ゆきぐつ
年始めの展覧会のために一回だけ休みにしていた教室は、先週の水曜日から「あけましておめでとう」の再開中。
雪の風景に、走って来る子ども達の紅いほっぺがよく似合う。
驚かされるのは、「こんにちは~!」から描き始めるまでの速さだ。
まるでいつもそこに居るような顔をして、入って5分もすると気持ちは画用紙の中を縦横無尽に駆けめぐっている。
心に蓋のない子ども達は、展覧会の手伝いや本番の喜びや、先生との連体感をプラスの栄養にして呑み込んで消化する。
だから私はチャンスを作って体験を手渡そうと思っている。
心にきっちり蓋をしちゃったおとなには、いろんなものが入らないから、賞味期限が出来てしまう。たまには自分で蓋を取って新鮮な哲学を入れ替えるのもいいよね。
私には蓋がないみたいだから、よく失敗もするけれど、子ども達とはなんの壁もなくこうして会えるのが本当にうれしい。
なんだか少し大きくなった子ども達の雪ぐつが並んで、今日もアトリエ時間のあれこれを楽しそうに聴いていた。
(ん・・・? ざしきわらし???)
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