可能性
昨日の土曜日、鳥取市の若葉台保育園で、若いお母さんとお父さん達に講演をして来た。
テーマは「人権」。人権って口で語れる程度のことじゃないから 私はいつも勝手にテーマを変える。原稿を読まず みなさんの表情を見て目を合わせて語りかける。「大丈夫ですよ。」と。こんな私でも、何かの役に立っているんですから、と。
かわいいお父さんとお母さん達は 絵本を読んだら泣き、私のエッセイを開けば涙ぐむ。「心配かもしれないけど、子どもよりまず自分を育てましょうねぇ。まだまだ大丈夫。自然のままに生きましょうね。」と私はいつの間にか、みんなを励ましてしまった。
若桜の個展と市展の作品提出と、講演と、私的ギネスにチャレンジ中の毎日だ。
講演の午後、アトリエの教室で「ちょっとだけ、座らせて」と椅子にかけると、「先生、おとなの仕事して来たのか?」と子ども達が心配してくれた。二つのクラスを見送った夕暮れ、明日もまたやれるエネルギーが蘇っているような気がするから不思議だ。どんなに重たい荷物でも、振り分けてバランスをとり、休みながらだったら運べるもんだ、と思った。可能性はやってみなくちゃわからない。
ゆっくりと頑張って見よう。
« 童画展inWAKASA 開幕の日 | トップページ | 一週間 »

お忙しい毎日、お体にはくれぐれも気をつけてくださいね。と言わずにはいられませんが・・・
保育園のお父さんやお母さんがこんなに集まるなんて、すごいですね。子どもへの虐待のニュースに心を痛めることの多い昨今、若いお父さん、お母さんがアトリエトトロさまのお話を涙を流しながら聴いていると思うと、未来が少し明るくなったような。
「伝える」これは、していただかなくてはならないお仕事です。アトリエにこられる子どもは限られているので、あちこちに出没していただいて、「子どもがいるから楽しい病」をふりまいてくださいね
投稿: あやどん | 2010年6月22日 (火) 09時17分
ありがとうございます。実は今日もあやどんの近くの幼稚園で「お伝え」の出没をしてまいりました。またブログアップお楽しみに!! ( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: アトリエトトロ | 2010年6月22日 (火) 12時28分