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2013年1月16日 (水)

終わりのはじまり

初春の童画展が終わった。

「夢だけど夢じゃなかった。」というトトロの中の言葉のように、たくさんの童画ファンの方々と(がんばれよ)という無言の応援団が足を運んで下さった。

最終日の15日は三連休明けの学校のある日だったので、まだ顔の見えていない数名のアトリエ生徒が気になって、とりわけ昨年から習いに来ている転校生の一平君と三つ子兄弟の一人ケン君がこれを見ておかないと一年間の悔いになるから、前日の晩電話とファックスで5時までにすべりこむように知らせておいたのだった。
1301171(たなかかおるのギャラリートーク)
1301172

会場は最終日らしくおだやかに時間が巡り、ありがたいことにリーズナブルな私の童画小品と大作の殆どが赤丸売却となり、駆け込むお客様は楽しく絵ハガキに時間をかけていらっしゃる。親兄弟のような気持ちで一年振りに来て下さる方たちは、「良かったなぁ、雪もふらずに。」と親身な言葉をかけて下さり、杖を頼りに必死でがんばる私の姿に安心して振り返りつつ会場を後にされる。がんばるところを見せないように余裕の笑顔で立つのがやっとで、力一杯悔いはない。
1301174


ロビーに展示している子ども達の作品までもみなさんが鑑賞して下さることに頭が下がる。
1301173_2(生徒作品展会場)

子ども達の関係者とおぼしき方たちはアトリエ風景の写真を楽しまれてニコニコとお辞儀をして行かれる。準備に手を抜かず写真を選んで良かったと密かにうれしい。何事もていねいに準備さえすれば心残りの無い結果になることを回数を重ねるにつけ確信している。それでもまだまだ、あーすれば良かったと思うことも残るから次回につなげることができるのだろう。

連休中は200人位ずつだったお客様も半分ほどのゆとりで、そのかわり長く滞在されて深い会話が多かった。いつものように時間を工面して受け付けスタッフを買って出たお母さん達は背筋を伸ばして美しく、その子ども達はとてもうれしそうだった。今回もたくさんの方に手伝っていただいた。タブーの言葉は「疲れた。」だ。私がそれを決して口にしてはいけない。辛い顔をするくらいならはじめからやらないほうがいい。それより実際に有り難い方が勝っているから、あまり無理をしなくても自然に笑顔が生まれるしね。

入り口にタイムマシンの機能でもついているように入っていらっしゃる人の顔が昔のままなのも不思議でおもしろい。皆さん童画のような表情になっちゃうのだ。今年もそんな童画展だった。
1301176

さてまもなく閉幕のとき、一平君とケン君の親子がランドセル姿のまま駆け足で間に合った。彼らが全部見終わるまで終わりを延ばした。
「先生って絵描きだったんだ!!!」「そうだよ。」 たったのそのやりとりのために、片付けに駆けつけた高校生の陸君やおとなのスタッフが絵を観るふりをして彼らの帰っていくのを見送った。

1301175(賛助出品/きわい窯の陶芸作品)

ご来場の皆さん、手伝って下さった皆さん、そして陶芸の田原さん本当にありがとうございました。さらに精進いたします。

1301177(親子で楽しむいつもの童画展風景)


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コメント

4日間の童画展、無事に閉幕されお疲れ様でした。
今年はお天気にも恵まれてとてもスッキリした4日間でしたね。
毎年のことながら。年代様々な方がそれぞれの想いを胸に絵を楽しまれている様子がとても伝わってくる素敵な童画展でした。

今回は無事にお務めを果たすことができて私的にも満足感でいっぱいです(*^-^)
まだまだ残りのお仕事に大変だと思いますが、アトリエでは子供達が首を長くして待っていることとと思います。
また今年1年、楽しいアトリエ、楽しいブログネタを期待してます(笑)

疲れがでる時期ですのでご無理なさらないように気をつけて下さいね。

個展終了お疲れ様でした。そして、大盛況!おめでとうございます!!。ヽ(´▽`)/

絵に見入ってる「お子」たちがかわいらしくて、
そのまま童画の中から抜け出したようで、会場そのものが「たなかかおるワールド」だ~~!と、見せていただきました。(*'ω'*)
それにしても、これだけの会場準備や、制作そのもの・・・ものすごいエネルギーを感じます。
充実したお疲れを、また明日への活力に変換するのは、トトロ先生ならでは・・・(゚▽゚*)

私もたっぷりエネルギーいただきました!

かっぱのおやこ様
こちらこそ 「お疲れさまのありがとうございました。」です。
サンタの袋みたいに 一生懸命に準備したことは 伝わるもんですね。受け付けやら準備やらのご協力 助かりました。
本日ふれあい会館に 子ども達の作品搬入してきました。いい感じです。

こうして いろんなところに 小さいけれど温かい灯りを置いてやっていきましょうね。 感謝で気持ちが満腹です。また アトリエでね。m(_ _)m

くまたろう様
遠くから風にのっていらっしゃったかのような ポカポカコメントありがとうございます。思うんですけど、ちょっとの度胸で知らなかった方とコメントし合って 心かよわせてやり取りできるのは 生きる力になるから皆さんもお試しあれ・・・ってね。だって今やくまたろうさんはアトリエになくてはならない存在(くまたろうグッズコーナーがあるし)なんですから。いつかお会いしましょうね。信州大好きです。
今回もあんまり有り難くてうれしくて 疲れは忘れております。このままで明日へ向かいます。春遠からじ。

初めて書き込みます。

うまく表現できないのですが、先生の一言一言がガツン!と響いて、自分の駄目さ、弱さ、をあらためて感じています。
と同時に、感謝の気持ちで一杯ですm(_ _)m先生とお話できて良かった…
また、生徒さんの作品も、どれもいきいきしていてこれまたパワーをいただいてます。
たて続きの作品展でお疲れのところ、至らぬ点ばかりで本当にすみません。。そしてありがとうございます。

なし(梨) 様
こちらこそ お世話になります。
そんなに おっかなくないんですけどね・・。(^-^;
また アトリエでもお会いできるから 元気に明るくしていて下さいね。
梨ちゃんはいい子ですよ。
さて また明日から生徒展がはじまります。ふれあい会館のみなさまよろしくお願いします。(*゚▽゚)ノ

 童画展の成功、おめでとうございます。鶴の恩返しといい、水面下で水をかく白鳥といい、今年最初のアトリエトトロさまの働きぶりは鳥イメージでした。すっかり鳥取人ですね。それはそうです。こんなに大勢の方が、いらっしゃるんですものね。そして、みんなと親しそうに話してますものね。
 今年も、こっそりいろんなことを学ばせていただきました。何事も精いっぱい準備するのが大事。あぁ~、明日はセンター試験だ。

アヤドンさま
ことしも 成功の陰にスタッフ~~~~の皆さんの底力がゆるぎなく、実は受け付けの空気と音楽とグリーンと お客様たちの佇まいが「絵」なのでした。私の描いた絵の子ども達がその風景によろこんで 一層かがやきみなさんに語りかける・・・そんな個展が好きです。貴女たちの姿に自分もいつか受け付けさせて、とおっしゃるお母さんたち。それを見ている子ども達・・。センター試験前の生徒たちもみんな来てくれたから「はい,次はあなたたちが やって見せてよ!!」と バトンを渡しました。白鳥、夕鶴・・?(゚ー゚; どっちかというと 私はペンギン。年に一度だけ個展で羽ばたきます。感謝。m(_ _)m

こんにちは。
最終日にうかがった、山口県民です。御言葉に甘え、コメントを残します。
久しぶりにお会いし、変わらない先生の姿を拝見することができ、とても嬉しく安心致しました。
展示されていた絵、どれも素敵で、中でも宍道湖の絵が一番心に残りました。
まだまだ寒い日が続きますので、ご自愛くださいね。

山口県民さま
こちらこそ ひっさしぶりの再会 とてもうれしかったし安心しました。
すっかり ステキなお母さんになっていらっしゃるから、病気をなさらず絵本を読んで、毛糸を編んで洋服をこさえて、物語をつむいで下さい。
教育実習ではなく 我が子に全部注ぎこんだ愛は実るからね。
そして また貴女のような心豊かな人が育つのでしょう。
遅くなりましたが ご結婚 ご出産 一生懸命な日々に 「おめでとう」

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