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2016年7月

2016年7月31日 (日)

7月の終わりに

 暑中 お見舞い申しあげます。心から・・。sun

 35℃以上の日が続いていて、28日の木曜は鳥取県の米子市が日本一の暑さだったとか。高校野球の県大会決勝戦もこの日、米子の球場で。TV観戦なのにヘトヘトのトトロ。選手に申し訳なくてお茶を飲めなくて・・。sweat01
 例によって、フリーウィーク中のトトロ仕事はと言うと、小さい椅子用の小座布団を手縫いでチクチク仕上げたり、10月の米子展用の小品を描きはじめたり、とにかく一歩でも前進しようとお昼寝をたくさんしながら頑張っていたわけで。
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 アトリエ裏のハーブ畑の涼し気なハーブをカウンター周りにも生けて夏向きにアレンジしてみたり。少しでも涼をかもし出そうと。penguin
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 そして迎えた30日の土曜日は、今月5回目の土曜日だけど8月のお盆のあたりのお休みの替わりの日にあてていたからアトリエとしては8月のはじまり。
 しっかりと出席したレギュラーはセラ君ととも子ちゃんだけで、双子君とあやかちゃんは他の日に移動。あとはそれぞれの都合で欠席。
 その席を埋めたのは、あちこちのクラスから代替えで集まった生徒諸君たち。
 初対面だったりするのに、アトリエの仲間意識で瞬時に開き合う気持ち。
 これは見ていて気持ちのいいご対面の光景だった。
 (◎´∀`)ノ「こんにちは!!」が元気に行き交っていた。
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 ユシンちゃんも夏休みのスケジュールの都合で代替えでやって来た。
 持参のクレパスでイルカたちの海をノビノビと描いた。
 「絵の具も使ってみよっか?」と聞くと、宿題の課題がクレパス画らしく、少し恐縮しながらそのことをトトロに説明して理解を求めた。
 「なーるほど、それなら限られた画材で色々やってみましょう。」と、アシスタントのMちゃんにも一緒に教えた。Mちゃんもいつかトトロの代わりに小さい子にアドバイス出来るようにね。
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 ↓こちら中三のとも子画伯の傑作作品。
 これを観て、子ども達はすぐに「雪だるま」と言い、おとなは後ろのパイプに目が釘付けになり、トトロは左の子が足で引っこ抜いたコンセントが気になった。
 自分の中のバッテリーみたいなことかどうか、本人に聞くと
「あんまり何も考えずに描きました。」とのこと。
 
 中三の夏のメモリアルアートだ。
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 代替え同士の二人。神社を描いたりょうなちゃんとユシンちゃん。
 「一期一会」って知ってるか聞くと、「はい。」と。
 「また会えるかもしれないけど、一回ずつ仲良く出合ってからサヨナラしようね。」と言うと、並んでニッコリした二人の絵は不思議に洋服とおんなじ色だった。こんな色が好きなのね。
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 後半クラスには、久しぶりに岡山の兄妹が少し大きくなって登場。
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 「ユーマ君たちが来てるよ。」と告げると、うれしそうなシュンアキ君。
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 そこに、大阪のお土産を持ってチャーリーさん登場。
 事情も聞かずに「さあ入って入って、トトロの道具で絵を描いて行って下さい。」とトトロ流。
 みんなは(あ・・おとなのヒトだ。)と見つめていたけど、「アトリエの仲間のチャーリーさんよ。」と言うと、ホッとして「こんにちは~~~~!!」
 いつもながら、チャーリーさんは何の違和感もなく絵を描かれて、トトロの読む絵本に見入って楽しそう。
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 兄ちゃんのユーマ君は岡山の小学校で児童会長。
「みんなを助ける仕事がしたいです。」と。
 一年生の頃はお医者さんになりたいと言ってたから、夢はブレずに続いている。 妹のハルカちゃんはソフトボールチームの紅一点だとか。
 あのケン玉の運動能力があれば大活躍すること間違いなしっ!
 二人とも頑張ってたんだね。
 みんな二人と久しぶりに会えてうれしそうだった。人気の兄妹。
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  スタッフのMちゃんが、ハチミツとろ~~~~りのホットケーキを粘土で完成。
  restaurantなんて美味しそうなの。ハチミツは糊で表現。お見事っ。
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 この日のアトリエも、いきなりの出来事満載で、本当は名セリフ一杯の感動が盛り沢山なのだけれど、ここには到底書ききれなくて・・ご想像ください。
 夏休みの真夏日に県外の岡山から二人、市外の倉吉市から、そしてニイハオ謝謝(シェイシェイ)の中国籍の子ども達三人それぞれと、モンゴル国籍のサローラと、兵庫県のチャーリーさんが大阪帰りのアトリエ訪問と・・・。
 それだけ広い範囲から、1時間以上かけて集まってくれる面々のワクワクを受け止めて、悔いの無いアトリエタイムを繰り広げようと一心に向き合うトトロとスタッフ達の全力を出し切りつつ・・自然体の心意気。
 そんな大仕事を終えて全員と手を振ってサヨナラをしてからチャーリーさんと記念の一枚。
 達成感のお疲れサマータイム。こうして毎回が何かの記念日となる。
 
 予測出来ないことばかりで、やっぱり気の抜けない35℃の真夏日のアトリエ。
 pencil「一期一会の混合クラスも、なんだか新鮮でとても良かった。」
 Mちゃんスタッフのアトリエ記録ノートには、そう書いてあった。
 
 初めての出逢いは奇跡の贈り物。heartもったいないから大事にしないとね。
 今度会うときもお互いに元気でとの願いを込める。 
 
  蝉の声が少しだけ聴こえる7月の終わりに。
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2016年7月24日 (日)

ありがとう。おかえり。

 ギラギラとお日様が照りつける毎日は、容赦なく気温を上げて「夏ーーっ!!」と歌っているようだ。

 自由な旅人のように子ども達は小さい水筒を下げてギンギラの真夏日の中を一目散に駆けて来る。
 20日の水曜クラス、全員出席。
 シャンとして、ニコニコしながらうれしそうに大きな画用紙に向かっていた。
 「せんせい、もうすぐ夏休みだから毎日来てあげようか・・。」
 「えっ!! あ ありがとうね。うれしいけど教室の日に来てね。」汗sweat01
 (残念そうに)「・・・はーい。」
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 北国生まれのトトロのDNAは、33℃とか35℃とかの亜熱帯の夏をサバイバルするパワーを持ち合わせず、何年経ってもこちらの夏に打ちのめされる。
 そんな時、彼からメールが来た。
 「アトリエの木曜日夜のおとなクラスに席がありますか?また行きはじめたいのですが・・。」
 山梨の大学と石垣島のインターシップの計5年間を経て、今年こちらの新聞社に勤めはじめた「マサヒロ先輩」君からだった。
 またもやトトロ神様の仕業のように、習いかけていた熟年の女性が「一度で絵の楽しさがわかり、人生観まで変わったのであとは自分で描いてみます。」と電話で仰ったのはマサヒロ先輩からメールのあった日のことだった。だから席が空いたばかり。プチ奇跡はいつものこと。
 「木曜日の席はあります。お待ちしています。」
 トトロは踊る気持ちを抑えつつ返信を送った。
 
 アトリエの教室を始めて、今年で21年目を数える。
 たくさんの子ども達と出逢い、いつの間にか顔ぶれが入れ替わり小さかった子ども達の中にはお母さんになった子もいて時々赤ちゃんの写真つきのハガキもいただくようになった。
 病気もして、復活をして、またいつものようなアトリエの日々を繰り返すトトロは、子ども達を励ましながら、正しく生きて面白く楽しみ、夢を持ち、何か自分の得意なことで社会の役に立ち、広い世界を見渡せて、人との関わりの中で幸福を見つけられる人になって欲しいと願って来た。
 
 「またアトリエに帰って来ます。」
 多くの子がそう言って巣立って行った。
 世間はそんなに甘くなく、みんな県外に勤めたり、県内の大学に行っても逢えなくなったり、それぞれがそこで懸命に頑張っている。
 マサヒロ先輩君は、本当にアトリエに帰って来てくれた第1号になったのだ。
 苦労してアルバイトで貯めた資金で沖縄の新聞社で修行し、あちこちの新聞社の門を叩き、複数合格したのに地元に帰って働きはじめて、新米記者の営業からの修行の日々の中で「なんだかアートに飢えてます。」と、爽やかな青年記者は笑顔でやって来た。自分で購入した小さなマイカーがアトリエに横付けされた。
 
 後輩達とおとなの生徒さん達が拍手と歓声で「おかえりなさい。」のレセプション。サローラ達がこっそりアトリエ時間の中でオシャレな「先輩おかえりカード」をこさえて贈呈式。
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 オヤツの中身がおとなと子どもでは違うから、「どっちにしますか?」と聞くと「それでは子どものほうで・・・」とマサヒロ青年。コーヒーはしんどくなるほど営業の先々で出されるのだとか。だからカルピスとおっとっとの定番。^^
 もちろんトトロ特製、夏野菜のキーマカレー大盛りも平らげてからね。
 「これはすごいことです。」と後輩達はサプライズに感動して、今までたまに訪ねてくれていた先輩を取り囲みさわりまくった。
 あこがれの先輩が本当に帰って来た夜のこと。
 トトロからはただ一言。「ありがとう。おかえりなさい。」
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 とてもうれしくて元気を取り戻したトトロは、金曜に病院の定期検査があり、少し白血球が多いけどおおむねおんなじ薬をいただき、「バタバタ動き過ぎずに。」という条件のもと、土曜のオヤツを仕入れて来たわけで・・。
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 23日土曜日も、ユキノちゃんの絵本熱演読み聞かせで、みんなから感動の拍手が沸き起こり、前半も後半も夏休みに突入した子ども達のパワーが咲いた。
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 夢のような雲の上の家を描いて、ちょっと離して見つめるユシンちゃん。
 満足そうにニッコリしていた。「いい絵ね。」とトトロ。「はいっ。」
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 このソラ君の顔が真剣なのは、BOSSからダルマ落とし(アトリエのはトトロ落とし)の物理的極意を伝授されて挑んでいるから。
 力の加減をマスターした彼は、このあと何度も成功した。
 心配そうに見守るユイちゃんもいいね。
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 この日初めてアトリエけん玉タイムに参加したユシンちゃん。
 アオイ君からコツを教わり、見事に成功。
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 ヒロト君のコマ回しを手伝うトトロ先生。
 夏でも冬でもアトリエは昔の遊び一色。
 歩きながらポケモンを探すなんて「あぶないよねー」とみんなで言った。
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 仲間。なんかちょっと男らしくなったような・・。
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 忘れずに絵を撮ってと持って来るヒロト画伯。また面白い世界だ。
 ちょっかいを出す仲良しソラ君。
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 少しだけ陽も落ちて風のある夕暮れ。
 途中で、納涼祭のため帰宅したMちゃんも、すぐに引き継いで手伝ってくれたユイちゃんも、とても気の効くサローラも、アトリエを支えるステキスタッフたち。
 つなげていこうね。アトリエ。
 また 誰かが帰って来るかもしれないからね。
 「先生、やっぱりスゴイことですよねー。」
 サローラは何度も繰り返して感激しながら帰って行った。
 
 マサヒロ君は人生で初めて夏休みのない夏を迎えた。
 
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2016年7月20日 (水)

夏のはじまり

 五月の旅以来アトリエの日程を一週ごとに、ほぼ連日教室があるdashバタバタウィークと、土曜だけのcloudフンワリウィークに片寄らせていて、フンワリの週には制作仕事や通院や他の用事をいろいろと入れている。

 アトリエに飾るお花が生き生きと保てたりtulipオヤツのまとめ買いも出来て、ちょっと忙しいけれどそのリズムにも慣れるとなかなか便利に思えてきた。
 梅雨明け直前のフンワリウィークには美容院に行ったり、お中元の準備をしたりpencil手紙を書いたりart絵を描いたりで充実して迎えた週末の17日土曜日、Aクラス。
 
 sweat01みんな暑さに負けずにやって来た。
 いつもはるばる県中部の倉吉市からお父さんの車carでやって来るとも子画伯。
 小さな小学生のときに出逢い、loveletter文通し、米子でのトトロの個展のとき面接みたいなこともして、しばらくは物語りを創って送ってくれたりFAXでのやりとりも楽しんだ。想像力のバリエーションがとめどなく「作家になれば?」とトトロは言った。
 小さかった彼女ももう中三。
 このイラストは不思議な内面を表現していると感じる。
 没頭している間は、屈託を忘れて楽しそうだからそれでいいとしよう。
 他の中三諸君も、みんな今はそんな感じだ。
 アトリエに到着して「フーーーッ」と安堵した顔になっている。
 「楽しんで行ってね。」トトロは心でみんなにエールを送る。
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 コーセー君は色にこだわり、ケント君は形を楽しむ。
 gemini双子君だけれど、絵の描き方は全くちがっている。
 トトロは片方だけを褒めないように気をつける。
 一度コーセー君の色の創り方だけを褒めたら、家でケント君が「どうせ僕は下手なんだ。」と言ったらしく、お母さんからうかがった情報をありがたくキャッチ。 どうやらバランスが大切らしい。
 他の兄弟たちでも、きっと同じことが言えるのだろう。
 なかなか難しくて、敏感なみんなの心。heart
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 Bクラスのエミちゃんは、「おばあちゃんの名前がユリだから、百合の花を描いて持って帰ります。」と、一生懸命描き方をトトロに聴いてがんばった
 きっとおばあちゃん喜ばれたことでしょう。
 エミちゃんはとても家族思いの子だ。
 
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 mist七夕のあたりから体調を崩していたスタッフのMちゃんが、ようやく元気になったと来てくれて、手伝いながら粘土で小さなユニコーンをこさえていた。horse
 またアトリエの神様が増えたね。
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 岡山から来るはずの兄妹が子供会の夏祭りでお休みだったから、こじんまりとパチり。camera
 幾分痩せたMちゃんも、受験生のアイカちゃんも、ちょっと淋しいシュンアキ君も、みんなそれぞれいろんなことを心に育てて、そして少しはアトリエで話して
ちょっとだけ悩みを小さくしているようだ。
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 帰り支度をしたあとの束の間のけん玉タイム。
 カンコンclubnote コンコン みんな上手だ。お迎えがいらっしゃるまで音が鳴る。
 見せたい仲間がいるから、ひとりでやるより楽しいんだよ。
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 翌18日の月曜クラスは祝日。sweat01dashバタバタウィークの開始だ。
 wave海の日を祝福するような青い空。
sun この日鳥取の梅雨明けが発表された。
 アトリエの前の電線に、スズメより大きくてカラスより小さな鳥の家族が来ていた。ちょうど到着したカノちゃんと鳥を観察するトトロ。「アトリエを見てるね」
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 オヤツにと、またラクヨさんからクマモンドーナッツ棒が届き、梅雨明けのお祝いにトトロ特製バナナアイスもオマケについた。
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 artアヤカちゃんはまた素敵な描きかけのはじまり。
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 artマオちゃんは海の日だから大きな海。
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 fullmoonカノちゃんは季節の先取り「お月見」。
 左下には彼女のサインが完成していた。pencil
 この日カノちゃんはお母さんと、みんなにクッキーをこさえてきてくれた。
 きれいにラッピングしてあったから、もったいなくてみんなおみやげに持ち帰っていたよ。
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 rain長くて蒸し暑くてたくさん雨の降った梅雨が明けた。
 
 みんなを送って外に出ると夕方の涼しい風が吹いていた。
 アトリエの玄関前のハーブに、今しがた羽化したばかりの透明なちっちゃい黄色の蝶が生まれていた。
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 さあ、夏本番だ。
 みんなも羽化したての蝶のように、また羽ばたきながら大きくなるんだろうな。

2016年7月14日 (木)

梅雨明けの前

 梅雨はまだ続いている。

 たまに晴れてもアマゾン地帯のように蒸し暑い中、9日の土曜日のアトリエのこと。

 やっぱり体調を崩してお休みの子が二人。発熱の連絡が来た。
 
 みんなは水分補給をしながらアートの世界へ。
 ミカちゃんは、トトロ先生の作品に誘発されて「参考にさせていただきます。」と樹の絵をカラフルに進めていた。
 描きながら、そろそろ将来の進路についてのことをいろいろと打ち明けてくれた。絵の力も生かせて、小さな子に絵本の読み聞かせも必要な幼稚園の先生の道に進みたいらしい。「アトリエみたいなことが生かせると思って。」
 体育が苦手なところはトトロと一緒。
 「技術も資格も必要だけど、子どもと関わるには優しさ面白さ愛情が不可欠だから、貴女は向いていると思うよ。」とトトロ。ミカちゃんは自然に人のお世話が出来る子なのだ。小さい子にも自然に声がかけられるし。
 この日、ちょっと読み聞かせのやり方も伝授した。
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 いつもながら手早くイラストを仕上げたホノミちゃんに、カラーペンの分類と整理を頼むと実に手際よく分かりやすく仕分けてくれた。
 目的は「みんなが使いやすいように。」それは何を仕分けするときも同じ。
 いろんなモノがいつのまにかキレイになっているのは、時々誰かがこうしてやってくれているからだ。それはもう昔から。アトリエの秘密の掟。
 この日の新聞にホノミちゃんの顔写真入りで珠算検定暗算最上段の名前を見つけたトトロは「おめでとう。」と迎えると、うれしそうに頬を紅くしていた。
 みんな何かで頑張っているのね。
 はにかみ屋さんだけれど、確かな仕事をしてくれる。
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 愛子ちゃんのドリームタウンのイラストは、いよいよ細かくなってきた。
 これにまた彩色していくらしい。
 まるでヒロ・ヤマガタ画伯のイラストのようだ。完成が楽しみ。
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 自分のクラスの日に都合が悪くて、代替えでここのクラスに来ていたりょうなちゃんもいつものように絵を完成させてから粘土の傑作をいくつかこさえていた。
 
 みんな目的が明確で頼もしいアーティスト達だ。
気がつくと最近のアトリエは「何したらいいですか?」と言う子が居なくなった。
昔はたまにそんな風に聞いて来る子も居たんだけれど。進歩だわ。
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 後半クラスは全員出席。
 目の弱いヒロト君は、こんな風に近づけるとちゃんと描ける。
 他の誰よりも一生懸命で、独創的な絵を描く。
 
 集中力が途絶えている子に「ヒロト君みたいにがんばろう。」とトトロは言う。
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 夜空の星を描きはじめたユイちゃんに、トトロは「もっと暗くしてみよっか。」と声をかける。明るいものを描くときは暗いところがないといけない。
 性格と同じで両方ないと片方が引き立たない。
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 出席カードを提出し忘れていたソラ君が、あとからカードを出す時に「よろしくお願いしますっ。」と礼をしたと、BOSSが感極まって報告してくれた。
 トトロ先生も感動した。彼はホントにちゃんと成長してくれている。
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 どんなモチーフを描くときも必ず淡いパステルカラーにするユシンちゃん。
 アトリエ最年少だし、プール教室のあとに来るけれど、頑張っている。
 小さな身体にファイトとやる気はピカイチだ。
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 今アトリエは畑のグラジオラスが咲き乱れて、出来たての夢街ポスターに彩りを添えている。
 子ども達は何回も「これトトロ先生が描いたの?」と聴いて「そだよ。」と返事をする度に嬉しそうにする。自分たちの先生が描いたポスターをジッとみつめている。その後ろ姿の得意そうな気配に胸がジーンとする。頑張ろうと思う。
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 アトリエの河童のオヤツはトマトだった。新鮮な畑の採れたて。
 みんなは、河童や動物や小さな神様たちにいつも何かを添えて帰る。
 だから、守られているんだね。そしてアトリエは続くんだね。
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 13日の水曜日に、友人の熊田っちの都合を合わせてもらって地元の日本海新聞社に出向いた。3年振りになる。
 トトロのデザインした夢せんべいを大量に仕入れて、ようやく3月の個展取材のお礼の気持ちも込めて。お中元ほど立派にノシはつけずに、「小腹の足しに皆さんで。」というカードを添えて・・・学芸デスクの植田さんが出て来て下さってお渡し出来た。
 BOSS達の9月のコンサートのチラシもお渡ししたり、4月から入社しているアトリエ出身のマサヒロ記者のことをいろいろ話したり・・・。
 何よりトトロの体調を皆さんが案じて下さっていた。
 「15キロ痩せて、もう10キロ戻りましたよ。」と報告。(戻ったらダメでしょ)
 生きる事に益々真摯になって、感謝して、行動して、そんな話をした。
 長いおつきあいの新聞社だ。ようやく前のようにおせんべいをお届け出来てホッとした。「これを持ちまして完全復活です。ありがとうございました。」
 トトロが手術前に遺言のようなメールを米子のデスクに送ったのを、なんと転送で皆さんが読んでいらしたらしい。し・・知らなかった。ご心配おかけしました。
 見えないところでたくさんの応援があったのね。感激。
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 広告部門で修行中のマサヒロ君にもトトロせんべいが届いたらしく、この夜彼からメールが来た。
 
 「おせんべいありがとうございました。アトリエの席空いてますか? また習いに行きたいのですが。。今僕はアートに飢えています。」
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 どんよりとした雨空。
 水分をたくさん吸収して、また挿し木のバラが咲いている。
 
 感謝と行動と、不思議な再会復活と。
 人は季節のように、終わりのない巡り合わせのグルグル渦巻きのような世界でらせん階段みたいに少しずつ進んでいるのかな・・・と思った。
 先日亡くなられた永六輔さんからサインしていただいたことがある。
 トトロは永さんの教えを一つだけ守っている。
 「子どもから手紙が来たら、その日のうちに返事を出しなさい。子どもの数日は1年以上成長しちゃいますから。」  
  (ノ_-。) 合掌
 
sunさあ、もうすぐ梅雨も明けそうだ。暑い夏になりそうだ。sweat01
 
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2016年7月 8日 (金)

七夕ウィーク

 毎年欠かさず願いを書いて笹に飾ってきたアトリエの七夕。

 トトロが入院の時でさえ、ユイちゃんのご一家が小さな笹に大きな祈りを書いた短冊を下げて、そっとアトリエの玄関前に挿していて下さった。
 おかげで続いて来た祈りの歳時記も、今年はBOSSの父上(88歳)が自宅裏山の笹竹をアトリエ用に切って下さって今までにない大きな笹飾りとなった。
 4日の月曜クラスも大きな笹を見た子ども達は俄然はりきった。
 器用なアヤカちゃんは黙々と飾りをこさえつつ「ラクヨさんが元気でいますようにって書こうかな・・」なんて発言。
 神戸からいろいろとお便りを下さったトトロフレンドのラクヨちゃんや、信州のくまたろうさんや、アトリエにお心をいただいた皆さんのことをみんなは忘れていなかったことが、トトロはうれしかった。
 その都度お礼の気持ちをカードにしているものだから、ありがとうの相手のお名前がインプットされるものなんだなぁ・・と、また新たな発見。
どなたから応援していただいたか忘れないことは、何より大事。
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マオちゃんは大木に立体短冊を貼付けるアート。斬新だわ。
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 カノちゃんも一生懸命。
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 またもや2時間が10分に感じられたらしく、「終わるのあっと言う間だねぇ」と記念の一枚。後ろの笹はずいぶんカラフルになっていた。
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 ふと見るとカノちゃんの俳句が置いてあった。
 まだ夏休みではないけれど、先取りの一句。アトリエ五七五・・はやりそうな予感がする。
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 6日の水曜クラス。
 この前よりまた少し元気になったチカちゃん。ひょうきんさが戻った。
 転校生のショウコちゃんが袋一杯に七夕飾りを創って来て
「お母さんとつくりました。」とトトロに差し出した。
 
「わぁ、ありがとう。みんな見てごらん・・お家でお母さんと創って持って来てくれたよ。」「わぁーっ。」
 ショウコちゃんとてもうれしそう。素敵なお母さんだと思った。
 何かを買ってあげるとか、どこかに行ってヘトヘトになるよりも子ども達にとって一番うれしいのは「親と一緒に何かをやる」共有時間の体験だ。
 ましてやそれを大好きなアトリエに持って行って、先生とみんなが喜ぶんだものこれ以上の幸せはないと思う。
 「誰かを喜ばす」という体験をもっと重ねると、ハッピーな人生が待っている。
1607086 ヒメちゃんはこの日誕生日の弟くんのお祝いにと粘土でバラの花をこさえ、みさきちゃんはアレンジして懸命に飾りを増やし、なんだかそれぞれ楽しみながらお互いの席を行き来したり道具を譲り合ったりしていた。
 この日みんなはハッピー群団だった。
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 ショウコちゃんは、包丁まで添えられたスイカを創ってお母さんに持って帰った。
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 連日のアトリエ、木曜夜クラスは7月7日七夕の日。
 サローラが椅子に乗りちびっ子が届かなかったところに飾る。
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 この夜は、ムッチーが残業欠席以外全員集合と新しく参加されたおとなの新人さんが増えて、いろいろと忙しくカメラを持てなかったからせめて見事なカイキ君の作品「みずうみ」をご披露しましょう。
 黙々とひたむきに新作に向かっているな・・と思ったら完成していた。
 彼の夢は「画家とシェフ」。
 なれるかもしれないと思った。
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 この夜は曇りで星は見えなかったけれど、天井まで届いたアトリエの七夕飾りは
みんなの祈りと願いを下げて立派に窓から宇宙へ発信していた。
 トトロは外で県外からいらしているチャーリーさんを見送りながら夜空の雲のその上に向かってお礼を心でつぶやいた。
 「おかげさまで みんないい子です。これからも見ていて下さいね。」
 2016年7月7日・・・・・七夕の夜のアトリエにて。
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2016年7月 3日 (日)

夢の旅

 あんまり暑い日が続くので、トトロ先生は子ども達を心配し、子ども達はアトリエに先生の顔を見つけてホッとして、お互いに(あぁ、元気だ。)と確認し合っている7月のはじまりの土曜日のこと。35℃にも気温が上がったままの昨日、今日。

 いつものように、黄色いエプロンでみんなの色鉛筆を削るMちゃんスタッフ。
 BOSSに手ほどきをしてもらい、柔らかい鉛筆の芯をていねいにナイフで仕上げている。アトリエには鉛筆削りの機械がなくて、全て手仕事なのだ。pencil
 「鉛筆が痛くないようにね。」とトトロ。
 Mちゃんはなかなか筋がいい。
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 こちらでは、壊れた小さな動物のフィギアをボンドで修復しているコウタ君。
 6年生の彼は、いろいろ触って見るのが好きで仕組みを確かめるうちに、つい壊しちゃうこともあるけれど、他の子が壊したものも修理するのが得意。
 
 この机の、あとの3人はみんな違う学校の中三で人生初の受験生となるところ。
 
タカユキ君が
 「俺、社会の事何も知らなかったと気づいてしまったから、なんか色々な事をあきらめそう。」と言った。
 トトロは
 「何も知らないということに既に気づくとは立派よ。ちょっと知ったくらいで分かった風な顔するおとなよりよほどいいのよ。トトロ先生もいまだに分からないことだらけなんだから。ただ肝心なことだけはあきらめずに知ろうとして、それをみんなに伝えなくちゃと思うわけよ。」
 そんなやり取りが続き「ああ、言わなきゃよかった。」と彼。
 「言えばいいのよ。一緒に考えられるからね。君とたくさん話したいよ。」とトトロ。
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 こちら小学生のコーセー君。
 迷いなく、アトリエの神棚にある「コロボックル」を楽しく描いている。
 アトリエのスピーカーの前が「神様コーナー」で、シーサーやコロボックルやお地蔵さんや、粘土の天使が国籍も宗教もごちゃ混ぜで仲良く並んでいらっしゃる。
 この前から河童まで仲間入り。
 みんなは時々そこから神様をお連れして来て描く。
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cloudrain 激しい雨が降りそうな空模様になったので、少しだけ早く帰りなさいと促して、Mr.哲学のタカユキ君は「じゃ。」とアトリエ前で。
 トトロ先生は彼との会話が好きだ。なかなか本質をついてくるから考えさせられることも多い。こうして自分から話すことの出来る子ってなかなか居ない。
 時々トトロは困ったとき、彼に相談することもあるくらいだ。
 もうアトリエに来て9年になるんだね。
 
 旅の道連れが、だんだんに成長していくようで感慨深いものがある。
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 こちらコーセー君の相方のケント君。インクの瓶の遠近感。キレイなデザインになっているし。
 まだ続きがあるけれど「次回仕上げます。」みんな一流のアーティストだね。
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 後半クラスに駆け込んで来た、シュンアキ君。
 トトロ特製、特盛りアイスキャンデーをガブリ。sweat01
 
 このごろ彼は凛々しくなった。
 このあと集中して、ムッしり絵を描いていた。
 家ではお父さん代わりで弟の面倒をみているらしい。
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 こちらの二人は「かき氷」を画面一杯に。snow
 夕方になって、外はさらに熱い風が雲を垂らし込めてムシムシと暑くなった。
 左のエミちゃんの絵にはシロクマまで登場。
 「せんせい、今日はこんな涼しい絵しか思い浮かびません。」
 「いいですねぇ。もう少し暑くなったらオバケの絵本でも読みますか。」
 「おっかなくないのね。」「じゃあ、みんなで絵本つくろっか。」
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 それからみんなは、絵本を楽しんでたくさん笑って七夕様にも短冊を書いて、何度も振り向いて手を振りながら帰って行った。
 そういえば中三トリオのテーブルに「高校合格」の短冊がヒラリと置いてあった。
 名前が無かったから、きっとみんなの分だと思う。・・・・・・・がんばれ。
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 アトリエを片付けて、ガーッと掃除機をかけ「今日のアトリエもよかったですね。」なんて職員会議みたいな話もしながら、働いた達成感に満ちて助っ人スタッフは本当はヘトヘト。
 立派な任務達成にありがとう。(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ
 みんなのアトリエを背負っているうちに色んな事が自然に身について、ホントに素敵な子になっていることを本人達は気づいていない。
 
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 夏の畑の花は、今が盛り。アトリエを夏色に飾る。
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 そして、BOSSたちのコンサートのポスターが完成していよいよ今年の夢街プロジェクトがスタートした。トトロの描いた「旅のこびと」が、さてどっちへ行こうか思案顔。
 サローラとMちゃんは一番に受付スタッフに名乗りをあげた。
 「さあ 行こう。」みんなして、あきらめないで夢街の旅へ。
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 sunsunsweat02 暑すぎる毎日の中で、夢を旅する7月のはじまり。shoe
 

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