フォト
2025年7月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

« 画家の誕生 | トップページ | ハロウィンの季節 »

2013年10月15日 (火)

秋晴れの旅

先回のブログ「画家の誕生」に、全国の皆様からたくさんのコメントをいただき本当にありがとうございました。本人の陸君もアトリエに来る度それを読んであらためて「2013年は僕にとって大切な年になりました。」と気持ちをひきしめております。

・・・というわけで、私にとっても元気復活の毎日。秋だというのに暑過ぎたり台風の影響で学校が休みになったりと、相変わらず「これまで経験のない」気象の中で、毎日のアトリエは子ども達の乾杯で過ぎていた。

がんばって最後までやり抜く姿勢は、大好きな絵を描くことばかりに限らず何にでもあてはまるから、「陸せんぱい」の存在はそのまま「あきらめない」見本になって、とてもいい影響を広げてくれた。それは私の想像をはるかに超えて、「陸せんぱいが せんせいのてんらんかいといっしょに がかになった。」と小さくてもわかり、まるでアトリエから宇宙飛行士が誕生したかのように、目をキラキラさせて拍手を送っている姿は可愛かった。あこがれが近くにあることのステキさ。

一度友人の車で、私の作品5点と彼の2点を追加しに行って、じぇじぇじぇのびっくり! もう一点彼の絵が売れていたのだ。私はおそるおそるどんな方が買って下さったのか尋ねてみると、いつもこの童画展を楽しみにしていて下さる米子の主婦らしき方や私の作品を必ず買って下さる男性の方だったそうな。「今年はこれ。」と選んで下さったのが陸君の絵だったということで本当に自然なことだった。どこにも力の入らない幸せなアート風景に、さらにうれしさが募り、また彼にメールで報告。そしてやっぱり陸君絶句

日曜はお休みのカフェなので14日の体育の日の休日の月曜だけがチャンスとばかりに、「デビューおめでとうツァー」を計画。秋晴れの列車旅を決行させた。参加はいつものように行きたいと言う子に、「ご家族の承認」を・・の段で、「テストが近いのにダメ。」などの理由で人数が絞られ、私と陸君とアトリエスタッフ見習いのきょうかちゃんと高一のマサト君の4人となった。

1310151

夢街コンサートのねぎらいも兼ねて、ちょうど「緑化とっとりフェア」で美しい「鳥取花回廊」にも立ち寄る豪華プランにした。

1310152 (とっとり花回廊にて)

1310153 (ハープの形のトピアリー)

1310158(チェロ)

1310159(鳥取の梨ソフトクリームで乾杯!)

13101510(陸君の描くクマちゃんのようなトピアリーがあった)



予定通りカフェに到着すると、米子からアトリエに通って来ていて、病気で入院したりした為、ほんの3日前にさみしくアトリエを卒業したヒロユキ君ご一家と県中部の倉吉から来ているとも子ちゃんご一家が既にカフェで待っていて下さった。発熱でコンサートを手伝えなかったとも子ちゃんの兄ちゃんも来ていて、「おかげで小さい子たちがスタッフになってがんばれたよ。次によろしくね。」と言う事が出来た。悔しい思いや残念な子の気持ちのほうを汲み取るように伝えていたスタッフ見習いのきょうかちゃんも、何かを感じて手描きのイラストを手渡した。
1310154(待っていたとも子ちゃんと)

1310155(米子に住むヒロユキ君と)

たちまちカフェは絵の教室さながら、みんなして絵を描きそれぞれ交換したり、カフェに飾ったり、30分もしないうちにアトリエの空気が満ちて、紙とペンとトトロ先生さえいればどこでもアトリエになることがわかった。
1310156


列車の旅ではたくさんの話が出来て、飾らない本音も聞くことが出来た。たまには、ここではない何処かへ移動してみればまた新鮮な明日へ行ける。とてもいい旅だった。
陸君の押す車いすは乗り心地がよかった。
1310157


彼のご両親はその前の土曜日にカフェに行って、オーナーに丁寧に感謝の言葉を伝えられたそうだ。
「ほらね、親ってありがたいよね。」

さて、大切な子ども達に磨きをかける楽しみがまたふくらんで、ちょっとだけ秋めいてきた青空の一日、小さな旅がひとつ終わった。
13101511(花回廊から見る借景、大山(だいせん)も祝福してくれた)

« 画家の誕生 | トップページ | ハロウィンの季節 »

アトリエ日記」カテゴリの記事

コメント

秋晴れの素敵な小旅行でしたね♪

 
陸くんの画家デビュー、おめでとうございます♡ 
初めて誰かの手に渡った作品のこと、その時の感動は、きっと彼の心の中にほのかなあかりのように灯り続けるでしょう

 
ずっと見守り続けその一歩目に立ちあわれたトトロさんの想いが伝わってきます
誰かとかかわり続ける・・・
その大切さや覚悟、想いがなければ、心がなければ出来ないことです

暖かな感動をありがとうございます
いつかトトロさんの作品や陸くんの作品に出会えますように

「デビューおめでとうツアー」
素晴らしい秋の旅になりましたね。
旅に出ると、ものの見え方や感じ方が少し
変わるように思います。いつもとは違った
空気を吸って、新しい気持ちになれるのかもしれません。

陸せんぱいは、小さい子達にとって憧れでもあり、
目標にもなったでしょう。ステキです
アトリエは、これから益々パワーアップして
いきそうですね

憧れが近くにあることのステキさその通りですね。
近くはないけれど こうしてトトロ先生のブログへおじゃまさせていただいていることが
私にとって とてもステキなことです。
鳥取の梨のソフトクリーム とっても美味しそうですね~。
田舎の伊豆は わさびなので…はい…ぴりぴりです。
トトロ先生がいれば どこでもアトリエになるのですね!
大山の写真の紅色が とても心に残りました。
素敵な列車の旅を一緒にしたようで嬉しいです

ひなたねこ 様
ありがとうございます。
子ども達とかかわりながら、自分も育っていくから不思議です。
嘘も見栄も通用しないピュアな子ども達だから、信用が一番。よろこびを惜しまないように、おめでとうのくりかえしをしていると、心の循環が良くなるみたい。
よく私の作品には ひなたのネコが出ていますよ。
ブログ個展ができたらいいんですが。

くまきろり 様
ありがとうございます。
旅に出て 大きな天地に抱かれていると、いろんなことを益々ポジティブに考えられて明るくなれます。今回は広い場所を車いすで移動することが出来たので、翌日まで疲れが残りませんでした。
これからは みんなに押してもらおうと思いました。
そして ステキな先輩と可愛い後輩を育てて行こうと思いましたよ。

旅の空はいいですね。またポエムでご同行させて下さい。

ずっか 様
ありがとうございます。
大山の写真の紅は一面のサルビアでした。
梨ソフト  やっぱりお目にとまりましたね。(*^m^)
伊豆はわさびソフトですか。それもいいですね。
久しぶりの列車はのんびりと楽しくて、みんなそれぞれ自作のおにぎりをいただきつつ、若い会話で笑い転げました。哲学しましたよ。
3号ちゃん一人前になったら是非おいでください。バザーで資金集めといてね−。

素敵な秋の一日旅。読み進めるにつれ、まるで自分も一緒に旅をしている感覚に襲われました。

紙とペンとトトロ先生がいればどこでもアトリエ。
その様子の写真に映るみんなの真剣な表情に、普段のアトリエのもうひとつの様子も想像できます。
にぎやかで、明るくって、でもちょっと真剣で…。そんな環境が近くにあるって、本当に素敵です。

疲れていたのに、旅の余韻がまだほっかほかのうちにUPされたブログ。本当に楽しかったです。

niko-niko様
ありがとうございます。一緒に旅をしていただきたくて、すぐにアップしました。もっといっぱい写真も行ったところもあるのですが、絞って載せています。真剣とウィットと ちょっと元気の無いときと元気一杯の時と、苦手と得意と、かわりばんこに体験していれば 心の丈夫な子になるように思います。
移動アトリエもたまにはいいもんでした。
読んで下さる方があってこそのブログです。
また ご一緒したいですね。

Riku画伯❤ ✿ヾ╲(。◕‿◕。)╱✿・゚:✲:デビューおめでとう~♪

トトロさんの嬉しさが本当にヒシヒシと伝わってきました^^

しかし気持ちの良いところですねぇ~^^
みんな素敵な笑顔^^
そしてまるで本当の親子のよう^^  (-^m^-)ププ

たくさんの子供達の成長を見続ける喜び^^
喜びも悲しみも共に分け合う心の共鳴が 生きる希望になりますね^^
ちょっと羨ましいです^^

あ!梨ソフトはセンスあると思う~♪
でも・・・ わかめソフトって知ってます?w
山口県で食べた事ありw ちょっと微妙w (;^_^A

★おきらく龍★ さま
ありがとうございます。
おかげさまで、毎日、現代版 二十四の瞳 やっております。
いろいろとあるけれど、子ども達目線からの未来を一番に考えて、なにしろ真ん中に絵があるから、頭より先に心のままに行動しています。
子ども達は気持ちを添えた分量だけグングン伸びて、トトロはいつまでもトトロです。笑
こちらのソフトには、らっきょうソフトや白ネギソフトもありましたがやはり ちと微妙。梨ソフトはうんまいですよぉ~~~~。

陸くん画家デビューおめでとうございます!!

ますます凛々しくなりましたね。

かおる先生との小旅行は生徒として過ごすその時にしか味わえない楽しく貴重な経験ですね。

コンサート、小旅行などアトリエでの経験、想い出はこれから先の原動力になると思います。
これはかおる先生と過ごさしてもらった子を見てきた者としての実感です(^^)

ひろ衛門 様
とても貴重でありがたいお言葉 ありがとうございます。
思えば今まで何人の可愛い弟子たちと 小さな旅をしてきたのでしょう。
みんな それぞれ社会人や大学生になって巣立って行きましたが、その中で一番多くの時を過ごしたのが まさひろ君とあきちゃんでした。社会に目を向けるステキな人になってくれてますね。
陸君のつくる旅のマップは、初代まさひろくんのと似ていますよ。
計画して実行して感動して感謝する流れを伝えたいと思っています。
さて トトロもやなせ先生のように 最後まで子ども達と旅を続けようかな。ずっとよろしくお願いします。m(_ _)m

こんばんは。
素敵なストーリー読ませて頂いて心あたたまりました。
僕も絵には興味があって機会あれば一度アトリエをお訪ねしたいと思っています。
子供の頃、人より少し絵が得意だったですかね…。
それで絵を志そうかと思っていた時期もありました。
しかし自分は凡人であることに気づき、あっさり断念しました。
旅行は「鳥取花回廊」に行かれたんですね。
僕も近いうちに写真を撮りに行こうかなと思っているところなんです。
大山の雄姿も胸に迫りますね…。
この間は僕のブログにご訪問して頂き、ありがとうございました。

ロレンツォ69 様
縁は異なものですね。こんなにお近くだったとは。
ご訪問ありがとうございます。
子どもさんだった頃お会いしていれば、今頃は・・・・。
上手いヘタもなくただただ楽しく気持ちを紙に表現するアトリエです。
感性の根っこが育つと、心優しく豊かな人になるかな、とひたすらやっています。ありがたいことにトトロはこれしか出来ないから。
また1人ステキなお友達が出来てとてもうれしいです。
きっと いつかお会いできますよね。
秋の夜長 トトロブログ さかのぼってお楽しみ下さい。私もロレンツォさんのたくさん読みました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 秋晴れの旅:

« 画家の誕生 | トップページ | ハロウィンの季節 »