こどもビールの日
運動会のシーズンだ。
この暑い中で、子ども達は文句も言わずリハーサルや本番に土、日を費やしている。案の定リハーサルを終えてアトリエに駆けつけようとしていた子からヘロヘロの声で電話がかかった。「せんせい、あのね家に帰ったら頭が痛くて熱が出ちゃったの。アトリエはおやすみします。」 それって熱中症だよ…!
そんなこんなで土曜日のアトリエはいつもの半分。オヤツは山分け。ゆっくりジブリの歌など歌いながら楽しんでいたのは春に運動会をやってしまった学校の子ども達だった。夏休みの宿題で賞をもらった話などで盛り上がっている。「まさか、お母さんに手伝ってもらったのが賞をもらったんじゃないでしょうね?」とツッコミを入れてみたら一同「・・・
」。「でも絵は自分でかいたよ
」 そしてみんなで元気に笑った。
子ども達と話していると本当に疲れが吹き飛ぶ。「先生、秋の係の神様は忘れてるんじゃないの?」 「春、夏、冬になっちゃったらゲージュツの秋がなくなって、大変だよ。」この世から芸術がなくなったらアトリエは大変だ!とまた盛り上がってしまった。みんな自分がアトリエに「芸術」しに来ていると知ってちょっとびっくり。 コンサートの時の残りの「こどもビール」でカンパイをした。
夕方の空は三色に染められ、満足に絵を描いた子ども達が呼びに来た。
「せんせーい、空がゲージュツだよ!」
« 仁風閣の夢のあと | トップページ | やってみませんか? »
コメント