旅 その4-ふるさと盛岡
東北自動車道に乗っかって、夜道を北へ北へと走り抜け、仙台近くに一泊。これで盛岡に着く前に既に二泊目。イヤー日本は縦に長ーーーい!
翌、 5月1日は、朝に出発して昼に到着の予定が岩手の一ノ関付近で初の渋滞に出会う。 原因は「故障車」。 そこでノロノロ運転中に、神の粋な計らいか、道の両側にズラリ見事な桜の満開風景。東北は今が春の盛り。長い冬をガマンした花が一斉に咲きそろう。そういえばそうだった。でも、高校生までほかの場所で暮らしたことがないから、日本中似たようなものかと思いこみ、ただ本やテレビでよそを知るくらいのスケールだった。情報も無い時代の、芭蕉や竜馬や、私の好きな吉田松陰先生達は全国を歩いて、さぞ目からウロコの日々だったに違いない。しかも、その時代のもっと前に道をつけて地図をこさえた先人の偉業があってこそだ。渋滞くらいで文句を言ってはバチがあたる。現代人は甘え過ぎだ。
車の列が動き出した時、おもむろにボスがつぶやいた。「動けば進むんだな~」。ウ~ン哲学かも。何事も動かなければ進まない!じっとしているだけでは進まないのだ。先が不安で動けない時もあるが、まず一歩だ。 スガシカオの歌詞を思い出した。
“~あと一歩だけ前にィ~ 進もう~”
盛岡に着いた。両親が待っていた。風は冷たく、岩手山がくっきりと見える。鳥取ナンバー無事到着。片道1200キロ!久しぶりの故郷・盛岡で二日間を過ごす。・・・つづく
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