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2010年8月25日 (水)

応援団

 今日は仁風閣コンサートの裏方をするアトリエファイブの打ち合わせ。あんまりかわいいので日本海新聞の「散歩道」に投稿した。(8/25付 日本海新聞に掲載)

 今年の私は昨年の私より、少しだけ素直な毎日を送っているつもりなんだけど、その理由は、大雪の今年のお正月の出来事だった。一月の個展に向けて毎年のように正月中もアトリエに通い詰めて仕事をしていると、何か外からザックザックと音がして、夜の十時も過ぎた頃なので、(傘地蔵が餅を持って来てくれた)と思って外に出て見たら、そこにはなんと、宇宙 人が二人アトリエの雪かきをしてくれていたのだった。「こんばんは。あのーどなたですか?」 1008252_4 長靴をはいて近づいて見たら、逃げようとしながら「見つかりましたか…」と、宇宙服じゃなくて防寒服の帽子を取って「あけましておめでとうございます」と・・・。あんまり雪が積もって、アトリエの駐車場に車が入れないと思われた近くの生徒のご両親だったのだ。遅くまで仕事の灯りがついているから、何か応援しようと思って、こっそり雪かきをして帰ろうとしたら見つかりました!と、本当に照れておられた。
 人は知らぬ間に応援をしてもらって、おかげさまでやっているんだなぁ、と強く気づかせてもらった。私もこっそり雪かきするような応援をしようと思い、アトリエの子ども達にも伝えた。応援はさりげなく心をこめて、と。

 ところが今年の日照りの夏は、自分が生きるだけで精一杯。応援は秋からにしようと思ってヒイハアしていると、仁風閣コンサートが近づいて応援団がまた現れた。当日庭園でジュースを売って下さるお花屋のHaRuさん、パンを出して下さるコションドールさん、誰かがそっと栄養ドリンクを届けて下さったり、まだチケットを配って下さっている方々。暑いのに、応援団の姿が陽炎のように浮かんで、十五夜の月に手を合わせた。
 応援に気づくと元気が出る。愚痴もため息も蒸発する。今日、タラタラ汗を流してチケットを配って歩いていると、道で「応援しとるで~」と言われた。全然知らないおじさんだった。応援団は誰にも必ずついているんだ。そして、自分も応援団なのね。フレーフレーみんな!仁風閣で会いましょう。

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