いつもBOSSにトトロは「子ども達にやらせて下さい」と申し出る。
 そして自らやりたいと意志を示した子に黄色のTシャツを渡す。
 本番はいつもアクシデントの連続だから、答えのある教科書とちがって考えて会話して相談しないと前に進まず、そうやって身に付いたことは忘れない。
今年のスタッフの中には大学と高校の受験生も3人居た。
 「お勉強があるのに ありがとうね。」と言うと「ぜっんぜん 余裕っす。」
と笑ってくれた。
 BOSSも私もあとどれくらい、個展やコンサートが出来るのか・・それは未知。
 いつも収支トントンで、絶対にお金持ちにはならないけれど、人材と感動はたっぷり増えている。それは何よりありがたいことだ。
 旅の途中だから、それでいいと思っている。
 生きることは感動の積み重ね。それを分かち合える黄色軍団がいる。
 
 こうして2016年の夢街の旅が終わった。
 たくさんのお客様に心より感謝申し上げます。
    ありがとうございました。
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2016年9月22日 (木)

夢街の旅・・・前編

 あれから数日経って、鳩が卵のところに出入りしているのをみんなが目撃。

 「平和の鳩が巣をつくって卵をあたためているアトリエのシンボルツリーなんて、何かいいことがありそうな予感がするね。」
 そんなことを言いながらも、子ども達は卵の無事を心から祈っていた。
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 台風予報の中での17日土曜日・・・曇りのち雨。
 BOSSはこの日から舞台設定や積み込み、リハーサルと19日の本番に向けて朝から晩まで会館での日々。
 
 そんな中、アトリエは通常通りにみんながやって来る。
 
 BOSSの夢街コンサートは8年続いている。それ以前は違う形で20年以上続けている活動だ。いつも感動がいっぱいだからトトロはみんなに声をかけるのだけれど、チケットのこともあるし連休の予定やご家族の都合などで強制するわけにもいかず、なかなか難しいところだ。
 
 それでも今年は何人か初めての子たちがやって来る。
 一度聴いたら毎年来てくれるお家が多いから、今年も全員に声をかけた甲斐があった。
 
 心の動く体験を多くすればするほど、広がりのある人生になると信じてみんなを誘い続けるトトロだ。アトリエの会社が企画主催だし。BOSSのバンドだし。
 きっといつかは来てくれることを願いつつ、おかげで毎年開催にこぎつけているのかも・・。やがて裏方を名乗り出てくれる子もいるしね。
 
 ケント君とコーセー君は昨年お母さんと初めて来てくれて、迷いなく今年も楽しみにしていた。
 
 元気よく森の動物を仕上げるコーセー君。
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 サローラとMちゃんに、疲労回復のレモネードづくりを教えてつくってもらっているところ。もちろん楽屋差し入れのものだ。
 アトリエがレモンの香り。★゜・。。・゜゜・。。☆゜・。。・゜゜・。。・゜
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 皆さんにご心配いただいたケント君の右手は、なんとか手術をせずに治してもらったとのことで、この日は「ほらっ。」と右手で筆を持って楽しい仲間達を描いてくれた。
 よかったね。みなさんの応援のおかげさまです。
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 りょうなちゃんは、すぐに「病院へ届けるクリスマスカードつくりたいです。」と立体もみの木をサローラに教わってたくさん制作してくれた。ありがとうね。天使ちゃん。
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 中三のタカユキ君が、ついに「日露戦争」を完成させた。
 「俺、最後まで描いたの初めてかも知れない。」アトリエ歴9年目の快挙。
 「おめでとう。なんか大丈夫な気がするよ。いろいろがんばれるよ。」
 彼の頭をグリグリ撫でるトトロに、「うん。」と小さく照れた声が聴こえた。
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 後半クラスのエミちゃんは、鳩のことを聞くなり外に出て豆をまいた。
 「はとさん、これたべてねーーー。」
 エミちゃんの優しさはいつも深くてハンパない。
 節分のとき残った豆の袋をトトロは彼女に全部渡すと、ポリポリ音がする。
 なんと、シュンアキ君と分けて「お味見」をしているのが可愛かった。
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 まだ12月じゃないけどアトリエサンタとこびとさんが見ているらしい。
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 シュンアキ君は、誇らし気に「スネの傷」を見せてくれた。おいおいΣ(゚д゚;)
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 あやかちゃんとエミちゃんのニコニコ2ショット。
 学校はみんな違うけど、ここで仲良しになるってステキだね。
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 さて。本番前日18日の日曜はマサヒロ記者の車に乗せてもらい市民会館へ。
 映像と音楽のコラボや照明などを見せてもらい、いろいろ直しやら気づいたことを伝える役目だ。ずーっと通しを見ていろいろな事をマサヒロ君に言ってステージのBOSSに伝えてもらった。
 今までのリハで一番楽。トトロが不自由な足で歩かなくてもいいし、ワンクッションでの伝言だからダメ出しがマイルドになるし。
 
 あと少しでリハも終わりそうな頃、ラクヨからのメールが来た。
 「今鳥取に到着しました。主人も来ちゃった。」 えーーーーーーーっcoldsweats02
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 神戸のラクヨはコンサートに行きたいと言っていたので、チケットを一枚送っていたのだった。最近入院していたから、トトロも子ども達とお見舞いカードを送ったりしていたし。退院の報せがあってもなんだか心配だったから会いたかった。
 
 超慌てて、メンバーに「ねぇ、神戸から友達ご夫妻が泊まりがけでコンサート聴きにいらしたんだけど、鳥取の美味しいとこ教えて。」とリサーチ。
 
 するとマサヒロ君が新聞記者駆け出し営業で培った知識で、日本海の魚料理の素敵なお店を知っていたではないか。
 BOSSたちに「すばらしいリハーサルでした。明日は大成功。皆さんガンバッ!」とトトロエールを送って、事の次第を説明して会館をあとにした。
 
 18時40分 鳥取駅でラクヨ夫妻と対面。コナンの砂像の前には優しそうなご主人とラクヨ。
 「ようこそ 夢街へ。ごちそう食べに行きましょう。」
 「だってトトロちゃん忙しいのに・・。」「私とマサヒロ君が食べに行きたいんだよ。」
 トトロとご主人は初対面。「ラクヨがお世話になっております。」
・・・・・母親かっ!!!
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 車にお二人を乗せて海辺の海鮮料理店へご案内する間、マサヒロ記者は鳥取の街のありとあらゆるご案内を解説してくれて、ドクターでいらっしゃる博識のご主人も「ホゥーーー。ヘェーーー。」と観光のトリビアを楽しまれた。やるね、マスコミ。
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 「のどぐろを探してデパートに行ったら無かったンやけど。」とご主人。
 お店の人に「のどぐろあるかしら・・?」と聞くと、「はい少しなら・・」と日本海のりっばな貴重な「のどぐろ」を塩焼きと煮付けの2種類つくって下さった。
 みんなお酒はいただかない人ばかりなので、お茶でカンパイ。
 全員ちがったお膳を頼んで、他に色々鳥取名物の海鮮も追加。取りかえっこしつつ 日本海採れたての味を堪能した。それはそれは美味しくて。
 食べきれないものは みんな大食い記者の前へ・・・。完食。
 
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 「マサヒロ君、リハに行こう。」と声をかけて「そうですね。裏方の流れも確認したいし。」という会話は先日15日の木曜クラスの時。
 その時点ではラクヨは一人で当日の日帰りだと思っていた。
 まるで計ったように、この夜のご接待の奇跡。
 「イヤー、来て良かった。」と何度も仰るご主人。
 ・・・こちらこそです。いつもアトリエにオヤツやいろいろと送ってくれるラクヨにいつかご馳走したかった夢が叶った奇跡。
 元気になったけどラクヨはまた近々目の手術をするらしい。
 「大丈夫だよ。」とトトロ。全身あちこちの手術歴15回のトトロに会えば100人力。それでも生きてる不思議に、「まだやることあるんだよ。」と天の声がする。
 「目の手術したらトトロちゃんのシワも見えるよ。」と笑うラクヨに、マサヒロ君が「僕がアトリエに入った小2のときからトトロ先生は同じ顔ですよ。シワもないし。」
 おぉ~~、ナイス。でもホントにトトロにはシワがないのよね。これも不思議。
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 20時 夜の砂丘をご案内して、海の香りを満喫してからアトリエへ。
 10月個展の制作中で、とっ散らかったアトリエに上がってもらいラクヨ大感激。
  なんだか夢のようだった。
 それから駅前のホテルまでお送りして、「明日コンサートでね。」「おやすみなさい。」
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 19日。夢街コンサート当日。
 11時半。トトロをお迎えに来てくれた究極の助っ人マンは、カノちゃんのお父さん。
 「何かお手伝いしましょうか?」と言って下さったので「トトロを迎えに来て下さい。」とお願いして、アトリエにはスタッフのサローラと耕平君が集合。道すがらカイキ君も拾って行くネコバスを頼んだのだった。
 BOSSは密かに、この方を「サツキとメイのおとうさん」と呼んでいる。似てるし。笑 やっぱりトトロの関係者だったのね。^^
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 スタッフデビューのMちゃんはマサヒロ先輩が迎えに行ってくれた。昨日が雨の時は順延になり、この日弟君の運動会ならお家の都合で来られなかったのに、午前は晴れて昨日運動会が出来たときのMちゃんの電話の声がまだ耳に残っている。
 「せんせいっ、市民会館に行けますっ。弟の運動会やりましたっ。」中一のMちゃんは、ある意味弟君の親がわりでもあるのだった。
 12時。かくて、今年のスタッフ全員定時に集合。はりきっている。
 とりあえず、みんなでスタッフ用のお弁当をいただいた。またたく間に完食。
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 こちら女子軍団。受験生夢ちゃんも久しぶりに登場の最強スマイル。前列Mちゃんもいい笑顔。いろいろな奇跡に感謝。
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  開場時間前に長蛇の列。雨が降って来たので予定より早くオープン。
 「お待たせしました。雨ですから早く開場しまーす。」マサヒロ君の大きな声。
 「こんにちは!!。」「いらっしゃいませ。」「こんにちはーーっ」
 
 アトリエイェロー軍団 トーンを上げて明るくお迎え開始。。。つづく
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2016年9月16日 (金)

中秋の名月

 夏が暑かったせいもあって、トトロは滅多に外出をせず、病院の帰りにアトリエのオヤツの買い出しくらいの他は出来るだけ静かにゆっくりの呼吸でアトリエに居て仕事をしている。バタバタしないようにも言われているし。

 そんなトトロが外出を決心するのはよほどの時だ。

 届いた案内状は、25年くらい前の入院中に友達になったアケミさんからだった。
 
 四国の高知から鳥取のお寺に嫁いだ彼女と、岩手盛岡からこちらに来たトトロは
共に絵が好きだったこともあって、入院中も退院してからもよく行き来して話の合う友達だった。絵本の原作をトトロが書いて、彼女の絵で講談社に出したこともあった。
 
 そのうちに芸術大学出身の彼女は日本画の大家となり数々の賞を受け、トトロも作文と童画のプロになってデビューしていた。
 小さかった彼女の4人の息子さん達は皆成人されて、上の二人はお寺を継がれたとのこと。
 このたび彼女の高知のご両親が「おしどり展」という二人展をされるとの案内状に添えて書いてある文字を見て、どうしていいものか考えてしまった。
 卒寿の父上の日本画と米寿の母上の讃岐彫の展示なのだが、10日ほど前に母上がいきなり他界されたとの由。でも供養として実現続行とのこと。さすがお寺さんだと妙に感心してしまったけれど心中いかばかりか察するに余りある。
 
 父上はトトロの亡き父と同い年。彼女は長女で今年の春お二人を高知から鳥取に呼び寄せたらしく、新聞の記事でそれを知り身につまされた。
 こういうとき、お祝いなのかお悔やみなのか迷った末「親孝行」と書いたのしをつけたお菓子と手紙とささやかなお花料を包んで、友人のくまだっちに事の次第を話して連れて行ってもらった。13日の最終日のこと。
 彼女とはもう10年以上会っていなかったけれど、無言で握手して会場のお父様の側に最後まで居る事にした。「ありがとう。」トトロに何度も言いながらアケミさんは気丈に立ち続けていた。母上は末期の癌だったとのこと。
 行ってよかった。なんだかそうして居ることの役目をいただいた気がした。
 会いたいと思ってもらえたことが有り難いと思った。
 温かくてステキな作品だった。亡きお母様の気配もしていた。
 終わり頃に片付けを手伝いに来られたアケミさんの長男さんは「トトロさんですね。」と幼稚園の頃会ったトトロをしっかり憶えていてビックリ。
1809151 どうしよう・・と迷ったら、やっぱり行動することにしようと思うのだった。
 
 ☆夢街コンサートまであと僅かとなり、いろいろめまぐるしいBOSSの日々の中、外でガタゴトするから出てみると、アトリエ看板前のトトロ型コニファーに梯子をかけてさらにスリムに剪定しているところだった。こんな時期にわざわざ。gawk
1809153 
 すると、手品じゃあるまいし鳩がバタバタと飛び出して、見ると中に巣をこさえ卵をあたためていたのだった。
 また親鳩が戻って来る事を祈りつつ巣を返したんだって。
 なんだかアトリエの平和を守ってくれていたような気のするトトロだった。
 台風が来ませんように。卵が孵りますように・・・。とても不思議。
1809152 
 15日の木曜クラスの始まる前は曇りの空で、ぼんやり傘のかかる名月だった。
 15夜は・・今年は土曜日になるらしい。
 みんなが来たので、しばし傘の月を眺めた。「祈りましょうね。」
1809154 
 また撮影前に食べちゃったマサヒロ記者。朝から営業の新米記者君、お疲れ様。
 restaurant今夜のメニューは「鳥ごぼう炊き込みトトロ風ご飯。角煮豚とオクラのゴマ和え。」
 そしてサラダ山盛り野菜たっぷりチキン入り。
 ドンブリなのにおかわりをしてくれた爽やか好青年。みんなで「エッ。。coldsweats02。」
 「コンサートの裏方チーフ、頼みますよっ。」「はいっ。先生美味しいです。」
 
 彼の口から一度も仕事の愚痴を聞いた事が無い。ガンバレrunpencilcamera
1809155 
 秋の夜長に全員集合の中学生トリオ。
 art楽しそうにシアワセそうに見事なアートがどんどん生まれている。
1809156 
 お仕事帰りのカナちゃんも上手にメルヘンタッチでキノコのこびとを制作中。
 この日は久しぶりにナースの順子さんも来ることが出来た。
1809157
 おとなの生徒さん達は、残業やお家のことや、お仕事のシフトやらでなかなか全員揃う事がなく、それでもようやくアトリエに辿り着けば「お腹空いてませんか?」の声とともに出て来るトトロディナーはいつでも出来たてのホカホカ。spa
「では少し・・。」「やっぱり私も。」
 絵よりも先に気持ちを満たして、それから至福のアートタイム。
note19日のBOSSのコンサートも、あらゆるジャンルのフュージョンで映像と照明と音楽のバリエーションが広くて、子どもも大人も満喫出来るように創っているらしい。
 絵でも音楽でも、みんなが精一杯生きている毎日の中で、フッと空に虹が架かるような心の休憩をしていただきたいと私達はずっと前に考えて今の会社を立ち上げた。
 長い人生いろいろあるけど、生かされているということは何か役に立つ仕事をしなさいという励ましだと思って、自分に出来る唯一の仕事を懸命にやっている。
 
 あのときアケミさんに「4人もりっばに子どもさんを育てて、よくがんばったねぇ。」と言うと「トトロさんだって何人もたくさん育ててるじゃない。」と言われた。
 ・・・・そ そうかな?confident
 
 「チケット何枚いる?」と聞くと「一枚ください。」と。
 
 chickさあ19日は受付と会場で10人の黄色いTシャツが働きますよ。
 夢街の目印つけた若者がいたらアトリエ軍団です。イキイキと一生懸命に目立たぬ裏方をしているので見つけてもそっとしといてくださいね。
 ☆まだ前売り券あります。
 
 
 いつかみんな順番に天に昇るけれど、この世界に居るうちは助け合って楽しみましょ。人の心は宇宙より大きくて丸くて果てしないものだから。
 夜半から雲が流れて淵取りくっきりのお月様がお出ましの夜だった。fullmoon
 
 

2016年9月11日 (日)

実りの秋

 台風の接近で定まらぬ雲行きの中の月曜日クラス。前日の台風予報も吹き飛ばす勢いでみんながニコニコと飛んで来た。

 ビンの蓋やいろいろな丸いものの淵に絵の具をつけて、大小のシャボン玉を描くマオ画伯。見事にカラフルで気持ちもプカリと飛んでいるらしい。
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 こちらカノちゃんの「森で こねこと。」
 みんなの絵にはいつもお話がついている。
1809102 
 翌日からの修学旅行を控えたアヤカちゃんは、梨色の月とコスモスを描いた。
 退院したラクヨさんからの返信レターを読んで「よかった。」
 ほらね、みんなのお手紙は効くのです。
1809103 
 火曜日は大雨だったのに、7日の水曜クラスのときは晴れているし。
 全員揃って、どんどん描いた。
 ステンドグラスのロウソク立てを一生懸命に描くチカちゃん。
 今回は集中していたね。
1809104 
 ゼリーの空容器に墨汁を入れて、Gペンにも慣れてきたショウコちゃん。
 楽しそうに仕上げている。
 みんなが「ワァー」と感心して取り巻いて、拍手をした。
 恥ずかしそうで、うれしそうなショウコちゃん、
1809105 
 新学期も始まって、ちょっと背が伸びた面々。あんなに小さかったのにね。
 「また、展覧会やるからね。」
 「わーい。」
 ・・・・・言ってはみたけど、トトロ先生も描かなきゃね・・・。汗
1809106 
 秋晴れの10日土曜日の前半クラスで、それは起こった。
 な な なんと、私立の中学に通うミカちゃん以外の中学生たちが、全員運動会で欠席。もちろんスタッフ~~~のサローラもMちゃんもそれぞれの中学で運動会。
 
 アトリエ歴9年目のミカちゃんと二人っきりで、トトロも自分の絵を描いて優雅なティータイムを過した。
 「うち 小さい時どうしてあんな絵描いてたんだろう。」なんて、昔話にも花が咲いて、これからのことやら、ミカちゃんの学校あるある面白話で盛り上がった。
 
 「やりたい方向を自分で決めるのが一番なんだよ。そしたら道は自ずと拓かれるからね。」と言うと、「友達のお父さんにもそう言われて、トトロ先生の言いそうなことだなって思ってたら、やっぱり言われましたね。」だって。笑
 今まで二人とか三人のことはあったけれど、たった一人のアトリエは史上初。
 世代を超えて、深くて前向きな会話で楽しい時間を一緒に過せたのは気心の知れた友人とお茶をしたように満ち足りた時間だった。よかったね、ミカちゃん。
 つまり彼女が成長していたってこと。トトロは変わらないってこと。ヤレヤレ。
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 対照的に、運動会をやり遂げてからの子も数名含めて全員出席の後半Dクラス。
 紅く日に焼けて運動着のまま駆けつけたユキノちゃん(真ん中)は、中学最後の運動会だった。向こう側のライア君はまだ中一。ちなみに手前のモモコちゃんはいつの間にか高一。この日ちょっと席替えしてみた。姐さん達の側ならシャンと出来るかと・・・。ウフフ。(実際、いつもよりちょっとシャンと描いていたし。)
 ユキノちゃんが疲れていると察して、この日の絵本はトトロ先生がリクエストに応えて何冊も読んだらみんな大爆笑。
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 向こうのユシンちゃんも手前のアオイ君も、運動会から直行して来た。
 
 倒れ込みそうにくたびれているはずなのに誰も「疲れた。」と口に出さずに絵を描こうとしている。
 (よくアトリエに向かって来てくれたなぁ・・coldsweats02)と感動しつつ感謝した。
 「甘いものでも食べて、ゆっくりしなさいよ。」とトトロ。
 今年最後のアイスキャンデーも出した。
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 ソラ君の小学校も運動会。
 彼は陸上が得意だ。run 満足そうな顔で「がんばったよ。」
 ヒロト君の盲学校では、この日梨狩りに行って来たとのことで「はい、おみやげ。」と収穫した梨をたくさんトトロに手渡してくれた。こちらも満足そうだ。
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 その梨に頬ずりするユシンちゃん。またスタッフもしてくれたユイちゃんと。
 二人が可愛いポーズをとるものだから、カメラが斜めってしまったわ。^^
 「アトリエユニット・・ユイ&ユシン♪」なんてね。
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 先日、ファー民さんの奥様が届けて下さった「新甘泉(しんかんせん)」という梨とヒロト君の収穫して来た「二十世紀」。
 皮をむいて、みんなでジューシーな初物をどっさりいただきました。
 
 雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ、運動会もやり遂げて、みんなの心すこやかに実りの秋を迎えようとする新学期のはじまり。
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2016年9月 4日 (日)

どこでもドア

 日暮れが早くなって、夜19時30分からの木曜クラスが集まる頃は外から見るとなんだかステキなアトリエの窓。

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 9月1日の夜のアトリエは、台風のうごめく大気がザワついて体調不良の方や仕事のおとなの生徒さんたちが大部お休みだった。
 宇宙の大気もなんのその、元気に集まって来た中学生たちとマサヒロ記者・・またの名をマサヒロ先輩は、食欲モリモリ静かに張り切っている。
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 この日のトトロディナーは野菜一杯マリネサラダと麻婆茄子。そしてオクラや芋づるやご飯も刻んで入れてる大量の手づくりハンバーグトトロ風。主食はお赤飯。
 おとな生徒のカナちゃんも、全員がこんな風に小皿に取り分けて行く中、例によってアトリエの大食いチャンピオンのマサヒロ君の目の前にはフライパンごとの麻婆茄子と大盛りハンバーグとサラダが置かれ、彼は自分のお皿に取り分けつつ完食。
「フライパンは食べちゃダメよーーーーっ。」sweat01「はい。」
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  トトロは気候が不安定で体調を崩しそうになると、お薬や病院も頼るけれども、それより手のこんだ美味しいものを発明して創るクセがある。
   この夜はケーキも手づくり。スポンジにはサツマイモとカポチャも入れた。
 カイキ君にトッピングを手伝ってもらってフルーツサバラン風しっとりケーキ。
 幸せそうにみんなで完食。その姿を見て元気が出るトトロ。
 あ もちろん全員いい絵を描いてましたよ。(写真を撮るのも忘れていました。)
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 アトリエのない翌日の金曜日は、メイクもせず呼吸器の機械を顔につけて寝たり起きたり休んでいたら・・・・。
 「トトロせんせーい、お客さんですよーーーっ。」とスタッフが慌てて呼びに来た。「ちょ ちょっ ちょっと待ってぇー。」リップだけ慌てて塗って顔を出すと、そこには5年振りに会いに来てくれた「こうき君」の姿が。
 あの、いつも帽子を被りタンタンの冒険を一冊読んでからじゃないと絵を描かなかったこだわりの彼が大きくなって登場。(相変わらず帽子は被っていたけど)
 「先生、ご無沙汰しております。」と、お土産の「ふろしきまんじゅう」を持ってニコニコと立っていた。2年生から6年生までアトリエの生徒だった。
 「高校に行ったら、また習いに来ます。」と約束して6年生の終わりに別れたきり5年の月日が経っていた。
 
「実は米子の高専に行って、寮で暮らしているんです。」
  彼は米子高専の2回生。アトリエに復活するというトトロとの約束のこと、心の隅で気にしてくれていたのだ。
 「いいよ。いいよ。トトロ先生は来月米子で個展するから会いましょう。」
 「はいっ。」
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 「先生、病気したって・・・。」「そうだよ。でも、みんなして毎日手紙くれたから戻って来たよ。」
 「・・・・・・・・なんか、感動する。涙」「ホントよねぇ。涙」
 
 いっぱい話して笑った。楽しい時間だった。
 「今だから聞くけど、あの頃さ、タンタンを読んでから描いたり、全く描かずに帰ったりしたのはなんで?」
 「なんかここへ来ると、ホッとして自由で、好きな本読めるし、絵を描けって強制されないことがうれしくて。」
 「なるほど。今でもそんな子居るのよ。いつかちゃんと描くと思うよ。」
 「描きますよ。必ず。あの僕が最後に描いた絵おぼえてますか?」
     「ワニの絵ね。おぼえてますよ。油絵風のいい絵でしたね。」
  「あれ、今部屋に飾ってます。」
 
 随分背が高くなったけど、昔のように何度も振り向きながら手を振って自転車で帰って行った。9月中は高専の夏休みとか。
 
 よく会いに来てくれました。
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 台風接近中の3日土曜日。
 いつもの双子君コンビが一人しかいない。
  ケント君が学校でドッジボールのときに親指の付け根の腱を断裂するというケガをしてしまったのだ。心臓の血液サラサラの薬を服用しているため、月曜にトトロの行っている大きな病院に行って手術をどうするか決めるらしい。
 偶然トトロと同病なので、お母さんは説明が楽そうだ。
 血が止まらない薬だから、ケガや打撲や手術は大変なのだった。
 トトロはケント君と電話で話した。
 「痛い?」「はい。」「大丈夫。治してもらおうね。右手だから絵が描けるようになる為にがんばるのよ。」「うん。」
 
 この日片方のコーセー君はいつもより静かに、黙々ときれいな色で絵を描いた。
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 りょうなちゃんはデザインのような森の中。
 小鳥の枝の下を、クマがのっそりと歩いて行く。
「いい色ですね。」「はい。」
 「こういう感じをデザインって言うのよ。」「ふーん。」
 近くで見ていたチャーリーさんも感心していた。
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 こちらタカユキ君の戦車部隊の絵。
 いよいよ色がついてきた。まるでスタジオジブリのプロみたいだ。
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 前半クラスの上手い画伯たちが思い思いに描いて、前日こうき先輩がお土産に下さったおまんじゅうも美味しく分けて、ゆったり楽しく終わろうとする頃、アトリエ横に誰のお迎えでもない車から、一人の女性が降りて来た。
 「先生っ!!」「ひろこちゃん?」「はいっ。ご無沙汰してました。」
 なんと10年ぶりの再会。
 幼稚園から6年生までアトリエに熱心に通い、同じクラスに居たダウン症のSちゃんの面倒を一生懸命見てくれていた子。
 高校・大学とフェンシング一筋で、よく新聞で名前を見かけた。
 「会いたくて来ました。」「ありがとうね。」
 ひろこちゃんのお姉さんが、トトロの病院のナースをされていて検査室におられるので、行く度に血液を採ってもらいながら「ひろこちゃん元気ですか?」と聞いていたのだった。県外の大学生活も終わり近くなり就活の日々にアトリエに来てくれた。
 「先生、ずっとアトリエしてて下さいね。また来ます。」「ありがとうね。」
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 後半クラスのときに、先輩達がどんどん来ちゃう話をして、この日神戸のラクヨから届いた箱もワクワクと開けてオヤツを分けた。
 「今日はいろんなオヤツがあるんだね。」
 そしてアートの秋スタイル。みんなは涼しい顔で楽しそうだ。
 
 本当は台風の影響でとても蒸し暑い日だったんだけど。
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 駐車場の車を描こうとするシュンアキ君を連れて外に出て、本物の駐車場のスケッチの仕方を教えた。「これからは小さい紙持って歩こうっと。」
 もしサンタさんが聞いていたら小さなスケッチブックを入れてくれるかもね。
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 黙々と描くあやかちゃん完成。
 みんなのギャグをニコニコと聞きながらひたすら描く子。
 聞いて笑ってくれる人がいるから、スベったギャグでも面白い。
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 描き終わって、恒例のけん玉大会がはじまっているし。
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 右端は神戸大学に行った「しずか先輩」。おいしいお菓子と、自分と姉のメグちゃんがかつて着ていたコンサートスタッフ用の伝統のTシャツを今回受付デビューをするサローラとMちゃんに持って来てくれた。
 
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 神戸に行ってあか抜けた美しいしずか先輩は、しばし懐かしのアトリエでクリスマスカードをこさえながら、みんなの面白い会話を聴いて笑っていた。
 前日とこの日だけで3人もの先輩が出現した奇跡。
 5年10年の時を超えて「せんせーい。」と入って来るアトリエの扉。
 ドラえもんのどこでもドアかな?・・とちょっと思ったトトロだった。
 みんな全国に散って、ステキにがんばっていたことが、何よりも嬉しかった。
 
 ありがたくて、可愛くて、みんなを応援しているつもりが応援されていることに気がついて、こりゃ元気でいないといけないな・・と、姿勢を正した一週間のこと。
 
 先輩達またいらっしゃい。アトリエの扉はどこでもドアだよ。
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