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2016年5月 8日 (日)

北帰行・・その2 カッパの里

 福島に泊まった翌朝の30日は、快晴。一路東北道をまっしぐら。

 渋滞も少なく、ひたすら藤の花や山桜を眺めつつ北へと進んで約4時間後・・故郷の岩手山が迎えてくれた。
「ふるさとの 山にむかひて いふことなし ふるさとの山はありがたきかな・・石川啄木」
 岩手山は雄々しく立派な姿を現していて、こちらもまた曇りのち晴れだったとか。別名 霊峰「南部富士」。
 予定より1時間遅れて、実家に4時頃到着。母が待っていた。
 仏前の父や弟に「ただいま」をして、あれこれお土産を分配し明日からの頼まれ事などを聞いてから夕食をいただき、夜はホテルへ。
 足の不自由な母とトトロだから、寝具の出し入れ等が大変なのと、トトロの人工呼吸器の機械を設置したままにしなければならないので昨年から帰省中は駅前のホテルの連泊を利用しているのだ。
 親子が長時間一緒に居るとお互いに不穏な空気になりがちだから、そこはスマートに「じゃ 明日ね。」と立ち去るくらいがちょうどいい。
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 翌5月1日の日曜日は、「遠野に行って見たいなぁ。」と言うBOSSのリクエストで、あの「遠野物語」のパワースポット、不思議な民話やカッパ伝説のある遠野市に向かった。
 途中、盛岡市の端っこに住む「バァちゃん」こと中学時代の合唱部の友人の旧姓○橋さんと落ち会う連絡をしていた。またまた40数年ぶり。
 あの神戸のラクヨが、「トトロ北上中」のニュースを友人達に流してくれちゃていて、ここ最近に息子さんを亡くされたという彼女の事が案じられ、顔を見るために会うことにした。「○橋さん」が「○バシさん」となり、通称「バァちゃん」合唱部の部長でコンダクターだったしっかり者。
 
 向こうは向こうで大病をしたトトロのことを心配してくれていたので、お互いの陣中見舞いとなった。
 くまたろうさんの時は、薄ピンクの服で行くと彼女もピンクだったけど、この日は寒いから水色のコートを着て行ったら・・なんとバァちゃんも同じ色。
 
 涙ぐみつつ「がんばったねぇ。」とお互いをねぎらい、大笑いしながら話をして、お土産の交換をガサゴソとしていたらBOSSが「類は類を呼ぶんだなぁ。」とあきれて笑うし。
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 いつもトトロブログを見て下さっているバァちゃんからアトリエのみんなにと盛岡のお菓子をたくさん手渡され、トトロは鳥取の海産物でこさえた海の幸を手渡した。
 ほんの15分ほどのやり取りは、父の葬儀の帰りに姫路駅のホームでラクヨと会った時間と似ていて「今日は汽車は来ないから、ゆっくり出来るよ。」と二人で笑った。
 「元気でいようね。」と約束して雨の中を手を振って別れる時(みんな辛いことを背負って、がんばっているんだなぁ。)と、トトロのふんばる姿がみんなを元気づけていたことがうれしくも有り難かった。トトロでもどこかで役に立っていた。
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★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
 思ったより長く車で走って、「遠野市」に到着。広すぎるよ岩手県。
 ここ「ふるさと村」は、あの「真田丸」をはじめ数々の時代劇の野外ロケに使われている。この日は小雨で息が白かった。
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 電動車いすを拝借して設置してある長靴に履き替え、自在に走り回るトトロ。
 桃源郷のような昔ながらの田舎風景が再現されていた。
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 どでかい「南部の曲がり家」の中では、語り部のお婆さんが民話を語っていらした。
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 ここは「真田丸」で、池に落ちるシーンを撮影したところ。
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 あんまり美しいので、でっかい人形かと思ったら本物の白馬だった。
 なんだか目と目で話が出来た。その名も「名馬 白雪号」
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 そのお屋敷の中を歩いていると、いろいろな気配を感じる。
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 ふいに障子にカッパの影。Σ( ゜Д゜)ハッ!
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ナビを頼りに、あの有名な「カッパ淵」到着。
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  雨なので、カッパが出やすい日だ。
  新鮮なキュウリがぶら下がっている。
  静かな時間が流れている。
  ここに来たのは初めてだった。
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 竿をお借りして、しばしキュウリを垂らしてみた。
 小さな女の子が「お父さん、カッパさんは出て来ないねぇ。」と言うと
 「そうだね。明日はきっと上がって来るよ。」と若いパパ。
 と そのとき向こうで声がした。「わぁーーーー、キュウリ半分食われた!!」
 真面目そうなビジネスマン風の紳士が半分になったキュウリが下がった竿を持っていた。どこかから「ケケッ」と聴こえた気がした。
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 カッパを祀るお寺の桜は今が満開。
 BOSSは祠という祠に御賽銭を供えていた。
 さあアトリエに帰ったら、カッパのことを報告しなくちゃ。「居たよ。」ってね。
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 翌2日は、母と3人でお墓参りをして市内の用事をあれこれ済ませてから美味しそうな「鬼ラーメン」というお店でお昼をしていたら、満員で相席のご婦人から「今が満開のしだれ桜」の情報をキャッチ。
 宮沢賢治も関係していた「盛岡上水所」の管内の見事なしだれ桜を見に行った。
 レトロな建物や、歴史ある上水設備の古い煉瓦創りの水回り設備の敷地にずらりと垂れ咲く「しだれ桜」。
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 トトロは母と二人で杖をつき、ゆっくりと最後の盛岡の日を歩いた。
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 目に見えるものばかりではない不思議な自然のめぐりの中に、人は生かされているんだな・・と思った。
 思い切って往復2600キロの旅に出てよかった。
 カッパとも同級生ともグンと距離が近くなり、道中会いたいブログフレンドまで居てくれる。
 カッパ淵で竿を持っていたとき、ギュルルーーッと引っ張られて竿を取られそうだった。あの鳥取の大先輩、水木しげる先生が訪れて「ここは本物。」と言われたそうな。トトロもそう思った。
 
 アトリエに小さいカッパの焼物を三つ買った。
 さてさて明日は、帰路につく。不思議な旅になりそうだ。・・・つづく

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コメント

しだれ桜のピンク色のような
優しい時間・・。
出逢うすべてがトトロさんの栄養に・・。
(=^・^=)

うさパン 様
ありがとうございます。
落ち着いて故郷を巡るのも珍しいほどの久しぶりでした。
有名な遠野にも、実は行った事がなくて今回カッパと会いに行けてよかったです。ケケッsweat01 
みんなささやかに、うんと頑張って暮らしているんだな・・・と、あらためて思いました。いい旅でした。・・・つづく・。、。・。、

こんばんは。
東北はなかなか奥深く趣きがありますね。
いつかこの目と身体で確かめてみたいです。
カッパの焼物、楽しみにしていますshine

こんにちは。
久しぶりにあう友達。
何十年も会わなくても、昨日別れたばかりのように
あえますよね。
トトロ先生の旅は、いつも感動的です。
だから、かっぱがやってきたのかも!
信じている人のところには、かっぱも来るんだと思います。

チャーリー69 様
ありがとうございます。
きっとチャーリーさん気にいりますよ、東北。
奥深い神秘と、都会の文化が同居しています。
是非 いつか訪れてみてね。
アトリエではカッパが待っています。
あれ 水曜に披露しますね。

ふうちゃん組 様
ありがとうございます。
今までは自分のことで精一杯だったのですが、ようやく古い友達のあれこれも心配できるようになりました。
相変わらずのタイムトラベルをして来ました。
カッパ淵では、ほんとうに独特のザワッとする気配が感じられて、(カッパさん みんなをお守り下さいね。)と 念じて来ました。
トトロもカッパも似たようなもんなので・・・^^ 仲間ですね。

遠野。
行ってみたいです。
今年のお盆休みに岩手に旅行予定なので
(たくさん休めないので1泊程度になるかもしれません)
平泉やイーハトープなど行きたいと思っていますが
こちらの記事を拝読し
遠野に行きたくなりました。

ホシノ 様
ありがとうございます。
花巻の賢治関係もはずせませんが、遠野もおすすめですよ。
ただ 平泉からはかなり離れていますので、一泊でしたらターゲットをしぼったほうがいいかも。
なにせ 四国全部よりも広い県なので・・。
地図とプランニングを楽しく練って見てくださいね。
盛岡だけでも充分な見どころがあります。

見事なしだれ桜に心が和みますcherryblossom
遠野を訪れたのは、七年ぐらい前だったでしょうか。
やはりカッパ淵へ行き、
なんとも言えぬ不思議な感じがしたのでした。

本当に岩手県って広いですよね^^;

くまきろり 様
ありがとうございます。
しだれ桜もカッパ淵も行った事がなくて・・。
まだまだ未知の岩手県です。
中国地方のほうは、ほぼ行ったのですが・・。
考えてみれば18歳までしか住んでいないんですよね。ふるさと。

広い広いイーハトーブのふるさとです。
今度はいつか東北巡りをあらためてしてみたくなりましたよ。

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