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2010年5月16日 (日)

旅 その5-帰り道のはじまり

1005162_4   盛岡の街の風景はすっかり変わり、新しい道や建物が増えて、私は目を凝らして昔の面 影を探した。もしかしたら同級生とすれ違っていたかも知れないけれど、お互いに気づかないほど月日は過ぎた。山と川と桜だけは昔と変 わらずそこに在り、それを目当てに街中を一巡りして、家の買い物を済ませて鳥取への土産を物色した。親子の会話と言っても、遠慮の無いやりとりは何だか疲れて、老いた身体の不自由さをお互いに見て見ぬふりの遠慮がち。気をつけて生きてゆくしかないと、二泊目はみんなで郊外の温泉に休み、短い帰省は終わった。

1005161_6  広くて寒くて、深くあたたかい故郷、岩手盛岡。何もかも違う山陰の鳥取に迷いなく移り住んで、あっという間の33年。喜びも悲しみも、病気も元気も風の吹くまま精一杯に生きてきた。

 私を待っているたくさんの子ども達がアトリエにいる。さあて、帰ろうか。またね、盛岡。元気で、みんな。5月3日一路鳥取へ!私達は帰路についた。連休ど真ん中。「どの道帰るの?」「混まない道!」。またボス、即答。
・・・つづく

樹齢400年、盛岡裁判所前の「石割桜」

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宮澤賢治ゆかりの民芸店「光原社」にて。柳宗悦プロデュースの鳥取の民芸ナイフもありました。
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