七夕の日
思い立って、市民美術展の最終日に子ども達と博物館へ出かけた。ちょうど七夕。ちょうど絵の教室。みんなでアトリエの外へ出かけるなんて、どんなにウキウキしちゃうものか、いつもより行動が素早い。急な思いつきなのに、3人のお母さん達も同行してくださって、車2台に分乗する。誰と誰がどの車なんて、決める必要なしのちっちゃい子どもの大きな心。私はそこらへんがとても好きだ。
入り口で「走らない、騒がない。」と固く約束をして、「ハーイ!」と返事をした子ども達は、会場内に走り去った… 本当は親子で絵を観たり、コンサートに出かけたり、劇場に行ったりしてくださいねー!!!と切に思うわけで、何故ならそれがどんなに感性と想像力の源になるか計り知れないから。 お友達が出演したり出展するから、花を買って行くようなタテマエの義理じゃあなく、あっちこっちの催しを調べて、おにぎりと水筒持参で都合のつく限り、親子みんなで行く体験がとてもいい。義理とタテマエを省略すれば予算もエコだ。一年生くらいまでかな。それが一番楽しい時代は短い。絶対に親の好みを押し付けないで、あらゆるジャンルを体感させてほしい。
私の母は絵が得意じゃなくて、歌もそんなに上手でなかったし、家も裕福でなく二部屋だけの借家住まいだったけど、いつも近所の子どもが集まって遊び、「お話のおばちゃん、歌のおばちゃん」と慕われていた。物語を読んだり歌を歌って遊んでくれるからだ。私は恥ずかしいからそれが嫌だったのに、今、同じことをやっている。
スポーツも勉強も音楽もアートも、新しい自分を見つけて心ときめく毎日を喜ぶための大切なエネルギー源だ。
「先生の絵があったよ~!」みんながうれしそうに呼びに来た。
”親子みんなで行く体験”、本当に大切ですね。心の余裕は、たとえ忙しい毎日でも自分で創り出す必要がありそう・・と、かおる先生の言葉とひさしぶりの『ぽっかぽか』で思い出しました。ありがとうございました。
投稿: しょうからはは | 2010年7月11日 (日) 04時14分
しょうからはは様
親子で体験すれば後から思い出すみたいで、絵に描いている子どもがいます。
遊べるときにいっぱい遊んで下さいねヽ(´▽`)/しりとりだけでもいいんですよ・・がんばらないでね!
投稿: アトリエトトロ | 2010年7月11日 (日) 19時09分