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2011年3月20日 (日)

どっこい

 つい 先ほど、瓦礫の下から9日ぶりに救出された16歳の少年と80歳のおばあさんの事が報道された。

 人は どっこい生きている。
被害にあったわけでもないのに、この十日間身体中を緊張させて 力を入れてニュースを見ていた私は、関節や筋肉に痛みをおぼえ、馬鹿だなぁ‥と自分で呆れた。聞こえて来る地名は知っているところばかりだし、美しかった震災前の風景もおぼえているだけに、ついムダな力が入ってしまうのだった。

 だけど、やるべきことはほかにある。どっこい生きて行くことだ。自分らしく、明るく、生きて行くことだ。

1103201_2   先日、東北出身の鳥取人の新聞取材を受けていた時に大学合格の報告に来たKちゃん。若い記者さんに記念撮影をしていただいたりしているうちに、私はまた元気が復活した。

   アトリエの子ども達は先生のふるさとが大変なことは知っていても、上手なお見舞いなんか口に出せない代わりに、いつもより明るく振る舞い、ちゃんとした絵を描く。それが一番先生の力となることも知らずに。さりげなく優しいことを普通に出来る子ども達は、きっと全国共通だ。

 次々と巣立ちの報告に来てくれる彼らに、伝える思いはただひとつだけ。
「どっこい生きていくんだよ!」

 巣立ちの春はまだまだ寒いけれど、人の思いは、有り難くあたたかい。

 がんばれ東北! 引き続き同級生のコメント待っています。

(この日の取材記事は3/22付の日本海新聞に掲載されました)

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コメント

 今年はいつまでも寒いですね。被災された方たちがどんなに寒い思いをされているだろうかと胸がいたみます。先生はよく春の雪解けの絵をかいておられますね。春とともに復興の槌音が町中に響く日を祈るような気持ちで待っています。

アヤドンさま
 この寒さといい、去年の夏の暑さといい、天の災いといい・・・地球からの警告としか考えられませんね。ささやかでも懸命に生きて、欲はなく決して怒らず・・
そういう人にわたしはなりたい・・・と、賢治先生の境地にはまだまだ遠いのでした(u_u。)せめてやさしい絵を描きます。★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・

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