誕生日に
子ども達からは手作りカード。おとなの生徒さんからは、お花や手作りケーキや調味料。今日の絵の教室が私の誕生日だから、一番うれしいものは元気なカードだと伝えておいたら、雨降りの中を手に手にカードを持って走って来た子ども達。「いいカードだねぇ。素敵なアイデアだねぇ。」と、両手で大切に受け取って御礼を言うと、一人の子どもが「絵を習ってるからね!」と胸をはった。一年坊主は二年生になり難しい言葉を使いたい年頃。「ほんの気持ちですが。」と金比羅さんのお守りを差し出し、「僕が石段を登って買ったから、ご・り・や・く、あるよ~。」と得意顔。 大好きな花屋さんからいただいたハーブに顔を近づけて香りを確かめて、ラベンダーだと気づいた女の子がたずねた。「ねえ、かおる先生って、時を駆けるおばさんか?」 … バレてしまいましたか。
何回も乾杯をして、何回も笑い、病院に行って来た子が微熱を我慢して駆けつけ、天候に左右される喘息気味の二人はヒーコラ息を押さえつつ、それでも楽しそうにしてくれた。歴代の子ども達からいただいたカードは全部とってある。苦しい時にそっと読むこともある。いい誕生日だった。本気の「おめでとう!」は世界の危機を救うかも。
ありがとうございました。
お返しに、今が満開の「二十世紀梨の花」をプレゼントします。
4/11鳥取県八頭(やず)町にて( Photo by Boss)
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