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2012年1月25日 (水)

ぼちぼちと・・・

あたたかそうな雪がこんもりと街をくるんでいる。鳥取らしい白いモヘアの冬景色。

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 先週の木曜夜クラスから、今年初のアトリエがゆっくりペースで始まっている。
何かの都合で展覧会に来ていない子が数名いるので、終了した話はササッと済ませて新しい画用紙に今年の初アートを創りだすことに方向を定める。

今が一番いいときだ。
みんなはちょっとだけ学年の上がる直前の成長ぶりをみせている。いつも展覧会の終わった後は、心の満足分だけいい顔のアトリエ再会の日々が訪れる。

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去年仲間入りして、初めて展覧会を体験した生徒が感心して私の顔を見上げるのも毎年繰り返される楽しみだ。
「せんせいって絵を描くお仕事だったんだねぇ。」
先輩たちはちょっと得意げにこう答える。
「そうだで。知らんかった?」

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アトリエは生徒募集をしたことがない。そして、仲間入り希望の子にはいちいち面接をしている。子ども達というよりは、保護者の方がどんな気持ちで絵を習わせたいのか確認するためにだ。だから、方向性がかけ離れているときは他の教室を紹介したりしてギャップを防ぐ。

これからだんだん春になり、受験生達はどこかへ合格して、小六は中学生となる。それでもアトリエを続けたい子は残り、部活などで無理になる子は泣く泣く卒業していく。
小一から高三まで人生の大半をアトリエで過ごせる子も何人かいるけれど、今年の年賀状は途中で卒業した子ども達からいっぱい届いてびっくりした。また会いたいと書いてあるものが多くて、気持ちはずっと続いているんだなぁ・・・と思った。

個展会場に来てくれた若いアーチストさん達からのメールや賀状には「自分ももっとがんばろうと思いました。」というのが多く、これまた素直なコメントにこちらもあたたかく刺激を受けた。
自分以外の人たちの素敵さやがんばりや、深い考えを間近にして自分もやろうと思える素直さをいつまでも持っていたい。まちがっても嫉妬したり羨んだり余計な勘ぐりで身をひいたりしている場合じゃないのだから。そんなものは子ども達の世界には見受けられないから、やっぱり今年も私の師匠は雪のような魂をもつ子ども達かな?ナイショですけどね。

ことしも元気でぼちぼちと雪景色での幕開け。

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コメント

テレビで、鳥取砂丘の雪景色を見ました。
こちらの雪山とも違った、不思議な光景。。。゚.+:。(・ω・)b゚.+:。

>「せんせいって絵を描くお仕事だったんだねぇ。」
に、笑いました。
それだけ、先生と近いところにいるってことですね。(*^-^)

春は待ち遠しいいですが、冬は冬の楽しみを。。たっぷり味わいたいです。
風邪にはご用心ですけどね。。。

くまたろう様
鳥取砂丘の風の芸術は それはそれはたまげるほどの美しさです。
私は岩手からこっちに来るとき「町にもラクダがいるんですか?」と聞いたくらい全部砂かと思ってました。(*´v゚*)ゞ

ラクダといえば カモシカの事件大変でしたね。(。>0<。)
お見舞い申しあげます。しかしかもしかとはしかもかもしか・・・って。こちらは 高そうなイタチやキツネが道にのびてます。

まあ インフルエンザ ご注意下さいね。お互いに。

しかし、ほんと、嫉妬しないということは難しいんでして、まぁ周りの人や相手に絶対覚られないというくらいのかっこつけた生き方はしたいものです。
子どもたちが嫉妬じゃなくて、憧れを感じられるのは、彼らがこれからどんどん成長することを自分でわかっているからかもしれないですね。人生まだまだ伸びしろがある人は、他人の素晴らしさを掛け値なしに受け止めるものなのかも。

アヤドンさま
ほんとですねぇ~。(* ̄ー ̄*) 伸びしろね。
人生まだまだ 伸びしろのあるつもりの大人も 嫉妬しないわけで・・・
つまり つくればいいのね 「伸びしろ」。よしっ 決まりっ******

なにを隠そう 私 たまに 「え~~~、いいな~~」とマジに子ども達に嫉妬してたりしますが。あまり大人に嫉妬したことはないかも。みんなそれぞれの大変さと幸せがあるから、嫉妬より 応援し合いましょうか。

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