テーマは感動
12月4日の日曜日、岡山県との県境にある杉の山々に囲まれた智頭町で、「夢街コンサート智頭版」が催された。
昼と夜の二回公演で、レトロな会場なのに床暖房の驚きの温もりの中、超満員の観客と終わらないアンコールが何よりのねぎらいだった。
この頃ボスとよく語り合うのだけれど、「こうして生きている私達の生き方って、やっぱり死ぬまで終わらない天命・宿命・のようなことだよねぇ。」と。
テーマは感動・・・さらっと言えば、悦びをさしつさされつ分かち合うこと。不特定多数のいっぱいの人々と。音楽も絵も、あふれる思いがこらえきれずに出てくるものだから、いつも絶えまなく喜怒哀楽の火山から、ポコポコと熱いものがたぎり続けていなければならないと。
そして「よろしければいかがですか?」と人前に広げる潔さで、冷めないうちに召し上がっていただこうとする精神をもっているということが全てだ。
「もう結構です。」という方にまでまあまあとしつこく強要するものでもなく、自分だって気まぐれに観たい時にだけ出かけるし、聴きたいものだけ聴きに行く。
地方公演に出向くと必ず親戚や知り合いに出会い、あちこちで個展のときに出会った方も必ず私を見つけて挨拶されるから、いささか躊躇していたけれど「今日はようこそ」と挨拶するのが役目かな?と覚悟して出かけた。
するとアトリエの生徒達が家族と来てくれていて待ち合わせでもしたようにバッタバッタと会っちゃう不思議。しかも倉吉とか佐治とか鳥取県の四方八方から、引き寄せのマジック。何十年ぶりの知人や、会いたかった友達も、手を握り合ううれしいなつかしさ。だから疲れなかった。
いつもと違う時間と空間に旅することは、新しく進む力になる。
送り迎えをしてくれたバンドステージ専属ヘアメイク担当のMさんと、ジャスコで用をしがてら新聞報道震災写真展を見た。あらためて今年の悲劇を目の当たりにして、コンサートや個展の出来る鳥取の平安をありがたいと思った。生きていられる日々を有効にすごそうと思った。ひっこんでないで喜怒哀楽をリズミカルに表現したい。
智頭の町には一年前に亡くなった親友のお墓がある。やっと近くに行くことができた。きっとコンサートがあんなに超満員で、天気予報がはずれてお日さまの光がさしてきたのは、彼女が笑いながらいつものセリフを言ってくれたのかなと思った。「何かお手伝いします」。
天を仰いでありがとうをつぶやきながら私はがんばるよ。
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世の中を動かすのは、力でもお金でもなく 愛のある行動力だということを このブログで学びました。かおる先生のエッセイ集 第2弾が待たれます。子ども達の顔が本当にちゅらさんです。(美人のこと)
天とつながる魂をもって 前を向いて 世の中をひっぱってください。
(・∀・)イイ!
投稿: 沖縄のトトロファン | 2011年12月 6日 (火) 21時10分
お久しぶりです。(沖縄の方はお元気かしら・・)と思っていましたら、強烈なメッセージで目がさめました。(@ @)"
今日、行きつけの病院で、コメントを下さる皆さんがとても素敵だ と言われました。どんな方達なんでしょうね。お顔が見たいです。いつかお会いしたいな。世の中を引っ張るなんて 関節が弱いのでなかなかですが(笑)、前を向いて行こうとは思っています。ちゅらさんたちにもコメント見せます。ありがとうございました。(*^.^*)
投稿: アトリエトトロ | 2011年12月 6日 (火) 21時38分