ドキドキわくわく
さあ、いよいよ次の日曜の17日は「ピアノと絵本の音楽会」本番。
まだ新聞に紹介記事が出ないからヤキモキしてる間に、チケットがほぼ売り切れそうな有り難さ。ちょっとはあるらしいけれど、月曜のアトリエでもみんな「行く行く!」と言って下さった。
準備はというと、そりゃあもうとてもステキなピアノとのコラボの予感が漂って参りましたよ。
いわゆる「劇伴」と呼ばれる大河ドラマのバックテーマの音楽とか、演劇やドラマなどの音楽のジャンルで、人の心模様を音楽で表現する作曲、今回の為の書き下ろしなのだ。
彼女は20代という若さだし、一度しかお会いしていないし、実は私の中には不安もあった。(舞台の本番で感性がピッタリ合うのだろうか・・?)と。そして、メールのやりとりだけでスクリーン映像をつくるボスとの三つどもえのやりとりをくりかえしていたら、時々不思議な現象が起こった。詩を読みたくてメールしようとすると、同時にあちらから同じ詩の提案があったり、映像イメージがピタリと一致したりしはじめたのだ。私の中ではこちらに移住しておられる東北の方たちと、地元鳥取の皆さんを区別なくやわらかな東北弁の絵本ミュージアムでくつろいで、懐かしんで、笑っていただきたいという思いがある。囲炉裏を囲むお茶っこの会みたいに、笑って泣いて、味わってすっかり知り合い同士みたいになって、震災のことも一瞬忘れて楽しんでいただけたらなぁ・・と、心から思うわけだった。
それがだんだんに作曲家兼ピアニストの平尾香奈枝さんにも伝わって、どうやら大丈夫な気がしてきたのだ。だから私は絵の教室のときに子ども達にいろいろと聞いてもらって、東北弁で話しかけたりしてわかるかどうか練習をしていた。
月曜クラスの面々は「アトリエの良識」と私が密かに思っているクラスで、良いも悪いもはっきりしていて、明るく子どもらしいクラスだから、東北のわらべ唄を大きな声で歌ってくれたり、福島からどうして移住しなければならなかったかもよく理解していた。なんとか、ややハスキーながらも昨年のようにインフルも避けて、今のところ読み聞かせの声も出ている私に「せんせい風邪ひいちゃいけんで。」などと、自分ののど飴を分けてくれたりした。
本番とは違う絵本を読んでみて、「今日は、ステージのつもりで読むから聞いててね。」と言うと、ディレクターのように真剣に聞いてくれる顔がとても頼もしかった。たった一人、東京で曲を創っている香奈枝さんに申し訳ない気がした。その代わり満員にしておくからね、と思った。
どうして受験生達も休まずアトリエに来るのだろうと問いかけたら、「ガス抜きじゃないか?」と言う人がいた。たまったうっぷんやストレスをプシューと出し切って、そういえばみんないい顔になって帰って行くし。
今度のコンサートもそんな感じかな。さあ、みんなモヤモヤしたものをプシューーーーーっと抜いて、新鮮な深呼吸しにおいで下さい。ちょっとドキドキしながら待ってっから、おらの東北弁でもゆっくり聞いてけろ。きっと楽しいべ。
先生 お元気ですか?
僕は就職も決まり、東京の生活をスタートさせます。アトリエのことは
ここのブログに来て穴のあくほど見ています。子ども達の顔は昔の自分とダブります。永遠にアトリエに通えると思った時代があったこと忘れません。また、先生は東北の血が騒いで、わらべ館のコラボにパワーを捧げるおつもりですね。この世で一番大切な愛のこと、またみんなに伝えられるのでしょうけど、寒いので命を削らないようにして下さい。大成功をお祈りしています。「きっと大丈夫。」いつも先生から言われたセリフです。
投稿: OB | 2013年2月13日 (水) 21時52分
OBさま
ありがとうございます。社会人一年生おめでとーーーー!!
きっと大丈夫じゃないと思うけど、大丈夫! みんな初めはそうだから。
終着駅はないから、途中下車しながら行ってらっしゃい。
ハッピーバレンタインに乾杯!
人に優しい人が 優れた人だからね。
お互いに 応援 し合いましょう。
私もがんばります。
投稿: アトリエトトロ | 2013年2月14日 (木) 15時13分